【MBTI】内向思考とはなんなのか?
内向思考ってどんな機能なんでしょうか?
みなさんどうお考えでしょうか?
端的に言って、「なんなのか?」とか考えているのが内向思考の機能です。
この記事をよんている人は内向思考が主要機能か補助機能なのではないでしょうか?
まず、思考機能というのは、物事の因果関係を推論する脳の機能のことです。
なぜこうなったのか?
とか
こうなるだろう
といったことを考える能力です。
この能力が非常に優れているために、ヒト(ホモ・サピエンス)はここまで反映したのだと思います。
この推論が正しく行える場合、確度の高い未来を予測できるためです。
次に、内向機能とは、自分の内面に意識を向ける態度のことです。
意識が自分のことにフォーカスされがちで、
外の世界から一歩引いたような印象を与えます。
これらが組み合わさった内向思考機能は、
物事の因果関係について頭の中で咀嚼する能力
ということになります。
内向思考の特徴
内向思考型の人の特徴はとにかく四六時中考えていることです。
考えること自体が好きなので、実益性がなかったり、現実性がなかったりすることも考えることができます。
また、「もうわかっていること」については、興味を持ちません。
「考えるべき」ことがないからです。
なので、ただやるだけのルーティンワークが嫌いだったり、
誰もやったことないことが好きだったりします。
また、対人関係では、いたずらっ子な一面があったりします。
これは、「こんなことをしたらどんな反応が返ってくるのか」ということが気になって仕方ないからです。
ずっと同じことを繰り返すということができず、変化を好みます。
また、上記に反して一貫性を大事にします。
これは予想した通りになる、ということに心地よさを感じるからです。
しかし、より良い論理を見つけた時には従来持っていた考えを簡単に捨て去ることもあります。
側から見ると一貫性がないように見えるかもしれませんが、
論理がアップデートされただけであって、
本人にとっては一貫した行動だったりします。
モノ、コトについてに興味を持ちます。
人間関係については、他人を発想袋だと思っている節があり、
議論などを好みます。
ただし、内向指向なので、自分が正しい、という前提の頑固さがあります。
逆にいうと、不完全な論理しか持ち合わせていない場合には、
それについて語ることを控えます。
外向思考との比較
外向思考タイプとの違いを考えてみましょう。
外向と内向の違いは、注意の対象が外側に向いているか、内側に向いているかです。
外向思考の場合、考えを話すことや、人の考えを受け入れることに抵抗がありません。
内向型の場合は、自分の考えた論理を表現することを好みませんし、
表現も拙かったりする場合が多いです。
外向思考タイプは、考えをアウトプットしてそれを批判されても受け入れることができるのに対し、
内向タイプは、自分の考えた論理は独創性を持っており、アイデンティの一部を形成しているので、それを批判されることは好きではありません。
しかし、これでは、独りよがりの考えとなり、偏見に満ちたものになりがちです。
その点外向思考タイプは、バランスの取れた論理性を獲得していることが多いです。
外向思考タイプは規律を重んじます。
内向思考タイプは規律を重んじますが、それは「自分の中の」という制約がつきます。
自分が納得している規律については守るべきであると考えますが、
そうでない場合は独自のアレンジを加えたりもします。
したがって、内向思考タイプが改革的であるのに比べて、
外向思考はやや堅苦しく見えます。
外向思考タイプは、内向感情機能が意識されづらい傾向があります。
したがって、自分の好き嫌いを超えて社会的な秩序に従う傾向が強くなります。
価値判断に感情が乗らないことがあるので、ルールに厳格で取り付く島がないように映るようです。
他の内向機能との比較
内向感情機能
内向感情機能の人は、内向思考が自分の考えを反芻するのと同様に、
自分の感じたことを反芻しています。
この繰り返しにより、好き嫌いや価値観がより強化されていきます。
一般的に言って好き嫌いの感情は論理よりも強い力を持ちますので、
頭ではわかっているけど、好きだからついやってしまう、嫌いになれない、
といったことが起こるようです。
強化された感情は、論理よりも変更が効きにくいという一面もあります。
したがって、内向思考タイプよりも頑固な印象を受けます。
内向感情タイプは、好きなものに対しては非常に献身的になります。
自己犠牲を厭わずに人を助けることも多いです。
内向思考タイプが比較的損得で考えるのと対照的です。
周りの状況が、自分の価値観と一致していることに大きな喜びを感じることでしょう。
内向直観
内向直観タイプは、論理を超えたヒラメキに対してより注意が向けられます。
常に新しいことを発見することに意識が向けられます。
色々な知識が結びついていくことに喜びを感じることでしょう。
内向思考が論理的帰結として独創性を重んじるのと比べて
内向直観は、誰も知らない真実を探し求めます。
この機能により、突拍子もない発見につながったり、突拍子もない間違いに陥ったりすることがあるでしょう。
外向感覚機能が意識されずらい傾向にあることから、
内向思考に比べてもさらに自分の中の空想世界に溶け込みやすく
心ここにあらずといった印象を受けやすいです。
内向直観の機能は無限の可能性であり、
まだ起こっていない未来を強く信じることができる反面、
起こっていなかった過去を再解釈してひどく落ち込むようなこともあるでしょう。
内向感覚
内向感覚機能は、過去の体験や自分の今の感覚を強く意識しています。
出来上がった今の自分に強い自信を持っています。
積み重ねてきた過去を再体験しており、
楽しかった記憶などをもとに今の行動を決めます。
したがって、やや保守的に映ります。
新しいことを追い求める内向思考に比べて現実的で
地に足のついた考え方になります。
内向思考タイプが自分からさまざまなことに目を向け見つけ出すのに比べて
楽しいことが目の前にやってくるのを待っているような印象を受けるでしょう。
趣味などを見つけるのにやや苦労するかもしれませんが、
さまざまな体験を通して自分の気に入ったものを見つけ出せば、
楽しく過ごすことができるでしょう。
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