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ep.1 クリスマスケーキ計画始動!全てはここから始まった

2024年も終わり、今更かという感じではありますが、「今年(2024年)こそは・・・!」と意気込んでクリスマスケーキを考えました。
そうこうしているうちに当日が近づき、気づいたときには年が明けてました。
加えて想像以上に工程が多くて、たくさん失敗しました(;'∀')
しかし!頑張ったのでとりあえず記憶の新しいうちに残しておこうと、
本の虫ならぬパソコンの埃になっています(笑)

工程が多いのでいくつかの記事に分けて投稿予定です。
今回は、考案から準備、大まかな流れや進め方などをまとめていきます。
必死過ぎて写真を全然とっていないので(;'∀')わかりにくいところは取り急ぎイラストで補います!


理想だらけのケーキ考案

張り切りすぎたクリスマスケーキ

パティシエを離れて初めてのクリスマスで、時間があることに喜びが大きかったのか、気づいたときには、ただただ私の好みが反映されたものになっていました。

その全体のイメージ絵がこちら ↓

2024年クリスマスケーキの理想絵

異世界転生系の漫画などで出てくるような、
庭にある休憩所みたいなところをイメージしました。
その場所が何と呼ばれているかは知りません(-_-;)
主に、ティータイムをこんなところでできたら素敵だな、という気持ちで考えました。(笑)

1か月考え続けたケーキ構成

何のケーキを作るか自体は半年前くらいから考えていて、
最初はピスタチオベースのケーキでした。
途中で一緒に食べる人が増えたこともあり、
それぞれの好みのものを入れようと思って考えた結果、
盛りだくさんになりました。

入れたいなと思った材料は、
コーヒー、チョコレート、ブラックベリーで、
重くなりすぎないようにしようと、ムースやカシスを加えました。
最終的には重めになってしまったので要改善ですね。(笑)

大まかな構成としては、

構成簡単図

土台:オペラ(コーヒー風味のチョコレートケーキ)
中央の柱:チョコレートショートケーキ
細い柱・プレート:チョコレート
上部:ムースケーキ(チョコレートとカシス)
冠・ムース土台:ココアクッキー生地(シュクレ生地)
空いているところに果物

と、こんな感じです。

大まかに分けただけでもかなりの種類と量ですが、
この時は大変そうだななんて1mmも感じていませんでした。
無我夢中とはまさにこのことですね。(笑)

駆け回った材料と器具集め

イメージを形にできたので、続いて材料集めに入りました。
今思えば材料集めも骨が折れました。
けれど、材料を求めてお店を回ったり、ネットで調べたりする時間もかなり心躍りましたね。
好きなこと関連って大変でも楽しいですよね。

器具って大事

今回使用した器具はこんな感じです。
※図にザル(ふるい)を入れるのを忘れてました(;'∀')余白的に厳しいので、この文で補います。

器具図

家にある型でどうにかシート状の生地を焼けないか試しましたが、
予想通り、厳しかったです。
お店のようにオーブンが大きかったり、
型がいっぱいあったりすればなんとかなるかもしれません。
しかしそれも非効率的過ぎますね。(-_-;)
やっぱり専用の鉄板が必要だと痛感しました。

買うしかないということで、
ついに鉄板を探す旅に繰り出しました。
いくつかの製菓用品店を回ったのですが、
製菓用品をただ見てるだけで楽しくて、
気づいたら2時間くらい経ってました。

器具を買うときは基本的に使いやすさと価格重視で選んでいて、
今回の鉄板だと、家のオーブンに入ることは前提として、
シート生地(ロールケーキなどの薄めの生地)の鉄板である程度重さがあるものにしました。

鉄板に厚みがあるほうが、焼きすぎ防止になると思っていますが、家庭用なら火力が弱いので薄くても問題ないです。

代用できるものもありますが、ある程度用途に合ったものを購入するほうが、使いやすく、成功率も上がり、作れるお菓子の幅も広くなります。
作りたいものと状況を見て買いそろえてみるのも楽しいのでおすすめです。
私は5年くらいかけてやっと鉄板を手に入れました。(笑)

必要材料の多さに驚き

材料を書き出してみると、すごい量でした。
この時点で、「あ、やばいな」と薄っすら感じました。
併用できるものも多いので、まぁいっかと思いながら余裕で予算オーバーしました。(笑)

