スプリンターズS分析「ラップ読まなきゃ損!?」
こんばんは!ヒデです。いよいよ今日から10月、秋のG1シーズンの開幕です。今週からJRAや地方を合わせて年末まで毎週のようにG1競走が開催されるそのトップバッターであるスプリンターズS。秋の電撃戦は果たしてどのような馬に有利な傾向となっているのでしょうか。早速見ていきましょう。
それでは本日もよろしくお願いします。
X(Twitter)のフォローもよろしくお願いします。
1.超が付くほどのハイペースに要注意!
スプリンターズSの行われる中山競馬場芝1200mは下り坂スタートで、前半はかなり早くなる傾向にあります。過去5年の平均3F通過時計は32.9秒、昨年に至っては32.7秒を記録するなど、良馬場開催ではかなり時計が速くなっていることがわかります。
それでいて直線ではJRAで一番の急坂が待ち受けているのですから、かなりタフなレースになることは容易に想像できるところでしょう。そうなると当然ロスなく回れる内枠、中団程度に付けている馬が有利になります。
はっきりとその傾向が出たのは前半3F32.7秒で通過した22年。前に行った馬は内枠からスタートしてロスなく回ってくることができたジャンダルムが馬群を縫って好走。2着ウインマーベルとナランフレグは差して上がってきた馬の決着に。これらの馬は1枠・4枠・3枠の決着になっていたことからもどれだけ内枠が強いかを示しているといえるでしょう。
高速決着になるからこそ、馬券になった馬は内枠が大半ですので、あえて外枠の馬の評価を下げるというのも手になりそうです。
2.前半を気にしろ!?
どのようなローテかというのはなかなか考えにくいですが、一つの仮説が成り立ちます。それは”前走3F”の通過時計です。
ローテ的に多いのがセントウルSと北九州記念ですが、これを見るとよくわかります。例えば北九州記念。同競走で前半3F32秒で推移した年は過去5年で4度ありましたが、そのうち3度はその次走で馬券になっています。中でも内2回は22年8人気1着のジャンダルム、20年10人気3着のアウィルアウェイが入るなど人気薄で馬券になっており、かなり妙味があるようです。1度馬券にならなかったのは台風の接近で雨となり稍重馬場で施行、通過タイムも33秒となった18年のみ。それでもダイメイプリンセスが4着となり、相性はそこまで悪くありません。
今年は32.9秒で通過しており、一頭は馬券になると考えてよいでしょう。
そして王道のローテとなるセントウルS。阪神競馬場に戻ってさらに馬券になりやすいかもしれません。阪神はタフな急坂が中山競馬場芝1200mと親和性が高く、好走するということになります。ただ、こちらは前半3F32.7~33.5秒で通過した年はかなり馬券となっており、33秒0で通過した2018年はセントウルSで掲示板を確保した馬がそのままスプリンターズSでも馬券になっており、波乱の目に。今年も先行して馬券になった馬は好走する可能性は高いと判断することができます。
前傾ラップと坂の適性が非常に重要ということが結論となりそうですね。
3.短距離はダートは今回も健在!?
やはり血統面で見ると、ダート血統が活躍しやすい傾向にあります。近年連覇や複数勝している馬や血統はいませんが、直近で連覇を達成したレッドファルクスはスウェプトオーヴァーボード産駒で米国ミスプロ系。さらに、2019年には同じくRaven's Pass産駒のタワーオブロンドンが勝利しているなど相性が良くなっています。米国ミスプロ系は過去5年の複勝率50%と非常に高くなっていますので、中心視したいところです。
そして近年活躍が目立ち始めているのは米国ノーザンダンサー系。何度も名前が出ているジャンダルムはKitten's Joyで米国サドラーズウェルズ系、その前年に10人気3着となったシヴァージもFirst Samurai産駒でジャイアンツコーズウェイを介してストームキャットへとつながる米国ノーザンダンサー系です。
このことからも馬券になるのはダートでも好走できるような血統を馬券に含めることが勝利への近道となるでしょう。ですから、ディープ系よりも短距離のダイワメジャー系、ロードカナロア産駒やアドマイヤムーン系などを中心に考えておくとよさそうです。
4.該当馬
1.ナムラクレア
内枠〇 差し〇 前走△ 血統〇?
内枠じゃなければどうしようか迷ってしまいましたが、内枠ならば堂々の該当馬。G1には惜しくも届いておらず無冠の女王といった感じになりつつありますが、今年は好枠を引き当ててチャンス到来です。
血統的にはあまり文句はありませんし、小倉2歳Sからも前傾ラップに対応済み。血統的にもこなせることは間違いなさそうですね。
5.ウインマーベル
内枠〇 差し〇 前走△ 血統〇
きました。今年も特注馬です。アイルハヴアナザー産駒すなわち米国ミスプロ系。ですから、非常にこのコースとの相性が良いといえそうです。昨年ほどの勢いはないものの、それでも同舞台で復活するのは時間の問題。得意の内枠で爆発に期待です。
6.ママコチャ
内枠〇 差し〇 前走〇 血統〇
この人気はさすがに"バレちゃいました"が、それでも好走できる妙味は十分。さらにこの馬はスプリンターズSで好走連発の米国ノーザンダンサー系でクロフネ産駒。これはさすがに外すことはできないでしょう。北九州記念は坂がない分差し損ねましたが、ここは好走率アップでよさそうです。
業務連絡と独り言…
やはりG1となれば文字数が大幅に増えてしまいますね。秋競馬初戦から不安になってきました。これが年末まで続くのは少し怖い気がします。
それでも頑張ります、よろしくお願いします。(笑)
このあとは血統診断です。有料ですが、RTで無料です。ぜひお試しください。
それではもう少しお付き合い下さい!
ヒデ
血統診断
こちらではG1に出走する馬の血統適性と短評を掲載しています。
・血統適性はS〜Dの5段階。
・短評は100文字程度
・距離のほか、ローテや枠なども考慮して評価しています。
・特定の馬を批判をする意図はありません。今回のレースペース、展開、距離、脚質においてどうかをジャッジしています。少し辛口ではありますが、ご了承ください。
・オークスはドゥーラを高評価!
・ダービーではソールオリエンスの敗戦を予言!
・安田記念ではソングラインの好走を予言!
ぜひご利用ください!
ここから先は
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?