写真を本気で始めるためのカメラ (素人がプロなるための260週の記録)
(第3週)
僕が選んだカメラ
前回、本気でプロのフォトグラファーに5年でなる宣言をしたわけですが
そんな僕が、選んだカメラを紹介します。
一眼レフ機を10数年前にもってから一昨年までは、一眼レフ、コンパクトデジカメ問わず、ずっとNikonのカメラを使っていました。
Nikonを使い始めたのは、最初に自分で意図して買ったコンパクトデジタルがNikon のCoolpixだったからです。(携帯電話に高性能カメラが搭載される遥か昔)最初はCasioのExilimというカード型のデジカメを親からプレゼントでもらって、その後 初めて手にしたカメラでした。
Coolpixを買って、その時にみた光の色(透明かつ白く抜けたような感じ)は今でも忘れません。この時からカメラはNikonしかないという先入観が芽生えていました。
一眼をやり始めたときも、Nikon D100、D5500とNikon以外は眼中になかったのですが、ある日、友人からFujiFilmの X-E4をお借りして、自分のカメラ観は180°変わってしまいました。
さようならNikonさん、こんにちはFujiさん
その日から、1ヶ月たたずに、すべてのカメラを下取りに出して、購入したのがX-Pro3、X-H1という二つのカメラです。
そもそもFujiに乗り換えたのは、もちろん
Fujiのみが搭載する「フィルムシュミレーション」という、さまざまなフィルムの色合いを再現する機能。
被写体、風景を見て頭に残った自分のイメージをEVFの中でフィルムシュミレーションによって味付けをする。これはミラーレスならではの、最強の道具といえます。
そして、この2台のカメラ
X-Pro3
X-Pro3は、カメラ界のポルシェ、M型Leicaのような風貌よろしく
わざと液晶を反対側に隠して、「液晶を見ないで撮ってくださいね」 と主張する有名な変態カメラです。
さらにチタン合金の上に、シチズン社が開発したデュラテクト™️コーティングという艶消しのような塗装がされていて(これ多分必要ないやつ)
やたら色っぽいカメラです。
毎日でもカバンにいれて歩きたい、お酒を飲みながら愛でてあげたい。
愛されるために生まれてきたカメラです。
しかしながら、シンプルなデザインにつき、趣味性たかすぎで、
写真のワークショップなどでは、なかなか使いずらい。(でも、まず写真のことを毎日考える、カメラが大好きになるにはこういう愛機が必要)
そこでカメラの使い方を覚えるように追加購入したのが
X-H1です。
X-H1
Fujiのフラッグシップでありながらも2018年登場でかなり世代落ちではあるものの、写真を撮る上ですべての考慮要素(絞り、シャッタースピード、ISO感度、測光など)がアナログダイヤルで用意されています。
プロモビデオを見ていただくと、フラッグシップらしい日本の職人気質な味わいもたまりません。このへんはLeicaのこだわりに通じるものがここにはあります。
だからFujiなのだ
商業写真を撮るなら、一般的になんでも撮れるCanonや、最近は動画もということでSonyを勧めるカメラ先生が多いと思いますが、過去のカメラとの決別は、カメラがうまくコントロールできない、自分の思い通りの写真が撮れないが原因でした。
だから今度こそ、
写真に向き合いたい。
まずは、毎日カメラを手にして写真を撮りたい。
そこが自分のスタートポイントだと思います。
Fujiなら、へたくそな自分でもこんな写真が撮れるんです。