[リバイバル]51おっさん 日本拳法始める⑤「1回目昇級審査(2024/9/1)」・「2回目昇級審査(2024/12/8)」
こんにちは、ひでです。
さて、今年の6月初旬、道場のT師範より「今度昇級審査があるので、受けてみないか?」と聞かれました。
「え?昇級ってまだそんなレベルでは無いのに・・・」と思いつつ、話を聞いてみると、今回受験するのは「2級」なので、講習会に参加して「型」をすれば合格できるとのこと
昇級の条件
下記HP 日本拳法会「昇級・昇段の条件」より抜粋
・2級:講習会に参加 ← いまココ
・1級:2級相手に1勝(2戦で無条件取得)+形審査
・初段:1級相手に連続3人抜き(もしくは累計で4人に勝利)+形審査
団体によって少し違いはあるみたいです。
なお、同じ道場でもう一人M君(20代、私より少し前に入会したとのこと)も同じタイミングで2級を受けると聞き、ちょっと一安心。
2級審査(2024/6/30)
さて当日、審査会場である吹田市体育館へ。行きの電車の中でも、日本拳法の防具を入れたバックやリュックを持った集団がちらほらと。
同日に1級昇級や昇段の審査も行うので、体育館は結構集まっていた。なお、昇級・昇段審査は年4回とのことで、一回逃すと3~4か月待たないといけない。
2級は体育館の広い場所で一斉に講習会を実施。まず座った状態で教本(薄いパンフの様なもの)を貰い、型の説明を受ける。
次に数人ずつ一列に並んで、いくつかの型を号令と一緒に一列ずつ行い、それを審査員が見て、「こうした方がいい」等注意を受ける。
それで終了、一緒に受験したM君も私も合格。「あれ、こんなものなのか」という感じでした。道場のT先生には「1級は試合があるので、もっと厳しいよ」と云われた。
1級審査(2024/9/1 1回目)
①当日まで
さて、2級が終わったと思ったら、9月1日にまた審査があるとのこと。今度は試合に勝たないと型に進めない。
・1級:2級相手に1勝(2戦で無条件取得)+形審査 ← 今回はココ
道場での稽古では、いつもボコボコにやられてばかり(大体面突きを食らってよろめいたところを追撃されるパターン)。
なによりも体力が無い!! 独り相手しただけでバテバテ。それでも、ごくたまーに自分の「突き蹴り(前蹴りのこと)」が決まることがあり、いつも相手してくれるKさんも「突き蹴り決まればいけんじゃね?!」など云ってくれる(お世辞だろうけど、ちょっと嬉しい)。
よって、浅はかにも「相手によってはいけんじゃね?!」と受けることに。
十分な準備もできないまま、すぐに9/1を迎えることに(とりあえず、突き蹴りの練習と、型のユーチューブ動画を見たくらい)
②9/1当日
朝家で再度、型のユーチューブ動画を見て復習。あとはエネルギー補給にバナナとレッドブルを持参して出発。審査会場は吹田市体育館。今回も日本拳法の防具を入れたバックやリュックを持った集団がちらほらと。高校生の部活の集団が多い感じ。なお、試合の組合せは高校生・大学生・一般(社会人)が混合で、誰に当たるかわからない。「大学の日本拳法部の人なんか、めちゃくちゃ練習してるだろうな・・・」となんとか大学生には当たらないことを祈る。
会場で今回同じ道場で1級を受けるM君、初段を受けるKさん、Mさん、Sさんと合流。Kさん、Mさんはすぐ着替えてウオームアップ、自分も見習って柔軟したり、腿上げしたりして準備。そして試合前にバナナとレッドブルを食べる。早めに防具を付けて会場へ。
開会式のあと、いよいよ審査でM君が私より先。試合時間は3分、2本先取したら勝利。
開始早々、M君の突き蹴りが決まり一本先取!「よし!」と思うも残念ながら面突きと投げの合わせ技で2本とられ、先に進めず。
「惜しかった!」と口では云うが、内心(私だけ敗退で無くてよかった・・・)とせこい考えも。その後少しして自分の番。
③試合
私の相手は社会人、向い合った時に「デカッ!」とビビる(身長が5センチ位上、体重は同じくらい?)。その瞬間、緊張の為か、エナジードリンクの飲みすぎか、ドッと疲労感が。まるで100メートルを全力疾走した後の様な疲れ。審判の「礼 蹲踞 構えて!」の時点でもう疲労感一杯。
