見出し画像

面接官として200人以上面接してきて…

私と面接のかかわり

こんにちは。
私は、大学を卒業後に37歳で1度目の転職、40歳で2度目の転職をして現在は3社目にて就業中です。すべてエンタメ・メディア系企業です。
業界としては、華やかでもあり人気とあって就職先として興味のある方もたくさんいらっしゃると思います。
私は1社目では非管理職でしたが、大企業でしたので大量に応募されてくる新卒の大学生、大学院生を相手にした新卒採用の「1次面接要員」として面接に関わり、2社目、3社目では管理職として1つの部門、もしくはそれらの部門を束ねた局を統括する立場として、主に中途採用の「2次面談~最終面談要員」として面接に関わってきています。

新卒採用の時…

1次面談要員の時が、とにかく一番大変でした。朝8時集合で18時から19時まで面接作業に完全に拘束され、それ以外のことは何もできないという状態が2-3日続きます。朝から夕方まで(多少の求刑はありつつ)隙間なく15分間隔程度でどんどんと面接していくので、1日に20名前後の学生さんと面接を繰り返します。直前までどんな学生と面接するかがわからずに、面談前5分で人事部から次に面接する方の情報シートが渡され、5分でとにかく内容をインプットし面談に臨みます。面接員は2名ペアで、面接される学生は1名のいわゆる2-1面接です。
面接員は事前に役割を決めておくことが多いので、例えば質問はひたすら1人のものからして、もう一方は微笑を浮かべてずっと聞いているスタイル。本当にきになったことだけ、微笑役が最後に質問したりします。(微笑の心の中は・・・ご想像にお任せです)他には、菊テーマの順番を決めておいて、2人が交互に質問するパターン。この場合は、相方が質問している間に次の質問どうするか、考えていたりします。
新卒採用での、面接官から見た「面接」についての感想を書いていきます。
まずよく聞いていることだと思いますが、書いてもらってる履歴書はそこまでじっくり読んでません。面接フェーズにに入ったら、一次面談はなにか対面であなたの魅力を出していただくことにつきます。これは、正直面接官との相性もあるので、正解のやり方はありません。でも、最低限言えることは、言葉のキャッチボールがきちんと成立していることと、用意してないであろう質問に対してのリアクションが及第点であること。
言葉のキャッチボールはとても大切。たまに就職希望者の方が、一つの質問に対してアピールしたいがためにちょっと長いかなぁと思うくらい話すことがあります。これはやめましょう。それよりも簡潔に答えて、次の質問で言いたいことを答えるような質問をしてもらえるように、引き出せるように答えましょう。この掛け合いが発生すると、面接官があなたに少しでも興味を持ってる証拠。反対に、質問に対して150%の量で答えると、聞く方もお腹いっぱいで、そして時間が限られてるので次の質問に行っちゃいます。あなたの150%が完璧なら問題ないですが、なかなか難しいですよね。これって、日常の会話と同じです。ベラベラとずっと喋ってる人いますが、はぁーってなりますよね。あれは面接ではやめましょう笑
あとは、笑顔がベースですが、考えさせられる質問など、いろんな局面でそれに相応しい表情を演じること。表情の豊かさというやつです。それと、表情だけでなく、できるだけ身振り手振りもところどころ加えながらしっかりと質問に答えることは基本ですが、ほとんどの方は実はできてません。
面接官から見たら、受験者はお客様(まだ入社前なので)、受験者から見たら、自分たちのために業務を止めて参加してくれてるありがたい方々。そこへの感謝の念は、最後に言葉で伝えられると良いですね。
自分の歴史、生い立ちは変えられないし、嘘はそのうちバレます。自分の生きてきた道を言葉のキャッチボールを通じて、しっかりアピール!
簡単なようで難しいのはよくわかりますが、素直な自分をしっかりと相手の頭の中にインプットさせてくださいね。


次回以降は私がもっとも回数を重ねている中途採用について書いていきます。


いいなと思ったら応援しよう!