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函館記念分析「ハイペース必須で長い末脚が生きる舞台!」

 こんばんは、ヒデです。今日の朝まで降り続いた函館競馬場の雨。土曜日は道悪での施行で、芝コースは重馬場、ダートコースは不良まで悪化しました。
 そう言った中で函館競馬場オーラス重賞、函館記念が施行されます。重馬場施行ならば2年連続、稍重施行ならば2016年以来となります。
 イレギュラーな試行ということになりますが、果たしてどのような馬が有利な傾向となっていくのでしょうか。早速見ていきましょう。


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函館記念分析まとめ!
1.2000m以上に距離適性がある馬優勢
2.長い末脚を使える馬が優勢に
3.斤量増はNG!同斤量以下で
4.キンカメロベルトヴァイスリージェントの御三家に?

1.延長×先行馬が多くてハイペース必須!?

 過去10年、3度あった道悪での施行。そのうちの2回はミドルペースで流れ、前残りはありましたが、基本はハイペースだと思うべきです。
 というのも、この前残りになった時に粘った馬は「2000m以上に距離実績がある」という共通点があったからです。
 2017年1着だったルミナスウォリアーは2200mで勝利経験が、2着で14人気だったタマモベストプレイは万葉S勝利経験が、3着だった7人気のヤマカツライデンも2600mOPの丹頂S勝利経験がそれぞれありました。
 一方で、昨年は長い末脚を使って上がってこれる馬が台頭。結果、ダートの中距離で活躍したハヤヤッコが1着、目黒記念2着のマイネルウィルトスが2着、2000m以上で好走していたスカーフェイスが3着。結局中距離以上で長い末脚を使った経験のある馬が有利に働きやすくなります。

今年も巴賞を先行して好走した馬など、延長×先行馬というパッケージが多く、ペースは流れそう。そのため、距離適性は2200m以上、長い末脚を支えるパワータイプが好走すると考えられます。

2.道悪ならば低斤量で!

 ハンデ重賞の函館記念。やはり好走しやすいのは斤量が下がって追走しやすくなっている馬。最低でも同斤量がマストになっており、斤量が増えている馬に関しては過去10年、1着から3着までが一回ある程度。昨年はサンレイポケットが3人気ながら5着、19年にはレッドローゼスがやはり斤量増に泣いて2人気6着に終わっているなど、やはり苦戦を強いられていました。
 連覇が3連覇を達成したエリモハリアー以降現れていないことから、いかに連続して好走することが厳しいかがわかります。基本的には今年も斤量が増えていない馬を狙っていくのがよさそうです。

 また、前走は巴賞組が意外に苦戦していることも留意しなければなりません。過去5年で見てみると巴賞から29頭が出走してきていますが、うち馬券になったのはわずかに3頭。特に掲示板に入った馬は12頭が出走して1頭も馬券になっていないなど、かなり苦戦を強いられています。
 なぜ同じ競馬場で行われる競走であるにも関わらず馬券にならないのでしょうか。それは、ペースの違いが影響しているのかもしれません。ただ、それはそこまで重要ではないと思いますので割愛させていただきます。一言でまとめれば「ペースが違うから巻き返しが起こると考えるだけで良いでしょう。

3.道悪で重視したい長い末脚を繰り出せる血統

 さて、ここまでの要素をまとめると「長い末脚を使える馬」というのがキーポイントになってきます。それを血統に当てはめていきましょう。
 すると浮かび上がってくる血統は3つ。キングカメハメハ系とロベルト系、そしてヴァイスリージェント系です。
 昨年は特に色濃く出ており
1着ハヤヤッコ→キングカメハメハ産駒
2着マイネルウィルトス→ロベルト系
3着スカーフェイス→ハーツクライ産駒
と1〜3着までこの3系統が入っていることが分かります。これらの馬はいわゆる「末脚持続系」の血統たち。そこからも長い末脚が生きる競走であることが分かります。
 そのほかだと、欧州ノーザンダンサー系が入っているのも好走しやすいポイント。土曜日に行われた未勝利戦では人気になった欧州ノーザンダンサー系のハービンジャー産駒が2着、3着となった馬はキングカメハメハ系×サドラーズウェルズ系でこの二つを持っている馬でした。
 このように末脚の持続などの持続力が重要になってくると考えて良いでしょう。サンデー系×3系統や3系統の組み合わせ、欧州ノーザンダンサー系の3つの血統構成には要注意です。

4.該当馬

 それでは函館記念の該当馬を見ていきましょう。

1.イクスプロージョン
長い末脚○    2200m勝利○ 同斤量○ 血統○

 パワー豊富なのはオルフェーヴル産駒たる所以。それに加えて母父シンボリクリスエスという血統が加わり、非常に末脚の持続力が強くなっています。それを示すように2200mで2勝、不良馬場の新潟大賞典でも12人気3着と好走してくれました。しかし、今回は斤量が増えずに横ばい。この馬に追い風吹いていると言えるでしょう。道悪になってもノーマークならば期待です。

8.ブローザボーン
長い末脚○   2200m勝利○    斤量減○   血統○

 昇級戦というのが気になりますが、斤量が減ってロベルト系のエピファネイア産駒ということで好走条件が揃っていました。冬の中山で勝利しているように、末脚の持続力は相当なものがあると思います。ならば人気の中で信頼できるのはこの馬だと思います。

16.キングオブドラゴン
長い末脚○   2200m重賞2着○   斤量減○   血統○
この馬が現時点(22時時点)13人気というのはいささか疑問が残ります。近走が冴えないといえど京都記念4着、休み明けの日経新春杯は2着。かなりハーツクライ産駒らしい一頭です。休み明け短縮という条件が揃った今回は、かなり好走する可能性が高いといえます。外から長い脚を使って併せ馬のように上がって来れるならばこの馬が中心になってもおかしくはありません。大注目です。

業務連絡と独り言…

函館記念は昨年ハヤヤッコの勝利でだいぶ好きになりました。アドマイヤジャスタとかタマモベストプレイとか当時はどうしたら買えるのかあまりわかっていませんでしたから...…
ただ、今年はかなり人気薄が該当馬。そろそろ好走してくれればと思います。
明日は高配当を得られれば嬉しいです。買い目と見解、印は勝負レースで公開予定です。よろしくお願いします。
それでは!

ヒデ

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