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羽田盃分析全頭診断&勝負レース

 こんにちは、ヒデです。本日はダート三冠の初戦羽田盃。頭数は寂しくなりましたが、傾向含めてみていきましょう。それでは本日もよろしくお願いします。


傾向

枠傾向

Point:3,6,7枠が優勢

  今年の頭数でどうと言うわけでもありませんが将来のために残しておきます。過去10年複勝率最高なのは3枠。馬券になった回数的には6枠も同数ですが総数の差で遅れをとる形に。4枠は死の枠で2着が1度のみと期待はできません。

脚質傾向

Point:基本的には前有利

 派手な差しも決まる難しいレースながら基本的には前が有利。重くなればなるほどこの傾向は強くなります。今年のように不良馬場で行われた18年は3角4番手以内に入っていた3頭で決着(15頭立て)。今年は小頭数でペースも落ち着きそうですから、前有利とみて間違いなさそうです。

血統傾向


Point:スピードが重要に!

 基本的に米国系が圧倒的に有利。過去10年のうち米国由来の種牡馬が8回勝利しているところからもいかに米国系優勢かが分かります。穴を開けているのはサンデー×米国系の組み合わせ。この条件は意識したいところです。

全頭診断

評価はSABCDの5段階。
Sは該当馬、勝利級の馬
Aは該当馬、連対級の馬
Bは馬券になる確率がある馬
Cは展開次第で馬券になる程度の馬
Dは今回厳しい馬

1.アンモシエラ

評価:A
 新馬戦から二戦は足踏みも三戦目に2着、そして四走目未勝利突破。初勝利からダートでは安定しており①①②とオール連対。京浜盃で大井のダートにも適性を見せここも中心視。

 4代母はフェアリードールでトゥザビクトリーなどが近親にあたる。この牝系は芝ダートの二刀流で、牝馬ながらクラスターCを勝利したオーケンヴィリーヴやクイーン賞勝ちのビーポジティブ、地方所属でマリーンCを制したラーゴブルーなどダートで活躍した牝馬も多数存在。
 父ブリックスアンドモルタルの産駒たちもイーグルノワールや本馬など、良血で地方にはほとんど産駒が存在しないことを考慮しても1で優秀と言われるAEIで5.34(4/20時点)をマークしているのは驚異的。本格化は3歳の気配を示しており、引き続きのマークが必要に。

2.ムットクルフェ

評価:D
デビューは6月の門別競馬場。そこから苦戦が続いたものの、8月の4戦目に未勝利戦を勝利。その後は②③②④と好走を繰り返し大井へ移籍。移籍後も7戦して3勝、2着3回3着1回と抜群の安定感を示しクラシックチャレンジも勝利。初の重賞挑戦がJpn1とはなるが、レベルの問題を素質でクリアしたいところ。

 4代母まで遡って近親を見ればアルテミスS勝利のコレクターアイテムやクイーンC3着のエクセラントカーヴ、それに新潟2歳S3着のアウトディスタンスがいるものの、本馬の近辺に目だった活躍馬はナシ。
 父トビーズコーナーに母父キングカメハメハという組み合わせは高知で12勝したコスモリミックスがいるものの、頭数があまりおらず、出世しているとは言いにくい状態。距離の融通は利くイメージではあるが、それにしても今回高い適性を示しているとは言い切れず、今回は見送りが賢明か。

3.ハビレ

評価:C
 新馬戦はアマンテビアンコの2着に敗れたものの、その後は①③①③と安定。ただ、前走は地方馬サントノーレから約8馬身差を付けられたのは評価を下げなければならいポイント。気分よく行けなければ脆い点があり、包まれる可能性のあるならば強気の評価は...

 半兄リッチハンターは兵庫2勝、近親ノアパステルは大井3勝の実績。牝系は中央よりも地方に水が合うタイプが多いが、出世した馬はほとんど存在しない。勝ち上がりは父の影響で早かったものの、3歳世代まで活躍できるほどの成長力やポテンシャルには疑問符が残る。それを露呈したのが前走か。それでも人気になるのであれば、今回は思い切って消してみるのもアリ。

4.アマンテビアンコ

評価:A
 華麗なる白毛一族。ダート新馬戦でいきなり豪快な差しを決めるなど東京①③①で雲取賞へ。スタートでイキナリ躓くアクシデントはあったものの、そこから驚異的な追い上げを見せて2着。改めてポテンシャルを見せつけた。気性面さえ成長すれば堂々と主役として君臨できる。

