求められるのは内突きできる持続力...!? 名古屋GP分析
こんばんは、ヒデです。明日行われるダートグレード競走として名古屋グランプリが施行されます。新しく弥富のトレーニングセンターだった場所へ移転した名古屋競馬場。施行距離も2500mから2100mに縮まりました。一体どのような変化が起こるのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします。
重賞11連続で該当馬が好走!
先週も
ステイヤーズS→12.プリュムドール(5人気2着)など
チャンピオンズC→5.ジュンライトボルト(3人気1着)など
土日3重賞で該当馬好走、注目馬&該当馬で
ステイヤーズS&チャンピオンズC3連複的中🎯!
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1.スパイラルカーブで差し馬も台頭する⁉︎
弥富の名古屋競馬場と土古の名古屋競馬場、一番の違いは直線距離。現存する日本最短距離の直線194mでしたが、新生弥富の名古屋競馬場は西日本最長距離となる240mに変更され一気に持続力勝負のコースとなりました。さらに3−4コーナーは徐々にカーブの半径がキツくなるスパイラルカーブが採用されているなど、じわじわと上がって直線も粘らなくてはならないコース設定になりました。弥富名古屋競馬場の2100mでは重賞が二度施行されていますが、スパイラルカーブであるにもかかわらず、意外にも内枠先行馬が有利になっています。案の定差してくる馬は最後の3−4コーナーから上がっていかなくてはならず、最後の4コーナーは5番手近辺に上がっていなくてはなりません。
このコースはほとんどの馬が初体験ということですから、いつも通りどのコースとリンクするかを考える必要があります。一つは船橋競馬場。同じくスパイラルカーブを採用していることに加えて最後の直線は308mと名古屋競馬場よりもやや長い程度。右回りコース(阪神など)の実績と船橋の実績があると好走しやすい可能性が高そうです。そのほか右回りコースであれば園田競馬場の1870mでの実績なども役立つでしょう。そのほか、ローカル1700mのダートコースで好走した馬も注意したいです。
2.例年通り2000m以上のレースから⁉︎
昨年も触れましたが、この競走は過去10年馬券になった地方勢はカツゲキキトキトただ1頭のみ。圧倒的にJRA所属が有利になっています。ダートグレード競走の中距離は南関東競馬場で行われる場合以外は圧倒的にJRA所属馬が有利になっています。今年は開催する場所・コースが変更となりますが、この傾向は持続しそうですので、地方競馬所属の馬は軽視しても大丈夫でしょう。
そのJRA所属馬ですが、前走は2000m以上のダートグレード競走や2000m以上のオープン競走が中心になります。昨年勝利したヴェルテックスは浦和記念3着から勝利していますし、一昨年も白山大賞典1着から出走してきたマスターフェンサーが勝利するなど、人気にはなりますが2000m以上を経由してくる馬が中心になりそうです。これ以外の2000m以上のダートグレード重賞を見ても似たような傾向になっているのも初めてという条件でもある程度仮説で走る馬を絞り込んでも大丈夫そう。
そのほか面白そうなのは福島競馬場のダート1700mを走った馬。昨年2着のケイアイパープルや一昨年6人気3着のダイシンレディーも福島民友Cからの出走となりました。福島競馬場も脚質傾向的に似ていたということでしょう。今年は競馬場が変わってこの傾向が生きるかはわかりませんが、一応でヒモにおさて置くのもありかもしれません。
3.パワー系の持続力血統といえば…⁉︎
1と2で記載したとおり、このコースは道中の加速力とその持続力が重要になってきます。いわゆる末脚持続型が活躍する血統傾向になりそうです。末脚持続型の代表例といえばキングカメハメハ系やロベルト系のシンボリクリスエス系などが多く見られます。そのほかでもPサンデー系も活躍しそうな馬場で、実際に名古屋競馬場の普段のレースでもフジキセキやダイワメジャーを血を含んだ馬が好走していたりします。このタイプを探すためには普段のJRA競走でも費根幹距離が得意かどうかを見ていくのが良いでしょう。
捲って長い脚を使えるというのはサンデー系でも見られて、Pサンデー系以外にもキズナ産駒やDサンデー系のゴールドアリュール産駒も好調でありそうということも一つ付け加えることができそうです。キンカメ系や持続力に優れたサンデー系を狙っていくのが良さそうです。
4.該当馬
それでは名古屋グランプリの該当馬を見ていきましょう。
2.ラーゴム
内枠○ 先行○ 前走浦和記念○ 血統○
今回も内枠に入ってくれました。オルフェーヴル産駒が内枠を得意としているのはよく書いていますし、実際にこの馬も浦和記念でしっかりと走ってくれました。今回も前走と同じような走りをしてくれるのであれば馬券になる可能性も高いでしょう。2000m以上のダートグレード競走でもダートグレード競走でも白山大賞典を含めて安定していますので、ここでも安定感で期待できそうです。
8.ヴァンヤール
外枠○? 捲り○ 前走みやこS△? 血統○
タートルボウル産駒で一見このコースでは馬券になるか不安になりますが、母父ブライアンズタイムというところは魅力的です。オープン昇級後は馬券になっていませんが、BSN賞や太秦Sで見せたような捲りながら上がっていく脚質はこのコースで馬券になる可能性がありそうです。小倉の1700mで3勝クラスに上がっていったのも面白そうですが人気にならなさそうなのは妙味を感じざるを得ません。この馬も十分に期待できます。
12.クリンチャー
外枠△? 先行○ 前走みやこS△? 血統○
ここのところ本調子ではありませんが、地方競馬場のダートグレード競走では帝王賞5着など全くノーチャンスということではありません。外枠に入ったことで他馬の影響もなく、そこまで問題なくスタートすることができるでしょう。そのスタートができればマイペースに刻んで粘ることができれば馬券になる可能性も非常に高そうです。妙味があるかはわかりませんが、期待できることは間違いありません。
そのほか白山大賞典を制している1.ケイアイパープルや9.ペイシャエスも注目したい馬の一頭です。
<激走期待の地方馬はコレ!>
3.セイカメテオポリス
内枠○ 捲り○ 前走JBCクラシック○ 血統○
2走前に白山大賞典で見せた持続力はホンモノ。ダートグレード競走はあと一歩という競馬が続いていることで少し人気になりそうですから、あまり妙味はないかもしれません。それでも馬券になる可能性は地方馬の中でもかなり高いと言えるでしょう。一番のチャンスがあるダイオライト記念は馬場に脚を掬われて後方からの競馬になったのが非常に惜しかったですが、2400mの東京記念や白山大賞典のような競馬ができれば面白い存在になります。母父ディープスカイであるのも興味深く、期待です。
今年スタートした弥富の名古屋競馬場は伊勢湾岸道の近くの湾岸地帯に位置しているため、広大な土地を有しています。その反面、最寄駅からかなり遠いのでアクセスはイマイチ。車か名古屋駅からの送迎バスを利用することをおすすめします。いいところですから一度は訪れてみてください。新しい名古屋競馬場のどて煮は美味しいですよ。
それでは!
ヒデ