見出し画像

武蔵野S分析「今年は差し台頭!?」

 こんばんは、ヒデです。秋の東京開催も今週を含めて3週間となりました。あと6日しか東京開催がないと思うと時の流れって早いですね。もう師走です。今年最後の東京ダート重賞武蔵野Sが土曜日の東京重賞。近年は有力馬がしっかりと結果を残していますが、本来は波乱の起きやすいダート重賞。はたしてどのような傾向となっているのでしょうか。早速見ていきましょう。
 それでは本日もよろしくお願いします。

X(Twitter)のフォローもよろしくお願いします。


1.芝スタートならば外枠有利に!

 いつも通りのコースバイアス。東京競馬場はコースバイアスが結果を大きく左右するレースが多いように感じます。それは武蔵野Sも例外ではありません。

 東京競馬場のダート1600mはタイトルの通り、芝コースからスタートして1Fは芝コースの上を走るコースです。そのため、スピードに乗りやすい外枠のほうが有利な傾向に。3・4枠、6・8枠が有利となっています。

 このように年によってばらつきがあるのは先行馬がどこに集中しているかによって有利なコースが変わるからです。例えば内枠に先行馬が集まった場合、かなりのハイペースでレースが進むため、経済コースであるイン側を回ってきた馬が有利となります。
 一方で外枠に先行馬が集中した場合は一転してペースが落ち着きやすく、コース本来のバイアスである外枠が有利になるのです。このようなバイアスの変化がありますので見極めが必要になるコースなのが東京ダート1600m。

 ちなみに今年はどちらかといえば内枠に前に行きたがる馬が乱立。先行馬の比率が多いように思いますので、今年は差し優勢で波乱が起こる可能性も高いといえるでしょう。武蔵野Sでは珍しい並びで、18年フェブラリーSに近い波乱予想です。

2.上りを制して差をつける!?

 今年のように差し優勢となりそうな年には差しを決められるかがポイントになってきます。東京ダートでは常に必要になりますが、先行勢は厳しい年だけに、馬券になるのは差し馬優勢になると考えてよいです。

 例えば差し決着になった20年。1着はユニコーンS勝利など、東京ダートの重賞を差して存在感を示していたサンライズノヴァが勝利。2着に入ったソリストサンダーは北海道シリーズで差す競馬でオープンに昇級と力をつけてきた馬。3着になったエアスピネルも阪神開催となったプロキオンSを差して2着と実績を残した経験があるなど、確実の差し力が必要になります。
 オーソドックスにはなりますが、東京のオープン競走や重賞、それに他のオープン以上で差した経験のある馬は好走するため、確実にマークしておかなければなりません。

 また、少し出ましたが、北の舞台から南下してくる馬には要注意です。これは近年の傾向なのですが、南部杯(盛岡Jpn1)や北海道シリーズから来た馬の好走が目立っているのです。
 例えば21年の開催は特に顕著に。1着ソリストサンダー、2着エアスピネルマイルCS南部杯からのローテでしたし、3着オメガレインボーは函館で施行されたエルムS2着からのローテでした。
 このように北からやってきた馬が好走を果たすことも多い舞台ですので、今回もそれを気にしたほうがよさそうです。

3.米国系の天下太平!?

 天下太平というと少し語弊があるかもしれませんですが。米国系が強いことは疑いようがありません。

 ただし、それはどちらかというと長い脚を使えるタイプの米国系が好走していることを触れておかなければなりません。これまで馬券になったタイプ、とりわけ北からきた馬の好走を見ると長い末脚を使えるタイプが好走しやすいということになります。
 だからこそキングカメハメハ産駒のエアスピネルが好走したりできていたのだということもできます。昨年2着のLemon Drop Kid産駒でkingmambo系だったこともそれを示しているといえるでしょう。

 サンデー系と米国系の組み合わせやkingmambo系とサンデー系の組み合わせが大抵の場合活躍していますので、このあたりを意識してみましょう。

4.該当馬

2.ベルダーイメル
内枠〇 差し〇 前走〇? 血統〇

 前走は不良馬場の中先行して2着。新たな境地を切り開きましたが、これは苦肉の策といった印象。その前までは差しで結果を残している馬ですから、良馬場ならば再び差しに回ることも想定できます。特に今回はこの馬よりもダッシュ力が勝る馬も多いので、意図せず差しになる可能性が高いのも事実です。
 したがって、今回はインからうまく立ち回れば好走できるはずですので、激走に期待したいところです。

5.セキフウ
3枠〇 差し〇 前走△ 血統〇

 今年のエルムSをうまく立ち回って好走。重賞を勝利しました。前走の日本テレビ盃は展開的に差し馬が向いている舞台ではなかったですから、好走とはなりませんでしたが、それでも4着は立派。今回は差しが十二分に発揮される舞台。3枠も内枠過ぎずにいい枠ですかrあ、好走も十分に考えられます。期待です。

14.ヴァルツァーシャル
外枠〇 差し〇 前走△ 血統〇

 今回は全く人気がありませんが、前走は2人気8着。しかしこれは前が極端に有利な馬場でしたから、この馬が使えるようなハイペースにはなりませんでした。これは展開が向かなかっただけといえるでしょう。
 上りが出せていないだけですから、今回は逆襲に期待。こういった馬が波乱を巻き起こすのです。

業務連絡と独り言…

 noteを初めて一年たったのが今週くらいということになります。毎週のように見ていただいているかた、本当にありがとうございます。そして、今回たどり着いて最後まで読んでいただいた方も本当にありがとうございます。明日も頑張って書きますので、どうぞよろしくお願いいたします。
それでは!
ヒデ

いいなと思ったら応援しよう!