全体を通して使用した材料はこんな感じです。
※無塩バターも使用しました。

材料一覧図

材料もいろんな種類があって何を買っていいかわからなくなりますよね。
私はぶっちゃけメーカーなどはそんなに気にしてないです。
基本見つけたものを買ってる感じです。

プレートのチョコレートや、艶出し効果を求めるもの、そういう飾り物・仕上げ用に使うものは、製菓用品店で買います。
スーパーなどで購入可能なものはスーパーで揃えちゃいます。
ムースの時に使うフルーツピューレ(砂糖少なめのジャムみたいなもの)などはスーパーではあまり見かけないので、製菓用品店で買っています。
自分で作ることもできますが、今回は時間短縮のためお金で解決しました。(笑)

今回のチョコレートはカカオ分(チョコレートに含まれるカカオの割合)50%以上(市販チョコレートのブラック)を基準にしていて、
作るケーキの種類によって、製菓用チョコレート(カカオ分65%前後)と市販チョコレート(カカオ分50%前後)とで使い分けました。

その他、詳しいことは今後各々投稿していきます。

ついに始まりました。

ケーキに取り掛かる前に…

まず最初に仕込んだのは、今回のケーキの最重要案件…
それは、
チョコレートの細い柱です!

なぜかというと、作ったことないからです(笑)
チョコレートの柱なんてどう作ろう…、と頭を悩ませながら試行錯誤しました。
結果、OPPシートを筒状にして、固定して流し込むことにしました。
図にするとこんな感じです。

筒チョコ作成図(1)
筒チョコ作成図(2)

筒チョコレシピ

材料
板チョコ(ブラック) 2枚

下準備
氷を作っておく。
冷蔵庫を整理して入れるところを確保。

本作業
①上記型の準備。
②お湯を沸かす。
③チョコレートを適当に割ってボウルに入れておく。
 溶かすだけなので小さくてもOK。
④湧いたお湯でチョコレートを溶かす。
 鍋のまま湯銭にかけても◎。
※火をつけたままだと稀にこげるので注意。湯銭は原則弱火です。
 チョコレートのボウルよりも大きいボウルに移して溶かしても◎。
※ボウルやゴムベラに着いた水滴がチョコレートに入らないよう注意。
⑤溶けたら、ボウルについている水滴を拭き取り、テンパリング。
 型から流れ出なければ良い。
⑥ナイロンの絞り袋に移し、型に絞り入れていく。
⑦冷蔵庫で1日冷やす。
※今回はケーキを支えられればいいので口どけ等は気にしてません。

こんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、
一応テンパリングを行いました。が、そこまで重視してないです。(-_-;)
型から漏れることが怖かったので、
ある程度冷やして流れ出ないようにしました。

これが成功するかしないかで、
今回のケーキの行く末が決まってしまう緊張感の中、
何とかテンパリング(チョコレートの温度調整)をして、
冷蔵庫に送り出せました。
余ったチョコレートは伸ばしてチョコプレートにしました。

後日OPPを剥がしてみると、凹んでいる部分があるものの、
とりあえず柱になったので良しとしました。

筒チョコは少し複雑で写真などがないと説明が難しいので、また別記事でさらに細かく解説予定です。

クッキー生地は前日仕込みだと良き

クッキー生地(以後シュクレ生地)は、作成してすぐに焼くと、
作成中に含まれた不要な空気が影響して膨らんでしまったり、
生地のつながりが強すぎて硬くなりやすかったりと、
いろんな影響があるので、作成後冷蔵庫で落ち着かせる必要があります。

クッキー生地を休ませる目安として、30分~1時間とよく耳にしますが、
個人的には、一日は置きたいなと思います。最低でも一晩は置くと安心です。
冷蔵庫だと1週間は保存できるので早めに作っておくのも良きです。

準備完了

チョコレートのテンパリングと、シュクレの仕込みを終え、ケーキ作成の準備完了です。

今回はケーキの構想と下準備的なところをざっとまとめました。
工程が多いので、詳しく書いていると膨大な量になってしまいますね。(-_-;)
シュクレも含め、詳しい作成方法などは次回以降まとめていきます。

最後に、余った材料で作った「あまりものたち」の写真を載せておきます。

あまりものたち

記事の数もすごいことになりそうですが、楽しんでいただければ幸いです。

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