働き方が多様になってる中で働き方の会社として考えること
やらねばやらねばと思い、ギリギリまで確定申告をやっていない石倉です(今日こそはやるぞ!と思ってる)
わたしが経営するキャスターや働き方ファームは全従業員がリモートワークで働いてるため、リモートワークの会社と思われてますがキャスターは「労働革命で人をもっと自由に」をビジョンと掲げて会社を運営してる会社です。
リモートワークのような場所の制約を取り払うことだけでなく、働く時間や雇用形態や本業/副業の壁など「働く」上での制約を取り払い、無意識的に前提になってしまってる壁を曖昧にしていくことでグラデーションのある働き方を実現するような社会を目指してます。
その活動の中で #これからの働き方サロン というサロンを運営しており、20数名の方とチャットやオンラインなどで話をしてるのですが「複業/副業」について課題が出てきたので、ここについて考えを書いていきたいなと。
複業/副業の課題とは?
働きすぎた場合どちらが残業代を支払うのかや、体壊した場合などに誰が責任とるのかなどインフラや制度が不十分というのは大きな問題ですが、サロン内ではあまり出てこない話題だったんですよね。なのでここでは敢えて触れずにいきたいと思います。(もちろん社会的に大きな課題なので何かしら対策を考えたいとは思ってますが)
目の前の課題としてあるかなーと思ってるのは3つ。
1、複業/副業の始め方わからない問題
2、個人で全てやらないといけない問題
3、そもそも複業/副業やるべきか誰に相談していいかわからない問題
この3つがありそうだな、と。1つずつお話ししていきます。
1、複業/副業の始め方わからない問題
複業や副業が話題に出ることが多くなり、SNSや周りの友人でも副業してる人が増えてきました。そうなると、自分も複業/副業しようという人が出てくるのですが、いざ始めようと思ってもどう探していいかわからないという方が多い。
副業okの会社だとしてもSNSで副業始めます!とは言いにくい。
だからといってクラウドソーシングに登録したらいいのか、知人に聞いてみたらいいのか、といった案件の獲得方法でまず躓く。
それに加えて、
・自分の経験からするとどんな副業をするといいのか
・可能な稼働時間の中でどんな契約にしたらいいのか
・そもそも値段はいくらに設定したらいいのか
など、決めることがたくさんです。
自分の労働力やスキル、知識を「商品」とした時にどんなプライシングで何を売ったらいいのかがわからない。
自分に値段をつけるのは非常に難しいですよね。しかも年収と比べても全く世の中の相場がわからない、流通してない情報です。
このハードルの高さに「動けなくなってしまう」方が多いのだなーというのを感じました。
弊社でもテスト的ではありますが、
無料でそういった方に対してチャットで相談できるサービスの運用を始めてますので同じような課題がある方はお気軽にご相談ください!
無料相談サービスはこちら
2、個人で全てやらないといけない問題
何を複業/副業でやるかによりますが、多くの人は自分の仕事や経験からできることをやる場合が多いのではないかと思います。
(人事なら友人の会社の人事を手伝うとか)
ブロガーやライターもそうですし、カメラマン、コンサル、人事代行などさまざまな副業は考えられますが基本的に「自分の労働力、知識を売る」ことで稼ぐ場合がオフィスワーク系の方だと多そうですよね。
自分が頑張って働かないとダメなわけです。もちろんそれにより本業にない知見が身についたり経験ができたりなどもあると思いますが、本業がある中で頑張り続けるというのは結構大変です。
体調が悪いときもあればメンタル的にやる気が出ないこともある。本業が多忙過ぎてやばい、みたいなときもあります。
そんな時でも副業は「自分でなんとかしないといけない」わけですね。
自己責任といえばそれまでなのですが、人が何かチャレンジしたいと思った時に、自己責任で頑張り切れる人しか残れない仕組みより、多くの人が享受できる仕組みの方が長続きするし文化として定着するかなと思ってます。
そう考えた時に、
「複業/副業者やフリーランス」が個人の域を超えてチームを作り、事業としてサスティナブルな状態で運営することができないかなと考え始めています。
こちらはまだ構想段階ですが近々何か実験してみたいなとは思ってることですね。
3、そもそも複業/副業やるべきか誰に相談したらいいかわからない問題
最後です。
転職する時には人材紹介会社があり、どういうキャリアがいいのかなど相談することができます。
ただ、新しい働き方と呼ばれるような働き方をしようと思うと誰に相談したらいいの?という問題は大きいかなと思ってます。
最近では副業でできる案件や仕事を紹介してくれるサービスもたくさん出てきてますが、そもそも副業するのがいいの?とか、どんな副業すべきなの?とか、実は会社員じゃない方がいいの?とか、、もっと大きな「そもそも」の自分の働き方のポートフォリオをどうするか?という問題には誰も向き合ってくれないのが現状かなと。
これは選択肢が多様すぎることや、ビジネスとして成立しにくそうなこと、正解ぽいものがわかりにくいことなど様々な要因があるかと思いますが、なかなか本質的な問題はまだ私たちも分かりきっていません。
少なくとも一般的な転職の時くらいサポートできるようなサービスがたくさんこれから出てくるだろうなとは思います。
その中で働き方の会社をやってる私たちとしては、どうサポートするのかは模索していきたいなと考えています。
これ!という結論がある話ではないですが、今までにない働き方をする人が増えるからこそ、それをどうサポートしていくのか、より個人が自由に選択できるような社会をどうやったら作れるかを考え、チャレンジし続けるプレイヤーはもっともっと増えないといけないとは思います。
今日は以上です。