#4 高校アメフト留学 留学しないで本場のアメフトを体験する方法
こんにちは。金澤です。
今回は僕の実体験を基に、留学しなくても短期で本場のアメフトを体験する方法についてお話したいと思います。(主に中学生、高校生向け)
まず1つ目は各大学が主催するアメフトキャンプに参加するという方法です。
(USCのキャンプでbroであり後輩のJumpei選手と)
これは時期が決まっていて6月~7月にかけて全米の大学が中学生、高校生を対象にキャンプを開催します。
だいたい1日で終わり参加費も確か100ドル以下だったと思うので、アメリカ旅行のついでに参加することも出来ると思います。
内容は主にポジション別練習、マンツーマン、7on7、施設見学です。
僕も実際にUSCで2回、SDSU (San Diego州立大)のキャンプに1回参加しました。
USCではランチも支給されて、ハンバーガーとポテチを渡された時はアメリカ感じました。
またUSCは当時
•現Ole MissヘッドコーチLane Kiffin
•現LSUヘッドコーチEd Orgeron
がコーチとして参加していました。
SDSUのキャンプではOccidental College (Division 3)のWRコーチに気に入ってもらい、キャンプ後に電話番号とGPAなど聞かれたこともありました。
2つ目の方法はIMG Academyのフットボールキャンプに参加することです。
(将来は大統領になりたいと言っていた夢追い人TE)
IMG Academyとはフロリダにあるスポーツに特化した高校で、テニスの錦織選手もIMG出身です。
このIMGは週単位でキャンプを開催しており、夏休み期間はいつでも参加出来ます。(オフシーズン中も恐らく可能)
僕も1週間参加しアメフトの練習はもちろん、ウエイトトレーニングやスピードトレーニング、メンタルトレーニング、動体視力を鍛えるトレーニングも体験しました。
英語のクラスも希望すれば取れます。
IMGは世界中から参加者が集まるので、僕の時はフランスやプエルトリコからも選手が来ていて国際交流も出来ました。
また参加選手のレベルも幅広く、小学生〜Division 1の大学からスカラシップのオファーを貰っている高校生までみんなで一緒に練習します。
(当時小学生のジョーダン君。今頃なにしてるかな…)
ただ週によって参加している選手のレベルが低かったり当たり外れがあるのと、IMGに実際に通っている選手とは練習が別なので、短期留学目的で行くのが良いと思います。
3つ目の方法はオフシーズン中にローカルで開催されているキャンプに参加する方法です。
僕がBishop Alemany HSでお世話になったヘッドコーチはQBキャンプを毎年3月~5月に数回開催しており、小学生〜現役NFL選手の教え子まで参加します。
Vernon AdamsやMatt Moore (Oregon State→現Chiefs?FA?)もたまに来てました。
他にも定期的にSNS上でローカルのオフシーズンキャンプの案内を目にするので、そういったキャンプに参加するのも1つの方法だと思います。
そして最後に、僕がこれらのキャンプに参加して感じたのは
アメリカ人選手のハングリー精神です。
練習で順番を守っているようでは一生自分の番は回ってきません。
USCのキャンプは特に人気なので参加人数がとてつもなく多く、
マンツーマンの練習ではそもそも列に並ぶという概念が無いので順番待ちの選手でごった返しています。
自分の出番をめぐった選手同士の言い争いも当たり前です。
そのような状況でも恐れずとにかく前に出て、自分の後ろで文句を言っている選手を背に、何食わぬ顔でセットして初めてアメリカ人と対等に練習出来ます。
それがアメリカでフットボールをするということだと僕は思います。
続く…
Twitter @81tyson