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差しは差しでも持続差し!? エリザベス女王杯分析

 こんばんは、ヒデです。いよいよ今週はエリザベス女王杯が行われます。昨年は◎アカイイトで大的中となった思い出の競走、この節目にnoteをはじまることとなったのも何かの縁だと思います。
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今年はどのような競走になるのでしょうか、早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします!

1.差し有利は今年も...!?


 昨年の例に倣うと内の芝が痛みだす頃ですが、今年は昨年ほど芝が荒れていません。土曜日に内回コースで行われた岸和田S(芝2000m)でも4.ニホンピロスクーロが逃げ切って勝利するなどまだまだ内側がそこまで傷んでいない印象を受けます。
ただ土曜日に施行された内回り1周レースはいずれも2000mであったことから先行馬有利であったことが想定されるためあくまで参考程度にとどめておくほうが良いでしょう。下り坂で始まる2200m差し馬有利に傾きますから、昨年に引き続き差し馬に注意が必要でしょう。

2.今年も実直に延長ローテで...!?


 過去5年の連対馬は全て延長馬から出ているのは面白いところ。エリザベス女王杯では同距離ローテよりも延長ローテの方が届きやすい傾向にあるようです。前走別で見ると昨年の覇者アカイイトを出した府中牝馬Sが1番の活躍馬を出す好走ローテ。過去5年ではアカイイトのほかにも20年2着のサラキアや17〜19年に3年連続2着に食い込んだクロコスミアも毎年府中牝馬Sからのローテでしたので今年も府中牝馬S組には要注意です。
そしてそれ以外のローテで注目したいのは阪神競馬場での実績。2016〜2020年の5年間に1頭しか馬券になっていなかった秋華賞からのローテですが、昨年は2頭しか出走していないにもかかわらずステラリアが馬券になっていました。このことからも阪神競馬場の重賞で実績がある馬は狙っていきたいところです。
穴馬として狙いたいのは阪神芝2000mで差しきれなかった馬。前述のステラリアは秋華賞上がり2位ながら6着、同年9人気3着だったクラヴェルも6月のマーメイドSで上がり最速ながら2着、20年3着のラヴズオンリーユーもその年の鳴尾記念で上がり最速ながら3着と阪神代替開催開催では阪神芝2000mで差し損ねた馬に注目です。

3.延長が得意な末脚持続型に光明差し込む...!?


 昨年の馬券圏内馬を見てみるとキズナ産駒とエピファネイア産駒でしたが、このレースは上記のとおり延長ローテがハマりやすい局面だけに延長が得意な血統が活躍しやすい傾向にあると言えるでしょう。今年もエピファネイア・キズナ産駒には注意が必要です。
 そしてこのコースは瞬発力で上がれるコースではありません。それには直線が短すぎます。それでも差し有利になっているのは持続力やパワーを活かして上がって来れる馬が活躍しやすいということになります。そのため父母父にストームキャットが入ってパワー系となったキズナ産駒や末脚持続型のロベルト系、ドイツ牝系、キングマンボ系などが活躍しやすい競走と言えるでしょう。末脚を持続できるタイプの差し馬を狙っていくのが吉となる可能性は高そうです。

4.該当馬


 それではここからはエリザベス女王杯の該当馬を見ていきましょう。

8.アンドヴァラナウト
差し○ 前走府中牝馬S◎ 阪神実績○ 血統○

 前走府中牝馬Sでは上がりを使って3着、ヴィクトリアマイルから差しに回った効果が着実に現れ始めています。昨年の秋華賞で3着となるなど阪神の実績も十分。延長も大丈夫なのは前走で証明済ですからここも期待です。

14.アカイイト
差し○ 前走府中牝馬S○ 阪神実績○ 血統○

 昨年の覇者ながらここで人気が落ちるのははっきり美味しい気がします。キズナ産駒は外枠延長非根幹距離というこのパッケージが大好物で、昨年の激走もこのパッケージが揃ったからこそ。今年不安なのは昨年ほどの勢いがないことと、前走ほどの勢いがないこと。馬券の相手としては引き続き期待できるでしょう。

15.ライラック
差し○ 前走△ 阪神実績○ 血統○

前走は条件的に悪くなかったにも関わらず最後方からの追い込みが届かずの10着。とはいえ勝ち馬とは0.8秒差、上がり2位と着順ほど軽視する内容ではありません。昨年のステラリアのような激走を期待してもよさそうです。ラッキーライラックのような差し切りを期待できそうです。

そのほかで気になるのは5.マジカルラグーン。タフなスタミナ比べであれは欧州仕込みのこの馬が活躍するかもしれません。ただそれは前にいければという条件付きにはなります。

今年も荒れそうな匂いはぷんぷんしていますからそれを射止めることができるかというところでしょう。楽しみです。
それでは!


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