変は恋の数百倍厄介
恋と変は似ている
字面が似る=成り立ちに共通点がある
のが漢字のルールなのはご存知だろうか。
『恋』
上つくりが「男女が糸を引っ張り合う様子」
下つくりが「心が惹かれる(糸が引かれるとかかる)」を表している。
『変』
上つくりが「男女が糸を引っ張り合う様子」
下つくりが「棍棒を持って叩く人」を表す
ホントに何の儀式?
つまるところ、1つ間違えるだけで恋にも変にもなり得るということが言いたい。
成り立ち以外にも2つは似通っている。
・初々しい女の子「アイツのことを考えると…何か変な気持ちになるんだ。」
これは恋
・通いつめたクラブの女の子にしつこく迫る男
「君に恋してる」
これは変
恋の過程を踏み間違えると変になる
みんなは『変』にならない様に気をつけよう!!
制作・著作 NHK
※
「いやいやおかしいよ。」
「何がおかしいってんだよ」
「おっさんが可愛そうじゃないか」
「おっさんってクラブの女の子に粘着してるおっさんのこと?」
「まずその言い方が良くないよね。
一見女の子を困らせてるように聞こえるけども実の所は他の可愛い子には目もくれず1人の子を愛してるってことなんだよ。」
「一途だと?」
「一途だね。立派なもんだよ。図に表すとこうだ」
女 女 女
↑
男
「こんないい男今時いないよ〜?」
「そうか?俺にはこの表が欠陥品にしか見えんがね」
「どこに欠陥があるってんだよ」
「ただしく直すならこうだ。」
女
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
男男男男男男男男男男男
「こうだろ。」
「いやいやいや。ちょっと大袈裟じゃないか?」
「何を言う。書式を上手く使えてないだけで、本当は『男』で大きな輪を作りたかったぐらいだ」
「本当にそうか?クラブの女の子に恋する男は数多くいれど、全員が全員一途とは限らないんじゃないか?」
「たとえ何人に手を出していようとも、告白する時男はみな一途だ。」
「そ、そうか…女の子からしたら選り取りみどりだな。」
「どちらかというと八方塞がりだよ。」
「随分否定的なんだな。」
「さもありなん。自分に好意がある相手にしか興味が無い男なんて全員ロクでもないからな」
「酷いが分からなくはないな」
「つまりこういうことになる」
女
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
変変変変変変変変変変変変
「秦VS合従軍?」
「正面から断り続ければいつ命を落としてもおかしくない戦力差だ。」
「後ろに逃げてーッッ!!」
「あ、あれは!?」
変変変変変変変変変変
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
女
『どうしたの?今日元気ないね?悩みあるなら相談乗るよ?』
「しまった!!ワンチャン狩りのハイエナの群れだ!!」
「彼女には最早逃げ道などないッ!!」
「終わりだ…もう諦めるしか」
「いや、まだ『最終兵器』が残っている。この状況をひっくり返すことのできる唯一無二の力が…ッ!!」
「こ、これは…ッ!!まさか…ッ!?」
死死死死死死死死死死
女
死死死死死死死死死死
【詠唱】
『私彼氏いるんで…』
んで…
んで…
んで…
※
「つまりだ。変人を遠ざけるためには嘘をついてでも彼氏の存在をチラつかせるのが最も効果的という訳だ。」
「周り回ってしょうもないな」
「やんわり断ってもダメだっつってんの。優しい子は気を使っちゃうから。優しさにつけ込むと脅威の粘りを見せるのも変人の得意技」
「しかし、これだと他の子に群がる可能性が」
「マニュアル統一して店全体で守っていこう」
「店長?」
「防ごう!変人の魔の手!!」
「守ろう!女の子の尊い青春!!」
「「うおおおおおおおおおお!!!」」
もうお気づきかもしれないが変人とは思い込みの激しいものだ。
そしてこの2人もまた…
『変人を覗き込む時、だいたいそいつも変人である。』
だって普通の人はこんなこと考える必要ないし…