#16 慈悲の心と、お人好しの違い
お人好しについてです
現在では、あまり良い意味というよりは、
騙されやすいとか、付け込まれやすい人、
というような意味合いでとられやすいですよね
仏教では、慈悲の心と智慧の教えだと言われます
この慈悲の心とお人好し、
どちらも似たような感じだと思われるかもしれません
この、慈悲というのは、
誰かの悲しみに寄り添い、喜びを与えていく、
抜苦与楽とも言われ、
誰かの苦しみを抜いて、楽を与える
ということです
ですが、これはただただ同情し、自分の感情に
基づいて寄り添うことではないです
そこに、智慧が伴わないといけませんね
もちろん、思いやりとか人が良いというのは
素敵なことです
だからこそ、付け込まれやすかったりします
さらに、あぁ可哀そうとか、あぁ良かったねとか、
そこだけの感情に流されてしまっては、
これはお人好しです
ですから、智慧がそこに無いと、
慈悲の心とは言えず、お人好しになります
智慧というのは、理性とも言えますが、
物事の本質を見極めることを指します
気づき、とも言えますね
なにかアイディアを出すような、
知恵ではないですね
なので、慈悲の心と、智慧、
これはいつでもセットでないといけません
智慧が無いと、本当の慈悲の心は発揮できない
慈悲の心が無いと、本当の智慧にはならない
ここが非常に大事になってきます
Compassion and wisdom must always be a set
慈悲の心と、智慧、 これはいつでもセットでないといけません
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