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北海道スプリントカップ分析「JRA以外のコースでの実績を見よ!?」

 こんにちは、ヒデです。6月に入って始めてのダートグレード競走、北海道スプリントカップが行われます。ダートグレード競走の整備する「全日本的なダート競走の体系整備について」のお知らせの通り、来年から8月に開催され3歳限定の競走になるこの競走。
 3歳との混合戦は今年が最後となりますが、はたしてどのような馬に有利な傾向となっているのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします。

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北海道SC分析まとめ!
1.先行馬が圧倒的!
2.枠は少し極端のほうがよい?
3.JRA以外のコースから!
4.米国に1番近い競馬場。それは血統も!

1.どんな競走?「平均の4角通過順は前残り!」

 門別競馬場は砂厚が12cmと日本屈指の深さを誇ります。タフな展開になりますので、差してくるのも至難の業。
 過去5年の平均4角通過順位は3.8と先行馬が圧倒的に有利な傾向となっています。また、昨年ダンシングプリンスが逃げ切りましたが、普段は逃げ切りがなかなか決まらないレースです。2019年には2番人気のシュウジ敗れています。もちろん、地元北海道の馬が逃げているため玉砕しているケースも散見されますので、後ろが有利と言うわけではないでしょう。基本は前有利と捉えるべきです。

 枠順的には内枠と外枠が有利。中枠はやや不利となっています。基本的に門別競馬場のダート1200mは外枠有利な競馬場ですから、枠は参考程度に捉えておきましょう。

2.好走ローテは?「JRA"以外"からのローテで」

 過去5年の前走を見てみると、JRA以外のレースから出走してきた馬が全体的に好走しています。昨年1着のダンシングプリンスはサウジアラビアのリヤドダートスプリントから、21年の覇者ヒロシゲゴールドは東京スプリント5着から巻き返し、20年の覇者メイショウアイアンは北海道所属、19年はヤマニンアンプリメはかきつばた記念2着からと、4年連続JRA以外のレースから出走してきた馬が勝利していることになります。
 これらの傾向は前述の通り、門別競馬場が非常にタフなコースであるため強く出ているからだと考えられます。直線は長いものの、持続力が必要なのは他の地方競馬に近いもの。それがカーブなのか直線なのかの差です。
 そのため、地方競馬の直線が短いDGで実績があったり、JRAならば阪神競馬場のダートコースで実績が重視されていくことは間違いありません。事実2018年の覇者、テーオーヘリオスは阪神の天王山S勝利からのローテでした。
 かなり厳しいタフな流れに慣れていなければ厳しいと考えられます。

3.どんな血統が活躍する?「米国系の輝ける舞台に!」

 マルシュロレーヌがその後にブリーダーズCディスタフを制していることから、米国に1番近い競馬場なんて言われている門別競馬場。その二つ名に恥じないレベルで米国系が好走しています。
 過去5年にはマヤノトップガン産駒の勝利が目立ちますが、昨年は父または母父に米国系が入っているようにかなり米国系が強くなければ走れないレースとなっているのです。

 その中でも米国系で意識していくならば1400m〜1600mくらいを得意としている血統が優勢に。リュウノユキナの母父クロフネ、パドトロワ産駒のダンシングプリンス、ヘニーヒューズ産駒のスマートアルタイルが入着していたりと、スプリントもこなせる1400〜1600mの米国血統が特に良い傾向となっているでしょう。

 スパイスになりそうなのがキングマンボ系とロベルト系。米国系のスピードを活かす持続力が良いスパイスになっていると考えられます。例えばキングマンボ系のヴァーミリアン産駒、メイショウアイアンのマヤノトップガン産駒などはその最たる例であると言うことができそうです。

4.該当馬


それでは北海道スプリントカップの該当馬を見ていきましょう。

1.ケイアイドリー
先行○   内枠○    地方実績○    血統○

 あのレモンポップに勝った馬です。その時のコースは阪神と、持続力の必要な舞台であればレモンポップよりも強いと言うのがケイアイドリーの評価。前走も少し馬場の重くなった大井で好走していましたから、ここでも期待できます。

2.ジャスティン
先行○    内枠○     海外実績○    血統○

内枠のオルフェーヴル産駒は怖いですよ。テンに速いタイプですが、前走を見直してみると馬を前に置きたいタイプ。前回はダンシングプリンスより前に行きましたが、今回は行かせると考えています。ならば勝ち馬候補はこの馬。

6.スティールペガサス
中枠△    前走○   門別実績○    血統○

 道営のトップジョッキー・桑村真明騎手が鞍上になってから門別で5戦5勝、のべ13馬身の差をつける圧倒的な実力を有しています。競り合わず、ゆっくりマイペースで行ければチャンスありでしょう。期待です。


業務連絡と独り言…

昨日のさきたま杯は痺れましたネ。直線に向いてから一気に抜けたイグナイターの勝利はデータ見れば当たり前に見えますが、非常に想像に難しいことです。それだけに推奨できたのは嬉しい限りですね。
印と買い目は下に置いておきます。
それでは!
ヒデ

印と買い目

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