見出し画像

アルテミスS分析「ポイントは持続!?」

 こんばんは、ヒデです。この間中秋の名月と思っていたのですが、すでにもうお月様は満月に近づいてきています。そんなに時が経ったかと驚きますが、気がつけば10月もおしまいなのですよね。早いものです。来月もJBCにジャパンCと好レースが目白押し。さらに、12月は2歳のG1が行われます。
 そんな2歳G1につながっていく重要な一戦、アルテミスSが土曜の東京メインレース。21年にはサークルオブライフがこのレースの勝ちから連勝で阪神JFを勝利、昨年2着のリバティアイランドも次走阪神JFから三冠まで連勝。来年のクラシックまで繋がる重要なレース、果たしてどのような馬に有利な傾向となっているのでしょうか。早速見ていきましょう。
 それでは本日もよろしくお願いします!

新馬戦診断などはこちらでポスト!フォローお待ちしています。


1.末脚を効かせろ!?

 とにかく末脚を…という東京競馬場らしいレースが展開されるアルテミスS。過去5年の勝ち馬はいずれも上がり3F33秒台で行った馬が勝利しています。特に昨年勝利したラヴェルに至っては33.0の上がりで勝利しており、今年はもしかすると32秒台も見えてくるのでは…?と思わさせるような傾向に。これはとにかく馬場が良いこと、毎年スローの末脚比べになることなどが挙げられます。
 そしてそのスローペースは中盤のラップタイムが緩むことによって起こるもの。昨年のラップタイムを3分割して平均をみると前半3Fは11.9秒、終盤3Fは11.3秒に対して中盤2Fは12.1秒とかなり落ち込んでおり、追込みがより届きやすい馬場になっていると考えることができます。
 結果、前に行った馬と後ろから追い込んでくる馬の両極端な脚質が得をする可能性が高いですので、これからの馬を狙っていくのが良いでしょう。差し馬にはやや不利な傾向となっています。なお、枠の有利不利はあまりありません。

2.初勝利のパフォーマンスを見よ?

 この時期の2歳戦はまだ夏を休んだ馬などが多く、新馬戦または未勝利戦から臨んでくる馬がほとんどを占めます。逆に言えば20年に勝利したソダシのように重賞の実績があると抜け出しやすいということにもなりますが。
 新馬戦や未勝利戦のパフォーマンスを見る面では二つのことを重視してください。一つは上がり、そしてもう一つは足の長さです。
 上がりは先ほど来説明してきましたので補足は不要かとは思いますが、一応。前走で上がりをしっかり出せている必要があります。これは逃げ馬であっても同様で、スローのごちゃごちゃした新馬戦を逃げて抜け出したような馬には厳しい展開になるので注意が必要です。
 そしてもう一つは必要なのは脚の長さ。もちろん加速力は必要ですが、東京の直線525.9mの直線ではその加速したスピードを持続させることも重要になってきます。
 一つ例を出せば21年に人気薄ながら勝利したサークルオブライフ。前走中山の未勝利戦では⑮⑥②と向正面あたりから押して進出を開始すると直線ではすぐ坂をもものともせずに抜け出し快勝。この長い末脚が次走のここ、アルテミスSでも生きたということになりました。
 これは昨年のラヴェルも小倉で同様の競馬をしていましたし、リバティアイランドも新潟の長い直線で加速し続けました。このような加速力を持続できる馬が有利な舞台となっているのです。

3.加速力と持続、ならば欧州系。

 これは明日の天皇賞の分析でも出てくると思いますが、今の時期でも欧州系が重要だよということが言いたいのです。長い直線で末脚を持続させると言えばキングカメハメハの系譜。今の種牡馬事情で言えばエピファネイア産駒も同様の傾向にあると言えます。
 この二系統はやはり、アルテミスSで好走しています。21年の開催は特に顕著に出ていました。1着サークルオブライフはエピファネイア産駒、2着ベルクレスタはドゥラメンテ産駒(キングカメハメハ系)、3着のシゲルイワイザケもエピファネイア産駒でした。この傾向を愚直に信じるだけで三連複19000円の配当を得られたわけです。昨年もやはりリバティアイランドが来ており、この傾向が優位なのは疑いようがないでしょう。
 さらにその前の年20年も母父キングカメハメハのソダシが勝利、2,3着もキングカメハメハ産駒といかにこの傾向が強いか分かるかと思います。

 血統面を見る時はとにかく欧州系が強いかを見ていきましょう。それに前述の傾向を当てはめていけば的中につながるはずです。

4.該当馬

 それではアルテミスSの該当馬を見ていきましょう。

1.ライトバック
内枠○? 差し○    前走○    血統○

 新馬戦は最後方から残り200mを過ぎたあたりから一気に進出開始、しっかりと差し切って勝利しました。その末脚は32.8秒。今年の新潟開催では有数の新馬戦だったと言えるでしょう。今回も長い脚を使えば来れないわけではありません。しっかり外に出せれば一気に抜け出すことも可能です。
 Exceed And Excelは長い末脚を補完してくれるタイプのDanzig系。血統面にも不安はありません。

6.ミエノブラボー
6枠○? 差し○    長い脚○   血統○

 未勝利戦のパフォーマンスはまさしく圧巻。後方につけて3コーナーあたりから進出を開始すると、馬群の最後方についた直線から大外一気。中山の短い直線であのパフォーマンスを発揮できるのならば東京は条件好転といった形。
 リオンディーズ産駒はあまり東京が得意というわけではありませんから、もちろん展開の注文も必要となります。ただ、今回はそれも向きそうですから期待できるでしょう。

9.スティールブルー
外枠○? 差し○ 長い脚○ 血統○

 長い末脚という点、キングカメハメハ系の産駒であることなどを考えると後方から末脚を発揮しそうな馬です。超がつくほど相性良い系統ですから、多少の不利はなんとかなるでしょう。
 さらに今回はルーラーシップ産駒で外枠に入ったのもプラスに働くはずです。人気ではありますが、チェックしなければならない一頭だと言えそうです。


業務連絡と独り言…

アルテミスSといえば2018年の開催。POGに選んでいたエールヴォアを応援しに府中に行き応援馬券を握っていました。3着になったので良かったのでしょうが、勝つと思っていくとがっかりきてしまいますよね。今年はみなさんのPOGが出るのでしょうか?
それでは!
ヒデ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?