#3 高校アメフト留学 留学先のレベルと練習
こんにちは。金澤です。
今回は留学先の高校のレベルと、シーズン前練習についてお話したいと思います。
僕はロスから北に車で1時間ほど行ったところにあるBishop Alemany High Schoolに通っていました。
Alemanyで一緒に練習したことがあるNFL選手は
•Steven Mitchell (USC→現Texans)
•Devin Ross (Colorado→現Patriots)
•David Long (Michigan→現Rams)
•Vernon Adams (Oregon→現CFL Montreal)
Vernon AdamsとSteven Mitchellはカレッジフットボールファンなら聞いたことがある人も多いかと思います。
Steven Mitchellは数学の授業が一緒で、ウィスコンシン大アメフト部から届いた手紙を見せてもらったことがあります。
Devin Rossは僕がWRで、CBの彼をブロックしようとしたらリアクションが早過ぎて目の前で消えました。
David Longは防具を付けない練習なのに、アグレッシブ過ぎて彼にソックスを破られたことがあります。
このようにAlemanyはトップレベルの選手が多く所属していた強豪校で
当時の学校のランキングは
•National Rank 14位 (全米14位/14,000校中)
•State (CA) Rank 3位 (カリフォルニア州3位)であり、
南カリフォルニアでAlemanyの名前を出せば大体通じました。
次はシーズン前練習についてです。
3月頃からフィールドで実際にアメフトの練習が始まりますが
防具は付けずに7on7の練習がメインです。(ライン抜きでパスメインの練習)
しかし防具は付けなくても普通にランプレーの練習もするので、ラインはもちろんレシーバーもがんがん手で思いっきりブロックします。
今でも初めてLBにブロックしようとしたら手だけではじき飛ばされたことを覚えています。
そして4月~6月にかけてPassing Tournamentといって、7on7の大会が各地で行われます。
(7on7大会の様子で、Josh Rosen(UCLA→現Dolphins)所属全米1位の高校の試合が見れます)
その後7月末からようやく防具をつけて練習することが解禁され、8月末にシーズンインです。
なので実際に防具をつけてからシーズンに入るまで約1か月しかありません。
日本だと春シーズンがある為ほぼ1年中防具を付けて練習しますが、その分練習で怪我をする可能性も高いと思います。
それに比べてアメリカは防具をつけて練習する期間が短いので、法政二高で1年しかタックルアメフトをやっていなかった僕はもっとタックル練習したいなあと思っていました。
個人的な意見ですがアメリカ人は小学生•中学生の頃からタックルアメフトをしているのでタックルに慣れているんだと思います。
また余談ですがAlemanyはプレーブックが用意されず
7on7の練習の初日にフィールドでいきなりコーチにプレーの説明をされて、合わせていくスタイルでやっていました。(シーズン中も)
なので渡米して半年も経っていない僕は全くプレーコールが聞き取れず、
「俺のアメフト留学終わったわ…」
なんて思いながら自らハドルに入っていけませんでした。
その後徐々にチームメイトの手助けもありプレーコールの仕組みを理解できるようになり、最終的には同じポジションのアメリカ人とどっちが先にプレーするか言い争いが出来るようになりました。
ってことで今日はここまでです。
次回はアメリカに留学しなくても本場のアメフトを体験する方法について書きたいと思います。
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