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ずっと居場所がないと感じていた僕が出会った、ラクに生きる考え方

こんばんは。
先週から続いているほぼ毎日note企画ですが、なんとか今週もやっていきたいと思います。

8/27にマガジンハウスさんから「コミュ力なんていらない」という初の著書を書いたのですが、本書では比較的大人になってからというかコミュニケーションに自信がない人、苦手意識を持っている人が、それでも仕事で成果を出す方法や考え方について書いています。
が、今回は本書ではあまり触れられなかった学生時代、子供時代の話を書いていきます。


ただコミュ力がない人、特に、周囲と打ち解けるのが苦手だったり、空気が読めなかったりする人が最も苦労するのは「学校」という場所ではないか?と思っています。
かくいう僕は社会人になるまでほとんど友達と呼べる人はできず(大学時代に数人かな)、ずっと自分の居場所はここではないような、なんだか居心地の悪い人生を送ってきたような気がします。

僕は、家庭の都合もあり、3つの小学校に行ってるのですが、正直どの小学校でもほとんど馴染めませんでした。
当時は今の数倍も周囲と打ち解ける、話しかけることが苦手で、鉛筆が折れてしまいノートが取れなくなった時に、隣の子に「鉛筆貸して」というのに2時間くらいかかった記憶があります。
これは今でもそうですが、当時から自分のペースを乱される、つまり自分がやりたいことや何か集中している時に邪魔をされるのが本当に苦手で、しかもその相手に対してやんわりと断ることができずにストレートな物言いをしてしまっていたこともあり、段々と近づいてくる子がいなくなっていきます。
そのわりに「おかしい」と思ったことは「おかしい、なぜなら...」みたいに主張しないと気が済まない性格だったこともあり、先生からもめんどくさがられていた記憶があります。

当時から足は早かったので、運動会のリレーなどで活躍してせっかくクラスで話しかけられるチャンスを得たのに、「あ、あ、ありがと」みたいなことしか言えずに結局次の日から誰かとの輪に入るようなことはありませんでした。


小学生にしてみたら、家と学校が社会のすべてです。
そこでうまく打ち解けられずに居心地が悪い思いをずーっとしていると、「自分はダメなやつだな」と思うようになります。
それがトラウマになり、中学とか高校では目立たないようにというか、傷つきたくないから「俺、別に1人がいいし。」的なスタンスをとるようになっていました。
ただ相変わらず「おかしいと思ったこと」や「違和感があること」などへは空気を読まずに言わずにいられないままだったので、本当にクラスの中でも扱いにくいだろうなーと自分で自分のことをそう思っていました。


もしかしたら東京に行ったら変わるかもしれない!なぜかそんなことを高校時代は根拠なく思っていて、大学は東京だ!と決めていました。
そのために受験も頑張り、結果として東京の大学に来たこともあり、人生を変えようと思って、頑張ってなんとか友達を作ろうとしたり、いろんな新歓コンパなどに行って話したりを繰り返しました。
最初のうちはなんとかかんとかやっていたのですが、途中で一気に疲れ果ててしまい、、1年生の後半からしばらく学校に行かなくなってしまい、当時連絡を取っていた友人とも連絡をとるのをやめてしまいました。

この時はさすがに自分に萎えましたし、堪えました。。
「あー、自分は社会で人とうまくやっていくの無理かもな、、、」そう思って絶望にくれたのを覚えています。


そんな気持ちがずっと心の底にあったまま、なんとか生活をしていたのですが、転機は「仕事」によって起こります。
本にも書いてあるのですが、時給が高いからという理由で始めたテレアポの仕事で面白いように成果が出るのです。最初は半信半疑だったのですが、自分で考え、工夫をしていくとどんどん成果が上がってくるという経験をし、徐々に考え方が変わりました。

「人と打ち解けたり、仲良くなったりは苦手だけど、こういう仕事ならできるかもしれない。」

初めて自分の居場所を見つけたような感覚でした。
またテレアポの仕事というのは本当にチームに多種多様な人がいます。学生さんもいれば主婦もいるし、夜のお仕事をしている人やバンドマン、俳優を目指している人、ほぼ裸じゃんみたいな服装のギャル、訳ありのフリーター、書家の先生、少し体に障害がある人、体が本当に弱くてまともに朝出勤できないで会社員をドロップアウトしてしまった人etc...
今までの人生では出会わなかったような本当に多様な人たちとチームでした。でもみんなコンプレックスを抱えているんだけど、いい意味でみんなそん多様性を当たり前のように受け入れているチーム。
初めて「居心地良いなぁ、この仕事楽しいなぁ」と思えた居場所に出会いました。


これが本で主張していることでもありますし、僕の原点になっています。
人は得意なこと、苦手なことは誰でもある。でも苦手なことはうまーく避けて、得意なことで勝負すればいい。またそんな自分を「いいじゃん!」と言ってくれる場所を見つけるかどうか、が重要なんだと。

どうしても誰かに嫌われるのはイヤですし、それが全然平気、という人はそこまでいないかもしれません。
得意で当たり前にできることよりも、苦手なこと、うまくいかなかったことの方にどうしても自分の意識というのはいってしまいがちです。そして、世の中には努力によってその苦手を乗り越えていくのが素晴らしいという考え方もあります。


それでも僕は苦手なことを乗り越え続けていく精神力があるようなタイプではありません。どちらかというと苦手だから人付き合いもしないし、避けるようにしてきたタイプです。
今もそれが変わったかと言われれば変わっていないと思います。大人になりましたし、社会人歴も長くなったので多少マシにはなりましたし、ごまかせる技術はたくさん持てるようになりました。きっと根本は変わっていません。


でも、
そんな自分を「いいじゃん!」とか「面白いね」「すごいね」と言ってくれる場所はきっとどこかにあるんだと思っています。
自分が苦手なことで苦しみ続けるよりも、多少でもできること、得意なことを見つけてその価値を最大限認めてくれる場所や人を探すことができたら、きっと多くの人はもっと「ラク」に生きられるし、楽しく仕事することもできるんじゃないかなと思っています。


これまで書いてきたように決してコミュニケーションがうまくない、どちらかというとコミュ障と言われる僕が、苦手なことはうまーく避けて、得意なことを活かせる場所を探し、仕事で成果をあげたり、なんとか楽しく生きていくための考え方やちょっとしたtipsを書いてありますので、ぜひ「居場所がないな」「居心地悪いな」と思っている人がいたら読んでみて感想を教えてください!


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