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【無料で真摯に頑張ります!】人気薄で温泉へ!菊花賞、魂揺さぶる一頭

 今週も昔話にお付き合い願いたい。
 20年も経ってもあの衝撃は忘れない。2004年の菊花賞、デルタブルースと岩田康誠の走りである。大外からスタートを決めると1周目の坂の下りを使い好位をとる。流れに乗り、気分よくリズムよく道中を進む。ゆっくり下らなければならない2周目の坂で仕掛け、押し切る。常識を超えたレースで掴んだ、岩田康誠初のJRA G1制覇の瞬間だった。以降、栄光を掴む一方で、気性の激しさと言葉足らずな性格で乗鞍が減った時期もあった。しかし今年も30勝ながら重賞を3つ制覇。札幌記念を見る限りその腕は錆び付いてはいない。鞍上に不安無し!
◎は(13)エコロヴァルツとする。
当馬は新馬戦、クローバー賞を連勝。朝日杯でジャンタルマンタルに0.1差。鬼のような追い込みに素質の片鱗を感じた。クラシックは、皐月賞は差しに徹し不発。一転ダービーは先行し力尽きた…「春は気持ちが入りすぎていた」陣営が語る通りメンタルに問題があったとしたら額面通りに受け取ることはできない。前哨戦に徹したセントライトを文字通りに叩き、いざ本番!仕上げに抜かりはない。

最後に追加するとすれば、過去10年、不良馬場を除くと優勝馬の父は3冠馬ディープか実質3冠馬のドゥラメンテ。唯一の例外はエコロヴァルツの父、ブラックタイドである。

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