デイリー杯2歳S分析「冬型らしく西高東低!?」
こんばんは、ヒデです。先週はJBCから始まり、JRA4重賞、BC4競走と大忙しでしたね。1日が24時間であるのを恨むくらいの量に絶望すら覚えました。勝負レースをお休みしてしまい申し訳ございませんでした。
今週も4重賞と多いですが張り切っていきましょう。今回分析するのはデイリー杯2歳Sです。2018年には朝日杯FSを勝利したアドマイヤマーズ、21年にはセリフォスが勝利した競走。ニュースター候補が挑む2歳重賞。果たしてどのような傾向となっているのでしょうか。早速見ていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします。
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1.強いものは強い!?先行押切が多発!
デイリー杯2歳Sと聞けばどのような印象を受けるでしょうか。私は固くてうまみの少ないレースを想像します。それもそのはず。21年にカワキタレブリーが7人気3着に激走、16年に8人気2着にボンセルビーソが入った程度。波乱はあまり起きません。
なぜこれほどまで波乱の目がないのでしょうか。その一因を担っているのが前で運んだ馬たちの独壇場になるという点です。これは京都競馬場で特に顕著のなるのですが、過去5回の京都開催で4角4番手以内に入った馬の成績は【 3- 4- 4-13/24 】で大半の馬が4角4番手以内に入っています。複勝率は 45.8%を誇っているほどのキラー条件。前述のボンセルビーソも逃げて穴を開けました。
適度に差しが決まっていた阪神競馬場とは真逆の傾向になっていますから、去年までのつもりで馬を選んでいくと痛い目を見ることになります。その点には注意が必要でしょう。
また、枠順の有利不利はありませんが、中枠は不利な傾向に。4枠と5枠は過去5回の京都開催では馬券になっていまん。差し馬は内枠から、逃げ先行馬は3枠や外枠からの好走が多いというデータが残っていますので、こちらも活用していきたいところです。
2.関西圏の重賞なら黙って関西からのローテで。
関西の主場で施行されるデイリー杯2歳Sだけに、関西圏からのローテが鉄板に。そもそも所属は栗東が大半なので所属ではなく、前走走った競馬場の事ですね。近年関西主場として開催のあった京都・阪神・中京で前走を走った馬の成績を見ると【 5- 3- 2-23/33 】となり、勝ち馬に関してはすべてがこの条件に該当していることがわかります。
近年は関東馬のレベルも上がっていますが、遠征の成績はほとんど変化がありませんので、今年もこの傾向を踏襲する形で良いでしょう。
そして好走条件の一つとして前走「上り2位以内&前走先行馬」というパッケージ。このパッケージは過去5回の京都開催で【 4- 2- 2- 6/14 】と圧倒的な成績を残しており、勝率は28.6%、複勝率は57.1%。そして単複の回収率は100%を超えている優秀な条件となっています。今回も積極的に狙っていきたい条件といえるでしょう。
3.仕上がりを重視すべき!
私のX(Twitter)のポスト(ツイート)をご覧いただいているでしょうか。毎週発信している新馬戦診断でお伝えしているように、仕上がりの早さは2歳戦では非常に重要になります。
この競走でも同様の傾向となっており、この競走では短距離のサンデー系やディープ系、それに米国ノーザンダンサー系が好走しています。特に短距離が得意なサンデー系や米国ノーザンダンサー系は早い時期からパフォーマンスを上げやすいタイプであるのにマークが薄くなりがち。
結果として前述のカワキタレブリーやボンセルビーソのような激走が発生していると考えるのが良いでしょう。特に米国ノーザンダンサー系は過去5回の京都開催で2勝しています。中にはジャンダルムも含まれていますが、それほど、早くから活躍できるような産駒が活躍しやすいことをしめしているのでしょう。
仕上がりの早さといえばディープインパクト産駒ですが、これも狙って大丈夫。昨年は孫産駒にあたるリアルスティール産駒のオールパルフェが勝利しているように、仕上がりの早さはうまく受け継がれているように感じますから引き続き狙って面白いタイプだと思います。
kingmambo系やロベルト系は活躍は限定的で、素質で馬券になるというパターンが多い印象。軸には向いていませんので、ここはグッとこらえて米国ノーザンダンサー系などを狙っていきましょう。
4.該当馬
それではデイリー杯2歳Sの該当馬を見ていきましょう。
1.クリーンエア
内枠差し〇 前走△ 重賞〇? 血統〇
前走は新潟2歳Sで3着はじわじわと伸びる形になり減点ではありますが、ディープインパクトの孫産駒ということで期待できます。内枠で好走するタイプが多いリアルインパクト産駒ですから余計に好走へ期待がかかるといえるでしょう。巻き返しに期待です。
7.ジューンブレア
外枠先行〇 前走〇 条件〇 血統〇
日本の芝で活躍するのは異質に見えるAmerican Phariah産駒。実は芝でこの血が活躍しやすいのは前回のBCの時に話しました。今年は残念ながら米国ノーザンダンサー系がいませんので、米国系の仕上がりという面ではこの馬が上位になっていきます。
11.ナムラエイハブ
外枠先行〇 前走〇 条件〇 血統〇
昨年勝利のリアルスティール産駒。今年は阪神から京都に替わりますが、おそらくそこまで苦にしないはず。さらに今回は極端な枠に入りましたので、こちらも問題なさそうです。前走の勝ち方は強かったですし、ここに入っても格落ちはありません。期待できます。
業務連絡と独り言…
金曜日は雨となりました。この記事を書いている時間は少し止みましたが、寒くなってきました。もう少し暖かくてもいいんですけどね。。。
競馬場に行かれる方は暖かくして行ってください。
それでは!
ヒデ