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布施明が面白い

最近布施明さんが面白いと感じてしまう。

特に"君は薔薇より美しい"という歌を
歌う映像を見ると自然と笑ってしまう。
(バカにしているつもりはありません。)

「はあああ〜君は〜〜〜〜〜〜
  変わった〜〜〜〜

いくつか面白いと思ってしまう要素がある
一つ目は声量である。

私は元来声量の大きな人を面白い
と思ってしまうところがある。

カラオケで友人のI君が
良い声量で歌っているのを聞くと
なぜか爆笑してしまう。

もう一つは布施明さんの笑顔だ。
とても楽しそうに歌っており、
こちらの緊張感が緩むからなのか
面白いと感じる。

君は薔薇より美しいを
ここ1週間で10回ぐらい聞いている。

聞く回数が増えると
先が読めるようになってくる。
サビ前になると
「そろそろ "変わった〜〜"が来るぞ」
って気持ちが芽生える。

最初はシンプルに驚きと感心の感情が
強かったのかもしれないが
何回も聞いた今では、
「よっ待ってました」
「いや〜やっぱすごいな」
という感情なのかもしれない。

私が敬愛する佐渡島庸平さんが
対談の中で下記のように
発言していたのを思い出す。

"人の感情に対しての解像度はとても荒い"
(ちょっと言い回しは違ったかも)

例えば、直近の30分の行動の中で
自分の感情が秒単位でどう変遷したのか
言語化することはかなり難しいし、

それほど細かくなくても
感情がどう変遷していったかを
記憶しておいたり、理解しておくことは
簡単ではない。

しかし、
一つの作品を何度も味わうと
その時々の感情の変遷を
記憶しておくことの補佐を
してくれるのかもしれない

例えば、
子供の頃サザエさんを
みていた時は
カツオ君の視点でみていたが、
大人になりマスオさんの視点で見ると
別の感情が芽生えてくる。

そのそれぞれの違いを通して見ることを
作品は時に支えているのかもしれない。

ぜひ布施明さんの歌を
楽しい、面白いと思える人
(感動するではなく)という人と会って
布施さんのコンサートに行ってみたい。


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