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クリエイト精神復活
最近金木犀の香りが気に入っていて画像をお借りした。最近は文章を書く事が少なくなって、アーティストデートもしていない。YouTubeも垢バンになってしまった。それでは何をやっているのかというと、アウトドアではサイクリング、インドアではPS5のゲームとモーニングページである。
私は文字を書くとペンの、持ち方が下手な為指の力が無駄にかかって直ぐに疲れてしまうのだ。
だからこのnoteのようにフリック入力で気楽にライティングを出来る媒体が好きだ。
アウトドアのサイクリングだが趣味が高じてGWに港区まで走って行った。かなり距離があるにも関わらず子供の日だからというわけでもないが、ある著名人に会うつもりで天からの声を聞いて、ペダルを一所懸命に漕いだ。
港区に至るルートはiPhoneがハッキングされてしまいロックがかかった状態で役に立たないのにスマホホルダーに固定して目白通りを25kmでヘルメットに手を当てながら直進した。
途中、ゴミ捨て場に大量の本が捨ててあったので、メルカリに出したら小銭に変わるのではと下衆な考えが浮かび拾って自転車の籠に押し込んだ。
グーグルマップが使えないので、勘に頼って港区まで歩みを進めて西早稲田の神社の近くのコンビニでGODIVAの限定スイーツを活動食のつもりで手に入れた。
早稲田のエリアは土地勘は全く無いので曲りくねった細道を右へ左へすり抜けて行った。なぜか歩いている人も少なく早稲田エリアはのんびりとした空気に思えた。
早稲田の友人との大切な約束が数日後に迫っていたが、自分の知らない学校の街並みを年老いてから行くのも趣があってよろしい。これってアーティストデートなのかもしれない。
僕は早稲田とF欄の共通点とか理解出来る何かを見つけられないかと考えていた。ペダルを漕いでいると小さな思いつきは瞬時に消えて後ろへ流れて行ってしまう。紙とペンさえあれば、どんなストーリーだって書けるんだよと憧れの先生が本に書いてあったのを思い出した。
早稲田を無事抜けると例の神楽坂付近へ出た。高いお店は知らないのであのコロナ騒動でどれだけのダメージをこのエリアが受けたのかは知らないが、何店舗かスケルトンになっているのが確認出来た。
サイクリングもマップかアプリが無いと危険なトリップになってしまう。僕は都心の道の城東は詳しいが城西はあやふやなオノボリさんである。せっかくなので女子に人気の東京大神宮に寄ることにした。神宮では期間限定のカップル絵馬を売っていたので当てのない誰かの為に2枚買った。願い事を書いて1枚は神社にもう1枚は自宅に祀るらしい。
美しい女性のいた大神宮を後にして
靖国神社方面へハンドルを切った。靖国は特別な神社だから、この日は正門の横を通り過ぎるだけにした。
巨大な黒い鳥居の奥に大村益次郎の像が鎮座していた。
このショートトリップでは水筒のお茶は持ってきていたが、ステンレスの銀色の外観で弾丸に似たデザインなので、あまり公の場では出さない方がいいと勝手に思った。
国会図書館の近くには若い警察官が最低限の警備をしており、この付近の重要度を再認識した。少し迷って自民党のビルの横で警察官に青山通りへの道のりを尋ねた。その後に喉が渇いたので例のお茶も口にしてショーウィンドウに映る自分の黄色いヘルメットと青のパンツが小学生みたいだなと少し恥ずかしく思った。豊川稲荷のある246への道のりは微妙に僕の判断を狂わせていった。
つづく