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【歌詞解釈】小松未歩の『style my own』はまさにこれが私のスタイル
隔月恒例、考察という域を超えて妄想をお届けするシリーズの第26弾。
小松未歩の1曲だけで1時間話すという企画の一環として執筆する、
下書きというかカンペとなります。
開催は来週2/20。
興味のある方は是非覗きに来てくださいませ!
ついに4年目突入!
— 品川みく (@47_miku) February 4, 2025
小松未歩1曲1時間ラジオ 第26回、
style of my ownを扱う#スタイルナイト は、
2/20(木) 22:00〜開催です。
お楽しみに!
https://t.co/qe8Muf6UyM
葛藤の末に辿り着いた境地
『style my own』は5thアルバムに収録されており、
タイアップ構成により大好調だった1st・2nd、
プロデューサーが離れ苦難を強いられた3rd・4thを経て
ここから開き直りというか「もうこれでいっか」という悟りが見られ始めるアルバムであります。
収録順的に、次曲は『さいごの砦』であり、
なにかひとつ音楽活動を続けるにあたっての譲れない想いみたいなのを見つけられて歌っていく、という楽曲の前に位置していることもあり
タイトルの直訳通り「これが私のスタイルですよ」と明言している楽曲ではないのか、と私は解釈しております。
また、『mysterious love』のカップリングで『style of my own ~遊景~』と改題し収録されています。
なぜそんな直後のシングルにて再録されたのか。
これも実は大きな意味を持つんじゃないかな、という含みも持たせつつ
私の解釈を展開してみようと思います。
タイアップなんてくそくらえ
ほんとに書きたいことは後半に凝縮してますのでまずはサクッと行きます。
今はフリーな気持ちだから
右に左に風まかせ
誰も知ることなどできない
未来 探してる
今はプロデューサーも離れ、事務所に所属してるとは言え自由に活動させてもらってます。
自分のペースで自分の歌いたい曲を書き自分で歌う、まさにフリースタイル。特にこんな歌うたいになりたいという未来は想定してないけど
このまま自由に生まれてくる言葉を紡げたらいいな。
真実の愛はひとつ
欲しいなら手を伸ばさなきゃ
伝えたいことは一つだけ。
欲しいものがあるならそれにひたむきに手を伸ばすだけだよ!
結果が供わなくたっていいじゃん。→後述します。
ダイヤの指輪も花束も
なんだか物足りなくて
自分で勝ち取る人生だけが
無限の可能性を秘めている
活動初期にいろんな経験をさせてもらいました。
予想外のいろんな賞賛もいただきました。
でもそれはなんか浮足立っていて自分にふさわしいかどうか疑問だった。
周りに流されて得られたモノより
自分自身の力で何かを成しえるという経過・結果のほうが人生を豊かにすると、私はそう思う。無限の可能性を秘めている!
一緒に旅してた仲間も
ひとりふたり 脱落して
正直な心と誠意が
揺らぎ始めてる
あんなに持ち上げてくれてた仲間も少しずつ少なくなったし
周りのアーティストも短い活動期間で終えていく一抹の寂しさ。
なによりプロデューサー!なんでもう寄り添ってくれないのよ?
売れなくなったらポイですか?あぁそうですか。
信じてたのに。なんてね。そんなでもないけどね。
夢までの階段なら
2段飛ばしで駆け上がれるけど
今までありがとう。おかげで実力以上に評価してもらったと思ってます。
間違いなくデビューからのシンデレラストーリーは階段を駆け上がる心地でしたよ。
猶予をもらった今だから
風穴あけて休もう
悩みを抱えて生きた分だけ
笑顔の威力を知るよね
重圧が無くなってあとは私が歩みを止めるだけ。
それまでは自分のペースで楽曲をリリースしていこう。
これまでいろいろと紆余曲折あったけれど
暗い方向に行きがちな私の本質を受け入れてもらってる今のほうが
届いた時の快感は大きいかもしれない。
(真実の愛は一つ
欲しいなら手を伸ばさなきゃ)
さて、『mysterious love』のカップリングに収録されている『style of my own ~遊景~』ではこの一節が足されています。
それはなぜなのか。
これは完全に勝手な私の妄想ですが
『mysterious love』は【名探偵コナン】のタイアップを狙って作成されたと思っています。
タイトルがもろですし、久々に小松未歩再評価の流れが少しだけ社内に流れていたのでは、と推測します。
そこで「真実はいつもひとつ」というコナン君のキメ台詞を連想させるこのフレーズを強調して、最後の堕ちサビ前にもう一度採用してるんじゃないでしょうか。
しかし、ご存じの通り、『mysterious love』はタイアップを勝ち取ることはできませんでした。
理由は分かりません。
やはりプロデューサーの力が必要だったのか、と考えてしまうのは当時の音楽業界を思うと考えざるを得ません。
『mysterious love』のカップリングにこの曲を収録した意味。
私はここに紐づけています。
でも最終的にこの結果に小松未歩自身は後悔していません。
「欲しいなら手を伸ばさなきゃ」と手を伸ばした結果ですから。
「自分で勝ち取る人生だけが無限の可能性を秘めている」のです。
挑戦した結果がこれなら、納得して別の形のリリースと相成ったのでしょう。
それだけ気合の入った『mysterious love』は見事に好調と言える売り上げを記録しています。30位台が定位置だった当時の彼女にしてはオリコン20位以内は健闘と言えるでしょう。
また「遊景」という言葉は存在しません。造語です。
ちょっと遊んでみた光景、とでも解釈してみましょうか。
コナン君のキメ台詞を歌詞に盛り込んでみました♥みたいな。
こういうちょっと気が向いたら挑戦してみる、というのも重要なメッセージ性かもしれません。
世の中ままならないことが多いかもしれませんが、私は自分自身の想像する未来へ向かって邁進する所存です。それが私のスタイルです、とでも言いたげです。
失ったものは多いけど
今の私が好きよ
明日が今日より輝くように
いつも心に希望持って
色々悩んでみたりもしたけれど、今の私のスタイルが好き。
今日よりも眺めのいい、そんな自分へ明日を踏み出そう。
私はそんな彼女らしさが、最高に好きなのです。
Afterword
というわけで新説N曲に落ち着きました。
この時期の曲はもう全部それなのよ。(※n回目の主張)
「style of my own」というタイトルからしてもこれ以外の解釈はないんじゃないかと思ってますがどうでしょう。
『~遊景~』のほうには多分に妄想も交じってますが
どうしても彼女が関係ない曲をカップリングに配置するとは思えないのですよ。これが、私の挑戦した結果だよ!と主張したかったんじゃないかな。
そんな感じで。
影響されないようにまだスピーカー記事は読んでません苦笑
書き終わったのであとでお邪魔します。
また次回更新した際はよしなに。
↓スピーカー記事↓
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