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スワンS分析「もはやマイル!?」

 こんばんは、ヒデです。いよいよ10月最後の開催ということになる中央競馬。今年は久々の京都開催となるスワンSです。京都競馬場はこのあとG1が続きますが、ここはいったんその前哨戦を挟むという形に。果たしてどのような馬が有利な傾向となっているのでしょうか。早速見ていきましょう。
 今回は京都開催時の傾向を主に使用して分析をしてまいります。阪神開催に言及する場合はその都度記載していきますので、特にない場合は京都開催時のデータを主に取り扱っています。ご了承ください。

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1.穴は前にあり!?

 さて、20年以来の開催となる京都でのスワンS。前回20年の開催を見てみると11人気のカツジが勝利して3連単60万オーバーの高配当になっているのですね。このような波乱は毎年のように起こっており、過去5回の単勝回収率は173%となっています。
 この波乱の立役者は「コース」です。何よりもコースが特殊で波乱が起きやすいということでしょう。外枠と差しが有利な傾向のあるコースですが、芝が綺麗な時期で施行されている秋の京都開催では前残りも散見される。例えば前述の2020年。スタートでポーンと最高の出だしだったカツジが直線に立ってもその脚は衰えず。ゆうゆうと逃げ切りました。
 逃げ馬の少ない年ではこのような前残りも散見されますので、差し一辺倒に馬券を狙っていくのは危険だといえるでしょう。相当人気がなければ差しも安定感がありませんので、穴馬は前からやってくると考えるのがよさそうです。

2.マイル適性が必要に!

 非根幹距離で施行されるコースで、1400に強い馬がそのまま強いようにイメージしがちなレースと考え方のできるレース。とはならないのが恐ろしいところ。前走の距離からは推測しにくいですが、マイラーが活躍できる短距離寄りのマイラーが活躍できる舞台と考えるのが良さそうです。
 それは過去5回の京都開催を見てもそれは窺えます。いずれの勝ち馬もマイル重賞3着以内に入った経験がありました。

20年カツジ→NZT1着
19年ダイアトニック→京都金杯2着
18年ロードクエスト→新潟2歳Sなど2勝
17年サングレーザー→デイリー杯2歳S3着、のちにマイラーズC制覇
16年サトノアラジン→富士S2着

 いずれの馬も実績があることがわかります。そのほかにも着内に入った馬も20年2着のステラヴィオは朝日杯FS覇者、同3着のアドマイヤマーズもNHKマイルCを制していました。
 このように、マイル重賞で好走できた馬ほど好走しやすい舞台であると言えるでしょう。
 ただし、短距離向きであることを留意しなければなりません。中距離向きのマイラーとなると微妙になります。1800mで実績の好走歴が多かったグァンチャーレは19年に3人気に推されながらも5着と惜敗、同じく京都1800mの都大路Sを制したダノンメジャーも5人気に推されながら5着とやはり適性がなかったのか馬券になるまでには至っていません。

 短距離でもこなせるようなマイラーが活躍する舞台となりますから、マイラーでも中距離の方が得意な馬には狙えないといえます。ここは要注意です。

3.もはや根幹距離!?血統にも出ている!

 スワンSといえばディープインパクト産駒。阪神開催でもこれは変わりませんでした。21年の阪神開催では1着2着をディープインパクト産駒、昨年10人気ながら2着に好走したララクリスティーヌもミッキーアイル産駒でディープインパクトの孫産駒。さらには何度も挙げているカツジもディープインパクト産駒でした。
 このように圧勝しているディープインパクト産駒たちですが、ご存知の通り産駒はもう少なくなってきており闇雲に狙っても良い結果を得られるわけではありません。
 ではそのほかどのような産駒が好走しているのかを見る必要があります。するとロードカナロア産駒やダイワメジャー産駒など、やはり根幹距離のマイルまたは短距離を得意としている産駒が強い傾向にありました。つまり、ここでも根幹間距離の得手・不得手が産駒成績に直結すると考えて良さそうです。
 また、瞬発力を引き出してくれる欧州系の血も重要になってきます。モズアスコットが来たことからもその重要性が分かるのではないでしょうか。サンデー系と欧州系の組み合わせ。これがこのレースを狙うための条件になりそるでしょう。

4.該当馬


 それではスワンSの該当馬を見ていきましょう。

8.グレナディアガーズ
中枠? 差し○    実績◎     血統○

 高松宮記念以来のレースで休み明け。近年は短距離馬のイメージがある馬ですが、朝日杯FSの覇者。マイルのG1を制している典型的な短距離マイラーと言ったところ。
 Frankel産駒といえば2019年に2着となったモズアスコットと共通。古馬になってからも好走できているところも同様ですから、問題はありません。今回は復活の重賞Vを見られてもおかしくはないはずです。

9.アヴァラーレ
中枠? 差し○     マイル実績◎     血統○
 夏の関屋記念を勝利。重賞ウィナーの仲間入りを果たしました。この馬の武器は瞬発力のキレ。関屋記念では最後の上がり3F32.8という鬼のような脚を見せています。まさしくオニィ!といったところ。
 今回は東の剛腕から西の剛腕へバトンタッチがありますが、そこまで影響もないはず。ドゥラメンテ産駒は少し短距離マイラーといった素質は足りていないかもしれませんが、1400mの春菜賞を勝っており、そこも問題なさそう。有力馬の一頭と考えて良さそうです。

12.ルージュスティリア
外枠○    先行○? 実績○? 血統○

 やはり穴の一頭はディープインパクト産駒から狙っていきたくなるもの。今年出走している同産駒はこの一頭のみです。中京記念以来の重賞勝利のチャンスが巡ってきたと言えるでしょう。
 前走府中牝馬Sは案外でしたが、これによって1400mがベストなマイラーであることが濃厚になりましたから、このレースに限っていえばそれは追い風。穴を開けるならば今回、美味しく狙えるのも今回と言えそうです。

業務連絡と独り言…

 とっておきの穴馬は勝負レースで公開予定です。今回のは本当にとっておきですよ。この馬、全くノーマークなんですけど、かなり面白いと思います。
 やはり二本書くと疲れますね。曲を何曲も聴きながら書いていますが、まとまりがなくなるような気がします。笑

それでは!
ヒデ



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