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日経新春杯分析「狙い狭ければ穴も見つかるはず?」

 おはようございます。ヒデです。今年最初のG2、日経新春杯が明日行われます。過去3年は中京競馬場芝2200mで施行されており、今年は京都芝2400mと距離も違えば場所も違う、回りも違うという傾向が全く異なってくるということになります。
 直近の京都開催では11人気のエーティーラッセンが3着に入るなど、一筋縄ではいかぬ競走。果たしてどのような馬が有利な傾向となっているのでしょうか。
 今回は過去5回の京都競馬場で施行された傾向を主に分析していきたいと思います。
 それでは本日もよろしくお願いします。

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1.内枠先行が有利な傾向に!?

 京都競馬場芝2400mは4コーナー奥のポケット地点からスタートし、直線を名いっぱい使うレイアウト。そこまで枠の有利不利はないように見えますが、実は内枠有利な傾向になっています。
 過去の日経新春杯でも2勝が1枠、3枠が2着2回に3着1回、4枠も2勝と内から6枠くらいまでが有利な傾向になっています。8枠は10頭が出走して馬券内はゼロとあまり向いているとは言えない傾向に。内目の枠、特に1・3・4枠が有利だと思うのが良いでしょう。

 そして前目に付けている馬のほうが有利な傾向になっており、1~7番手で3角を通過した馬は【 3- 4- 4-24/35 】でほとんどの馬がこの条件に該当。
 唯一3着以内に追込み勢が台頭したのはアイトーンやアフリカンゴールド、それにサラスなど錚々たる逃げ馬が一堂に会した2019年。この時は前半1000m58.3秒で通過するなどかなり早いペースで進行した。
 今年は逃げ馬という逃げ馬は不在であり、スローペースで進むのが濃厚。この年は参考程度にとどめておくのが良いでしょう。

 したがって、内目の枠×4角7番手以内に入れそうな馬を中心に狙っていくのがよさそう。一つの指標として前走10番手以内で3角を通過している馬を狙っていくのがよさそう。

2.狙いは針に糸を通すほどの狭さ?

 ローテー的に狙いたいのは意外に簡単で、昇級戦の馬を狙えばよいのですが、今年は0。格上挑戦馬しかいません。さらに前走オープン競走の馬は馬券内0と全勝重賞以外は狙いにくいレースに。

 前走重賞組のねらい目は二つあります。一つは前走菊花賞組。掲示板を確保していた馬は勝率100。18年菊花賞5着のグローリーヴェイズと16年5着のミッキーロケットも翌年に勝利といった傾向です。今年も4・5着馬が参戦しており、見逃せない傾向となっています。

 そしてもう一つの条件は前走中京組。当時12月に施行されていた金鯱賞や中日新聞杯で人気だった馬は押さえておきたいところ。実際に16年の競走では15年金鯱賞2人気8着だったレーヴミストラルはこの競走でも2人気に推されて見事勝利。巻き返した経験があります。

 今年はローテー的にこの辺りしか狙える要素がなく、全頭4着以下と混戦模様。よって、好走ローテーを満たすには針に糸を通すほど狭い条件を潜り抜けなければならなくなっています。

3.Theサンデーキンカメ系!?

 今もあるかわかりませんが、ゲームでありましたThe Simpleシリーズ。それを思い出すようなシンプルさになっているのが日経新春杯の血統特徴。
 過去5回に京都競馬場で施行された日経新春杯はサンデー系とキンカメ系しか連対していない他、馬券になった馬でも一頭を除いて馬券内を独占しています。
 ただ、細分化していくとキングカメハメハ産駒やディープインパクト産駒などギリ使えそうな血統もありますが大半がステイゴールド産駒やマンハッタンカフェ産駒など、使えない場合も多々ありますので大系統だけにとどめておきます。
 なので注目となるのは中距離向きのキングカメハメハ系種牡馬、ディープインパクト系の種牡馬やステイゴールド系の種牡馬となりそうです。

 一方母父もあまり参考にならない傾向となっており、欧州ノーザンダンサー系や米国ミスプロ系、それに米国ノーザンダンサー系が好走する傾向。
 次点がロベルト系と欧州ナスルーラ系となっていますから、日本の芝に合えばOKな説も。先週の琵琶湖特別もそのような傾向になっていましたので、中距離持ちそうな血統であれば良い。というような認識で大丈夫そうです。

4.該当馬

 それでは日経新春杯の該当馬を見ていきましょう。

4.サヴォーナ
内枠◎ 先行〇 前走〇? 菊花賞掲示板〇 血統〇

 グレイトフルSからのローテーは20年に勝利したモズベッロと同じ。しかも過去5回2勝の菊花賞5着という実績馬。ハンデ戦で54キロはタイム差なしで6着だったハーツイストワールと2キロ差。この差はかなりでかく優遇されていることがわかります。
 キズナ産駒は3着が多いですが複勝率50%を誇るなど、成績も高いレベルで安定。今回の好走、そして田口騎手の重賞初制覇も夢ではない合致度です。ひょっとするかもしれません。

6.ディアスティマ
4枠〇 先行〇 前走△ 血統〇

 相性の良さはお墨付きのディープインパクト産駒。前走は外枠でスタート一息、逃げられず。今回発馬できれば一気に巻き返す可能性を秘めている一頭です。
 ムラ駆けするタイプではありますが、内目の枠に入ることができた今回はかなり期待できるのではないでしょうか。個人的にはワイドの軸として買いたいですね。

13.サヴォーナ
8枠× 捲り? 前走◎ 血統〇

 こちらもキズナ産駒。2200mを超えると安定感がかなり強くなる特徴を持っています。産駒自身は8枠歓迎、菊花賞5着もこのメンバーでは上位の実績であり、そこまで割引要素はありません。
 それにしてもこの不利な8枠をどのように克服していくかというのがポイントになっており、手放しの評価はできない印象。
 それでも実績通りに走れば好走間違いなしで完全に切ることはできません。それで痛い目を見るのは有馬記念で最後にしたいところです。

業務連絡と独り言…

 先週から会った人の多くがインフルエンザになっています。私が移したみたいになっていますが、私自身は元気です。それだけ流行っているということなのでしょう。
 来週は船橋でブルーバードカップ、ヘタるわけにはいきません。皆様も体調管理を万全に、お体ご自愛下さい。
 それでは!
ヒデ

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