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#15 ひとりでは生きていけない

自立ってなんでしょう?
経済的、あるいは精神的

私は、経済的に自立したい、
私は、精神的に自立したい

仏教には、僧伽さんがというのがあります
悟りという目標に向かい、お釈迦様も含め、
集中して修行していく集団のことです

その僧伽さんがでは、生産活動を禁じられていました
もちろん商売をしたり、
仕事をしたり、食べ物を育てたりもです

それは、悟りという目標に向かって集中する
そして修行する集団、それが僧伽さんがだったんです

プロのスポーツ選手だったり、
アスリートならイメージしやすいかもしれません
自分の目標へ向かって、
すべてを離れ、すべてのエネルギーと時間を注いでいく

ですが、生きる為には食べていかないといけませんね
だから、お釈迦様も含め僧伽さんがの方たちは、
托鉢たくはつといい、周りの方々から、
100%恵んで頂いておられました

食べ物も、着るものも、薬も、寝る場所も

それでも、精神的にも経済的にも、自立していたんです
これは、2つのことではなく、1つのことなんです
え?すべてもらっているのに、自立?
そう思うかもしれません

1つの目標に向かい、私たちがやらないレベルまで
突き詰めると、サポートしてくれる人が現れます

スポンサーと聞くと、ピンと来ると思います

お釈迦様も含め、僧伽さんがの僧たちは、
100%御布施おふせを頂き、その代わりに、
それを受けるにふさわしい人格を高め、
さらに、法を与えておられました

もちろんその中で、なまけたり、あざむけば、
それはみんなに見放されます

さて、私たち人間は、あらゆるものの関係の中で
生きています
これは仏教だからではないですよね

私たちは、ひとりでは生きていけないです
何かしら、誰かしらの恩恵を受けて生きています

だからこそ、お釈迦様は、与えることが大事だと
何度も言っておられます
修行をして、御布施おふせを頂き、智慧ちえを授かり、
また、御布施おふせをして功徳くどくを積み、法を教えて頂き、
智慧ちえを授かる

僧伽さんがの僧も、人々も、お互い自立しながら
この関係が成り立っていたんです

たとえひとりで生きていると考えていても、
私たちは、国から、会社から、地域から、家族から、
与えられて生きています
だからこそ、何かしら私たちは返して(与えて)
行かなければいけない、これが自立への一歩です

今は夫婦でも、いずれ離れるかもしれない、
そして、ひとりになるなら自立できるようにしないと

このように思うことは、怖いです
思っていることは、実現していってしまいます
たとえポジティブな思いであろうと、
ネガティブであろうと

引き寄せの法則などと、よく言いますが違います

それは、自分自身がそう思っているから、
そちらの現実に、歩み寄って行くからなんです

自立すればするほど、自分ひとりで、
生きているわけではないとわかってきます
だからまずは、与えたらいいじゃないですか
そこから見えてくるはずです

The more independent I become, the more I realize that I am not living alone.
自立すればするほど、自分ひとりで、
生きているわけではないとわかってくる

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