「始め!」の合図がかかっても、こちらから攻められない状態。かろうじて「突き」と「蹴り」らしきものを出すも、簡単に防がれる。その後組み合った際に倒され「突き」で一本取られる。
この時点で気持ちは「早く終われ!早く終われ!」のみ、全然気持ちで負けている状態に。その後また一本取られ、負け決定。
④試合終わって
試合が終わり、場外へでて面を外すとすぐに座り込んでしまう。
そこでやっと自分の試合を思い返すと、悔しさと情けなさで気持ちがいっぱいになる。何よりも最初から気持ちがくじけていて、「とにかく早く終われ!」ということしか考えられなかったのが情けない。
多分緊張と、早めに面をつけていた(結構息苦しく感じる)ので疲労感が出たのだと思うが、練習不足と内心少し侮っていたことを後悔。
気持ちが落ち込んだ状態で、一緒に来たKさん、Sさん、Mさんの試合を見て、体育館を後にする。
帰り、途中までM君と一緒に。お互い上級者(Kさん、Mさん)の試合の話のみ(自分の話はせず)。「Mさんの蹴りかっこよかったですね!」等。
何かそれから少しやる気が挫けたり、日曜に予定が入ったりであまり練習できない状態が続く。
1級審査(2024/12/8 2回目)
①当日まで
あっという間に2ケ月過ぎ、もう11月。T師範より「12月1級受けるか?」と聞かれ、「少し考えさせて下さい」と返答。「練習出来てないし、また負けたらみっともない」という気持ちと、「年4回しか無いから、ダメ元でやってみようか」という気持ちでグラグラ。とりあえず申込はしたものの、あまり練習できないまま、前日の土曜日を迎える。
「風邪ひいたことにして欠席するか」と逃げたい気持ちで一杯。でも「とりあえず、早めに負けて帰りは映画でも行くか」と割り切り(HPで組合せが第一試合であることを確認済)、夜、明日の上映時間を調べて、型の動画をみながら通して数回練習。
②12/8当日
朝 動画のみ1回通してみる。「試合で負ければそれで終わりだしな…」等気分が乗らないまま、会場に向かう。今回は豊中市の「武道館ひびき」。同じ道場で今回1級は私のみ、あと昇段を受けるKさん、Sさん、Mさん、2段を受けるHさんらと会場で会う。
私は第一試合だが、前回、面を早めにつけてバテた(かも?)があり、直前まで防具は付けず(これが失敗)。開会式のあとすぐ試合に。
「ともかく、前に出て攻撃しよう!」と決める。今回はエナドリは飲まず。
③試合
慌てて防具を付け、会場へ。「面以外は早めに付けておくんだった」と後悔。なんとか間に合い、あわただしく試合場へ。
今回も相手は社会人、見てみると私より少し小柄な感じ、思わず「よし!」と見くびる気持ちが沸く。今回は疲労感は無し。
「始め!」の合図、ちょっとお互い手探りの感じ。とにかく踏み込んで「エイ!」と掛け声と共に面突き、相手がブロックしたところを胴へ突き蹴り。
ここからは正直あまり覚えていない。こちらの突きか蹴りで相手が倒れたところを上から面突きで一本取ったこと、一度蹴りが防具の下に当たってしまい注意を受けたこと、どこかのタイミングで突きか蹴りが決まって一本取り、合計2本で勝ったこと位。
何とか「前に出て攻めつづけられた」という認識はあるが、T師範からは「体格で押し切った感じ、技がきちんと出せてなかった」と云われた。
④型審査
まぐれで試合が通り、次は型審査。慌てて動画を見直す。特に受け技の型が自身なし。型審査で不合格になるケースも時々あるとのこと。少しでも練習したい気持ちを抑え、Kさん、Sさん、Mさんの試合をスマホで撮影(ちなみに自分の試合の写真、動画は無し。慌ただしくて撮ってもらう様に依頼するのを失念)
そして型審査、4人ずつ5個の型を行い、それを審査員がチェックする。
4組くらいが終わって、いよいよ自分の番、思わず足が震える。
審査、途中、出す足を間違える(左足を前に出すところを、右足で下がってしまった)。
終わったあと、審査員に呼ばれ色々指導を受ける。その後紆余曲折あり、なんとか1級審査に合格。
⑤終わって
試合と型を振り返ると、試合ではホント勝てたのはまぐれ、型はダメダメだったと思う。ただ、試合で前に攻め続けたことだけは、前回の自分よりも進歩したかな、とも思った。