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爺さんのアトピー対策

重症のアトピーとか膠原病で皮膚に炎症があるとか、いろんなタイプの患者を治療して、気がつくことが多いです。。
問題が、2種類あります。

一つ目の問題は、重症のアトピーは、自己免疫が過剰に反応することです。
自己免疫の反応すると、まず、ヒスタミンとサイトカインという炎症物質が、過剰に出て来ます。
このヒスタミンとサイトカインが多いと、皮膚に熱を作り乾燥させます。
ヒスタミンとサイトカインが過剰に出てきた時の危険性は、コロナ感染が始まった時に、多くの人が死んだことでも知られています。サイトカインの嵐と言われました。免疫反応の準備が整う前に、サイトカインで、全身の炎症が起こってしまう例でした。

ヒスタミンとサイトカインが出て来ることは、自己防衛のための最初の反応なのですが、それが過剰に起こると、アトピーの原因になるのです。

アトピーの患者は、頭が良い人が多いです。
脳が過剰に働くように思えます。
頭脳か過剰に働くので、睡眠が浅いのかも知れません。
痒いから深く寝られないのか、寝られないので、皮膚に炎症を起こすのか、難しいところですね。

これについては、オレゴンの医師が睡眠薬を使って、10日間続けて寝かせる治療をしています。たくさん寝ると、皮膚が回復しやすいことを実証しているので、深い睡眠派が重要だと分かります。

この問題について、私の場合、コーヒーから抗酸化物質を作っているので、これを飲んでもらいます。ヒスタミンとサイトカインという炎症物質を血液中で中和解毒するわけです。薬草を取りに山へ出かけて自分で薬を作るという昔の方法をいまだにやっているのです。
それと、メラトニンを20ミリから40ミリ飲んでもらって、寝られるようにしています。
抗酸化剤と日々に発生する活性酸素を中和すること、深く寝ること、この二つで徐々に治良くなってきます。
私は、抗酸化剤を使う治療を、戦わない治療と呼んでいます。
玄関から入ってきた病気の原因に、裏門を開けて出ていってもらう方法です。

病院の治療は、原因を分析して、それと戦う薬剤を使う戦う治療ですね。即効性がありますが、副作用もあります。
病院では、アトピーに、抗ヒスタミン剤を使うのですが、抗ヒスタミン剤は、結果として皮膚を乾燥させる副作用があるので、長期に使えません。
病院では、もう一つ、ステロイド薬を使います。これは、過剰な免疫反応を抑え、皮膚に溜まっている炎症物質を新陳代謝を促進させることで除去するのです。短期的には効果があります。しかし、長期に使うと、皮膚が弱くなり効果がなくなってきます。
現在の病院の治療は、悪循環になります。
病院医師は、製薬会社が販売する薬しか使えないので、自由な発想ができないです。

二番目の問題は、免疫過剰反応のために、皮膚が発熱して乾燥して、傷ができ、そこに雑菌が付きます。この状態をアトピーと言います。
この皮膚にできた発熱と炎症と傷が、手こずる難問なのです。

治療に成功した例として、北海道にトヨトミ温泉という温泉ミネラルと重油成分が混ざる温泉があります。
石油を掘ろうとして掘削したら、温泉が出て、温泉地になったという珍しい場所です。

この温泉が、皮膚治療の基本を教えてくれています。
温泉成分で殺菌して、重油成分が皮膚を覆うと、1週間くらいで、重症のアトピー患者が治り始めるのです。

このトヨトミ温泉の温泉治療は、アトピー治療の基本を見事に教えてくれます。

まず、人里離れた温泉地でゆっくりする。
これで、頭脳のストレスが軽減します。
次に、温泉に入ることで、血液循環が良くなり、体内の解毒が促進されます。
温泉に含まれる殺菌作用で、皮膚に付いている雑菌を消毒します。
消毒した後に、温泉に含まれる重油成分が、皮膚を覆って保湿作用になります。

大自然が教えてくれる知恵はすごいですね。
人間は人工的なものを作って、宣伝して利益をあげる大会社を作っているのですが、田舎のひなびた温泉に人を治してくれる神からの恩恵が潜んでいます。
いとも簡単に治してしまいます。


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