英花伝書ー植物と人間の文化ー#1
我々は死の木につかの間の花として咲く Morgan Gibson
私は小中学生の頃は、和歌や俳句で植物を好きになり、高校生の頃から、植物に関する絵を描いてきました。
最近になって、植物に関する考えを深めようと思って知識をあつめようとし、それについて考えようと思いました。
しかし生物学的な本ばかりで、美的側面や、芸術的な、心を慰める植物の世界についての本は見つからなくて、自分で書こうと思いました。
私は、山や森、自然の植物が好きです。特に花が好きで、ミュッシャや、アールヌーボー、グスタフ・クリムト、エゴン・シーレなどのウイーン世紀末芸術も好きです。
幼児の時は、魚が好きでした。父や、祖父の影響で釣りが好きになり夢中になりました。おじいさんが釣った魚に砂をかけて、唐揚げと言って遊んでいました。
小学生の時、夏休みの宿題の自由研究で、魚の図鑑を見て、ノートに色鉛筆で魚を描いて学校に提出していました。
しかし、私は太ったり痩せたりしていたので海で泳ぐのが嫌になり、人に自分の体を見せるのがいやで、海が嫌いになりました。
私は、山に登るのも苦手でした。山に登るとすぐに筋肉痛になり、動けなくなりました。私は体が弱かったのです。
私の子供の頃の夢は、詩人になることでした。
和歌もいくつか覚えましたが、似たような世界観であまり人との差がない世界だと思いました。私が好きな和歌は、 花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに 小野小町 秋の田の仮庵の庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ 天智天皇
ですが、他にも好きになりましたが、競技カルタには興味がありませんでした。
冒頭の桜の写真は、西行の
願わくば花の下にて春死なん その如月の望月の頃
この歌は『山家集』から来ていますが、写真はこの歌をイメージして撮りました。
この歳、私は51歳ですが、いつまで桜を見られるのか、あと何回だか。
しみじみと哀れみを感じます。私も桜の下で死ねればいいなと思う事もあります。
今日は古典を中心にして植物について考えました。
この辺で終わります。