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冬の1800差し捲り...!? TCK女王盃分析

 こんばんは、ヒデです。10年に年に一度と言われれる寒波の到来を受けて雪もぱらつく関東地方。なごり雪を受けながら施行される重賞こそ、今年が最後の重賞となるTCK女王盃です。今年は地方馬の回避が相次ぎ7頭とかなりの小頭数となってしまいました。果たしてどのような馬が有利なのでしょうか、早速見ていきましょう。それではよろしくお願いします!

1.北風がこのレース先行有利へ!?


 槇原敬之氏の北風が聞こえてくるほどの西高東低の気圧配置は強烈な北風を吹かせます。大井競馬場の位置関係を整理すると直線コースは北東の方向を向いています。そして、明日の天候を見てもその北東方向から風が吹きますので直線向かい風という形になることは想像に堅いでしょう。そうなるとスタート直後も追い風、ゴール間際も追い風ということで、逃げ馬や前目に行く馬が不利になることが容易に想像できます。そうなれば逃げ馬の後ろに隠れた馬や差し馬が有利になる展開になります。
過去5年この競走を見てみても、昨年はテオレーマが差し切り勝ち、一昨年もマルシュロレーヌがまくって行って勝つなど、差し馬の好走が目立ちます。風邪の影響も考慮して前に行きそうな馬を軽視するというのは一つの戦略として有効であることが示されているでしょう。逃げ馬より先行馬、それよりも捲ってくる馬を中心に考えるのが良さそうです。

2.JRA馬中心ならばダートグレード競走善戦組VS昇級戦組


 今年は地方馬の回避が相次ぎ、JRA馬5頭、地方馬7頭という超がつくほどJRA馬有利な展開になっていることは想像に難くありません。そうなったならば、軸として狙いたいのは「地方交流重賞」での好走歴がある馬。この競走波乱が少ないないのはこのメカが在中しているからに、他なりません。つまり、地方競馬場の適性がなければこの競走では好走できないと考えられるということです。昨年はJBCレディスクラシックの勝ち馬・テオレーマが制しましたし、ダートグレードでは安定感を誇っていたブランクチェックもこの競走では好走してきます。軸にするならこれまでにダートグレード競走で好走している馬で決まりでしょう。

 一方穴馬として狙いたいのは昇級戦もしくは格上挑戦の馬。三連単997,380円と、過去5年で最も荒れた2019年の勝ち馬ビスカリアは2勝クラスからの格上挑戦で勝利、2020年3着のメモリーコウも昇級戦で来ていていました。特に同じ関東圏である東京競馬場や中山競馬場の3勝クラスを勝って昇級してきている馬は好走率が高く、特に期待できるローテーションと言えそうです。

3.冬のパワー差し展開、あの種牡馬の出番です


 このシーズン1番の寒さとなった東京地方、最低気温は-2.3度を記録(羽田)しています。そして風は北西からの風が強く吹き込んでおり差し馬有利になるというのは1でお話しした通りなのですが、そのようなタフなレースになるならばオルフェーヴル産駒の出番なのです。昨年はショウナンナデシコが2着、一昨年はマルシュロレーヌが1着になるなど、好調なため押さえておきたい種牡馬。そのほか、ダートに強い、パワー重視のサンデー系は好調で、昨年の勝ち馬テオレーマはジャスタウェイ産駒、21年3着のプリンシアコメータもスパイキュール産駒とそれぞれ好走を果たしています。そのほかでもゴールドアリュール産駒やその孫産駒のエスポワールシチー産駒なども好調ですから、パワー重視のサンデー系は抑えておきましょう。

 米国系ももちろん好調で、20年にはMalibu Moon産駒のマドラスチェックが先行押し切りで勝利、昨年もパイロ産駒のブランクチェックが3着と良績を残し続けています。これらの結果を見ていると、米国系はAP Indy系→米国Halo系→その他の基準で見ておくと好走馬を見つける場合には良さそう。なお、欧州系の馬ならばKingmambo系のみが狙えそうです。

4.該当馬


 それではTCK女王盃の該当馬を見ていきましょう。

2.ヴァレーデラルナ
先行○ 前走JBCレディスクラシック○ 血統○

 現状4連勝中、前走JBCレディスクラシックでは堂々とクビ差を凌いで1着。向かうところ敵なしですが、 今回は内枠に入ったことや、短縮のローテになるなど若干の不安要素ありです。傾向的には軸として優秀ですから狙っていくでも大丈夫そうですが、嫌いたい場合は相手程度に抑えておくのが吉。

5.プリティーチャンス
捲り気味◎ 前走JBCレディスクラシック○ 血統△

施行時期の条件が違うとはいえ昨年のレディスプレリュード(大井1800m)の勝ち馬。その前には日本で最もタフと言われる門別のブリーダーズGCを2着などタフでパワーを要する馬場に適性を見せています。後ろから行くというのも良さそうですし、ここは馬券に絶対入れたい馬です。期待は大。

そのほか7.グランブリッジにも注目です。

地方の激走ならこの馬!
4.マルカンセンサー


ここのところ不調で数合わせのようなレッテルを貼られているこの馬ですが、舐めてくれるな19年9人気2着に入った実績馬。20年も4着に入っていますし、この時期の1800mに適性があると仮定できます。今回は久々にダート1800m×4枠という好走しそうな枠にも入りましたから、ワンチャンスの激走に期待。

業務連絡と独り言...


 寒すぎて頬が凍るかと思いました。西日本では降雪の影響が著しく、JRなど鉄道網もかなり混乱しているようです。競馬を見てみれば姫路は本日中止、四国にある高知もおそらく影響が強く残っているんだと思います。寒いだけの東京地方はまだ救われているのかもしれません。
 話は変わって日曜日の根岸Sにはカフジフォンテンが出走予定、これが最近の楽しみです。善戦して欲しいですね。
それでは!
ヒデ

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