アルゼンチン共和国杯分析「非根幹距離で!?」
おはようございます。ヒデです。BCは熱い戦いでしたね。ウインマリリンの4着はやはりFusaichi Pegasusの血が騒いだ結果でしょうか。さて、JRAは重賞が二つ。今回はアルゼンチン共和国杯を分析していきたいと思います。JC2着の激走を見せるオーソリティなど3歳が強いレースでしたが、今年は出走0。果たしてどのような馬に有利な傾向なのでしょうか。早速みていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします。
1.中団前目で好機到来!
春の目黒記念と秋のアルゼンチン共和国杯の2度だけ使われるのが通例の東京芝2500m。今年は久しぶりに条件戦が組まれました。
それほど施行数の少ないコースではありますが、春と秋では形相が変わります。春は中盤のラップが落ちるM字ラップになりますが、秋はこれが大幅緩和。ミドルペースで淀みのない流れへと変貌を遂げます。その結果前は止まりやすく後ろは届かないと言った中団、しかも前目につけている馬が自ずと有利に。近年のトレンドは先行馬1頭が抜け出し、中団から差してくる馬が馬券内を埋めると言う構図。これを意識して買っていくのが良さそうです。
このような要因になるのは長い末脚が必要となるから。春は瞬発力勝負になりやすいものの、秋は持続力勝負になることが多い競走です。そのため、目黒記念≠アルゼンチン共和国杯となります。
1コーナーまでたっぷり距離がある関係から、枠の有利不利は出にくい形。それよりも気分良く走れるかどうかに主眼を置いたほうが良さそうです。
2.六社S組と非根幹距離組でがっちりと?
様々なローテから参戦してくるレースではありますが、その中でも目立つのが六社S組。昨年も六社Sを勝利したブレークアップがここも勝って連勝。相当相性の良いレースであることは間違いありません。適性が向いているのでしょう。
そのほかでは前章でも話しました通り、持続力勝負になるため「非根幹距離で強い馬」が好走しやすい傾向にあります。例えば毎年穴馬として好走する芝2600m組。昨年2着だったハーツイストワールもその前走は札幌日経OPを勝った馬。2019年に2着だったタイセイトレイルもその前走は丹頂S3着と芝の2600mを使っていた馬でした。
このように非根幹距離で活躍していた馬は復活を果たす場合が多く、20年2着のラストドラフト(AJCC2着)や同3着のサンアップルトン(3勝クラスを中山芝2500mで突破)など、好走例が多くあります。非根幹距離適性に重きをおいた方が良いでしょう。
3.サンデー系×欧州系を狙いましょう?
血統的には比較的簡単な競走といえます。まずは20-21年連覇したオーソリティを見てみましょう。同馬は父オルフェーヴル、母父シンボリクリスエスという血統。これはサンデー系×欧州系の形となっています。
そのほかの馬をみても過去5年馬券になった15回中8回はこの形となっています。人気薄であってもこのパターンの血統構成ならば復活の激走を果たしていますから、今年もこのパターンを中心に考えるのが良いでしょう。
これに該当しないパターンではロベルト系の好走が多くなっています。マイネルラウレアの兄でスクリーンヒーロー産駒のマイネルウィルトスが21年2着に好走したほか、同年3着のフライライクバードに至ってはロベルトの5×5のクロスが入っていました。ロベルト系も無視はできません。
なお、米国系はほとんど馬券になっていませんので、軽視するのが正解な傾向となっています。
4.該当馬
4.チャックネイト
→六社Sの覇者は無条件で抑えておけ。というただ毎年の傾向を踏襲しているだけでもあります。が!それだけではありません。間隔はきになりますが、内枠に入ったのはプラスになります。内枠での好走経験も十分にありますからね。なんとか闘争心を高めてくれれば今年も六社Sから連勝することも可能といえそうです。
5.アーティット
→全く人気ありませんが、ディープインパクト産駒が用無しのコースでは無くなったはずです。ここ二走の凡走は追込み馬場と根幹距離で、敗因ははっきりしています。今回はそこどちらでもないのにこの人気というのはかなり盲点な気がします。非根幹距離マイスターのディープ産駒で。
14.ヒートオンビート
→ここまでの東京2500mマイスターはそうそういませんよね。なんと生涯で一度も馬券を外していません。前述の通り、春と秋では全く傾向が異なるにも関わらずこの成績ですから、相当得意なのでしょう。まだまだ老け込む年でもありませんし、キングカメハメハ産駒はこのコース得意。逆襲注意です。
アルゼンチン共和国杯印
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