 白毛一族は説明不要、日本で一番知名度の高い牝系。もちろんソダシは近親にあたる。母ユキチャンは関東オークスとクイーン賞の重賞2勝。近親ハヤヤッコはレパードSを制覇、弟ピオノノは北海道2歳優駿(現JBC2歳優駿)を2着と早い時期のダートへも高い適性を見せる。
 問題は距離適性で、米のスピード血統でフレンチデピュティの母父Hold Your Peaceの4×5が入ってる他、父ヘニーヒューズはフェブラリーS制覇のモーニンやかしわ記念制覇のワイドファラオなど、マイルに適性がある馬の多い印象。セラフィックコールという例外はいるものの、同馬は牝系が中距離に寄っており、こなせた可能性大。
 ただ、クロフネ×母父キングカメハメハという組み合わせで見れば京浜盃を制した経験のあるシャルフジンがいるなど、評価できないわけでもないが、距離に不安が残り強調?

5.フロインフォッサル

評価:C
 デビューは船橋のダート1500mで勝利。その後はオープンクラスでも好走してはいたものの、ニューイヤーCは5着、雲取賞も5着ではあったものの勝利したブルーサンからは1.8秒離されており、プラス材料にはなりにくい。枠も強調?で前進を期待するのは酷に映る。

 伯父にはレパードSや白山大賞典など中距離ダートグレード5勝のグリム。さらに遡るとビューチフルドリーマーCなど中距離重賞を2勝し、NAR4歳以上最優秀牝馬に輝いたサンバビーンがいるなど、中距離ダートには適性のある牝系。
 父ドレフォンとなれば中距離ダートにも適性が高くなるとは思うものの、善戦までが精いっぱいの実力であり、強調するまでには至らない。血の爆発力に期待したいところ。

6.ティントレット

評価:C
 JRA認定フレッシュ(新馬戦)を勝利した後、ホッカイドウでは苦戦を強いられたものの、大井移籍後はセラフィナイトS、サルビア特別を連勝。一気に評価を高めて京浜盃では4人気に推されるほどに成長。5着と結果は及第点もさらなる上積みは?

 母マニエリスムは関東オークス3着になったマニエリスム。一つ上の姉マニエジェニーは船橋で1勝。南関東には向いている血統であり、大井に移籍した直後から覚醒したのは頷ける。それだけに前走はもう少し走ってほしかったところ。
 父ホッコータルマエというのはこの距離になって面白く、距離が延長して一気に覚醒というのも十分に考えられるところ。ただホッコータルマエ×母父ゼンノロブロイは勝ち馬が出ていないだけ心配になるものの、血統的には地方最有力馬と考えても面白そう。

7.マッシャーブルム

評価:C
 京都競馬場で新馬勝ちをした直後に大井へ移籍。移籍初戦のスターバーストCでは気性の悪さを見せながら辛勝と物足りず、それが京浜盃でモロに露呈した結果の6着。スターバーストC組は2・3着組もその後のレースで人気を裏切っており、同レース自体のレベルが疑問符。さらにメンバーが上昇する今回は期待するのは酷。善戦どまりか。

 母アサカラヴァーズで半兄には阪急杯2着のアサカラキング。出世馬は出ているものの、全体的には中距離向きの一頭。モーニン×母父キングヘイローでは短距離志向に見えるため、新馬戦は完成度の高さを武器に勝負して勝った感が強い。
 徐々に完成してきた馬が増えた今回はそれを発揮することも難しく、やはり強調はできない。

8.ブルーサン

評価:A

 勝ち味に遅く初勝利は5戦目。その後1勝クラスも3戦目で勝利。しかし、素質馬の揃った前走雲取賞ではアマンテビアンコの出遅れもあったものの逃げ切って勝利。この世代の中距離ではかなりスピードに優れた一頭といえそう。初ナイターという不安は残るが、前残り馬場になる今であれば勝機はある。連勝も見える位置。

 近親には東京スプリント2勝のリュウノユキナ、TCK女王盃制覇のサウンドザビーチ。中距離をこなせるスタミナとスピードを補完したバランスの取れた牝系といったイメージ。本馬の血統背景をみてもそれは見て取れる。
 モーニン産駒の弱点ともいうべきなのは大外枠に入ったということ。中央ではまだ一度も8枠で掲示板がなく、内枠に次いで極端な枠は苦手な傾向に。8頭立であり、そこまでの心配はいらないかもしれないが、不安要素があるのならば評価を下げるに越したことはないはず。

ヒデの予想と見解


今回は羽田盃と平場レースの組み合わせとなっています。分析と合わせてご覧ください。

大井11R 羽田盃(Jpn1)

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