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スプリングS分析「ちらつくのは欧州⁉︎」

 こんばんは、ヒデです。皐月賞トライアルも佳境。今週の日曜日はフジテレビ杯のスプリングSが施行されます。20年の覇者ガロアクリークはその後皐月賞で3着、2018年2着のエポカドーロは皐月賞を勝利するなど、皐月賞につながりやすいこの競走、はたしてどのような馬に有利な傾向になっているのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします。


スプリングS分析まとめ
1.中団前目から外へ差せる馬狙い
2.関東の重賞から来た馬は強い
3.1勝クラスから狙うなら中山から
4.欧州ノーザンダンサー系がいい味になる!

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1.馬場が悪化すれば中団前目が有利に?

 毎年のように馬場が悪化しやすいスプリングS。21年は重馬場、22年は稍重馬場の施行となっています。今年も土曜日の日付が変わるあたりから降り続いた雨の影響で、土曜の中山競馬場は不良馬場まで悪化しました。レース開催終了後すぐに止みましたが、そんな早く回復するわけではありませんので、明日は重馬場での開催がほぼ確実です。
 そうなると参考になるのは21年といえそうです。この年は捲ったアサマノイタズラが先に進んだところを大外を回して差してきたヴィクティファルスが差し切るという競馬になりました。後ろすぎても届かないため、中団よりも前目につけて最後長い脚を使って最後上がってこれる馬が好成績を残しそうです。

 一方枠の傾向は馬場不問で外枠が有利な傾向に。勝ち馬はほとんどが5枠以降から出ているほどです。特に馬券になっている枠の半分以上は5枠以降からスタートした馬でした。特に直線で最内で粘るのはつらく、その後ラジオNIKKEI賞で2着になったワールドリバイバルでも直線最内で粘ったこの競走では凡走しているほどの厳しさ。直線は外に出せる馬に妙味ありでしょう。

2.1勝クラスVSオープン組は相変わらず!?

 昨年も書きましたが、オープン競走出走組VS上り馬の構図は相変わらず。ただ、昨年はオープクラスの競走から来た馬が上位が独占しており、若干オープンクラスから出走してくる馬が有利に。中でも関東の競馬場で施行される重賞の方が好走しています。例えば共同通信杯からは21年の覇者ヴィクティファルスが勝利しているなど2勝を挙げていますし、ホープフルSからのローテでは20年2着のヴェルトライゼンデがホープフルS2着から来ています。そのほか、京成杯などからのローテもよく、関東が中心に。反対に関西の重賞から
来た馬は朝日杯FSから来た馬のみ。きさらぎ賞などからのローテでは馬券になっていませんので、重賞競走から出走してくる馬は関東圏を中心に狙っていくのが良いでしょう。

 一方1勝クラスから出走してくる馬はやはり中山競馬場が中心。特に長い脚を使う必要のある中山芝2200m1勝クラスの水仙賞からのローテがいいようです。20年はガロアクリークが勝利、21年も水仙賞4着だったアサマノイタズラが2着に入ったように相性が良いことがわかります。他場だと小倉からのローテで来ていますがこれはのちに皐月賞を制したエポカドーロのローテ。あまり参考になりませんので、やはり1勝クラスから狙っていくのは中山競馬場を経由するのがよさそうです。

3.制するためには欧州系の血を?

 タフな中山、道悪ということで馬券になるのは欧州系の血を含んでいたり、欧州で成績を残したサンデー系などが好走しやすい傾向に。特に道悪開催となった21年や22年は特にこの傾向が顕著で、昨年はダンチヒ系のアメリカンペイトリオット産駒のビーアストニッシドが勝利、2着にははーびんっジャー産駒のアライバルが勝利しているなど、稍重でもこの傾向に。重馬場の21年もヴィクティファルスの母父はGalileoでサドラーズウェルズ系、2着のアサマノイタズラも母父キングヘイローでダンシングブレーヴにさかのぼれる血統、3着ボーデンはハービンジャー産駒。道悪といえば欧州ノーザンダンサー系が強い、ということがいえるでしょう。
 欧州ノーザンダンサー系が強いというのは今日のフラワーCを見てもよくわかります。該当馬として挙げた4.エミューが豪快に差しを決めましたが、これはハービンジャー産駒で欧州ノーザンダンサー系、同2着のヒップホップソウルも母父ファルブラヴでこちらも欧州ノーザンダンサー系と連対した馬には欧州ノーザンダンサー系が入っていました。明日も欧州ノーザンダンサー系をポイントに見たいところです。

4.該当馬

 それではスプリングSの該当馬を見ていきましょう。

15.セブンマジシャン
外枠〇 差し〇 前走京成杯〇 血統〇

 今年の勝ち馬候補はこれ。前走京成杯は人気を背負いながら3着で少しオイオイとはなりましたが明日のように道悪馬場になるならば血統的にも狙ってよさそうです。母父メイショウサムソンで欧州ノーザンダンサー系を補完できているのは非常によく、ここはついに勝利ということもおきておかしくはないでしょう。期待です。

16.ハウゼ
外枠〇 先行〇 前走水仙賞〇 血統〇

今日ファルコンSを勝利したデクラレーションオブウォー産駒。今日に引き続き明日も狙います。水仙賞を先行して押し切れているあたりで好走できているのは強く、そのレース2着のメイテソーロは1勝クラスを突破。レースレベルは強いですし、先行して押し切る力は同じWar Frontの血を引くアメリカンペイトリオット産駒に負けず劣らず。昨年のビーアストニッシドパターンを期待したいところです。

業務連絡と独り言…

 雨が降るのはあまり好きではありませんが、花粉症的にはありがたい限りです。ただ競馬は難しいですね。土曜日はオッズも馬場もわからないなかでの勝負レース選定でしたので少し迷ってしまいましたが、無事ファルコンSを当てられてよかったです。
 明日の勝負レースに印と買い目を掲載しています。
それでは!
ヒデ

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