ヨーロッパ旅行(ドイツ編②)
午前10時半。
コーヒーショップで洗礼を受けた私は、レーマー広場を後にし、ランチまでの間ぶらぶら散歩をすることにした。
ランチまでの間、私は大聖堂の塔で328階登って、フランクフルトを一望したり、
鉄の橋からマイン川を眺めて、汚いなぁと思ったりして過ごした。
(ちなみに328階を登り降りしたことで私はこの後2日間、筋肉痛に見舞われた。)
川沿いを歩いているときに、たくさんの鳥が集まっていたのだが、皆日本よりも筋肉質で強そうだった。
日本の鳥はバンダム級で、ドイツの鳥はフェザー級といったところだろうか。
日本でもお馴染みの鳩もいたのだが、やはり肉が詰まっているように見えた。
食生活なのか、生活環境なのか、もしわかる方がいたら教えて頂きたいところだ。
そんなこんなで、お昼の時間になったので、楽しみにしていたリンゴ酒を飲む為に、「Adolf Wagner」という有名なお店に行くことにした。
店内はとても広く、多くのドイツ人でガヤガヤ賑わっており、とても楽しそうに食事をしているのが印象的だった。
私は念願のリンゴ酒とポークカツを堪能した。
リンゴ酒は思ったよりアルコールがきつかったけど、その割には飲みやすく美味しかった。
ポークカツの方もとても柔らかく、ジューシーで美味しかった。
しかし、私が驚いたのは味よりも、お店の人の接客態度だった。
お店の人は各テーブルごとに丁寧に話しかけており、時には雑談で盛り上がったりしていて、私は彼らの態度に「この店での食事を最高の時間にしてほしい」という強い思いを感じた。
彼らは観光客の私に対しても、フレンドリーに話しかけてくださった。
「どこへ行くの?」とか「今日はどこに泊まるの?」とかの質問をしてくれて、楽しい食事のひと時になった。
その上に、私が探していたコピー屋さんを丁寧に教えてくれた上に、途中まで道案内してくれた。
何から何まで本当にありがとうございました。
もしまたフランクフルトに来ることがあれば、必ず寄りたいなぁと思い、店を後にした。
食後はホテルを予約したマインツに向かい、チェックインまで時間があるので、無料で入れるザンクト・シュテンファン教会に行くことにした。
中に入るや否や、美しい青のステンドグラスが私の目に飛び込んできた。
私はこんなに鮮やかで神秘的な青色をこれまでの人生で見たことがないなと感じた。
それと同時に綺麗なものを壮大なものを見た時に、「美しい」とか「すごい」でしか表現することができない自分の語彙力の無さを痛感させられた。
その後は、すぐにホテルにチェックインしたのだが、部屋に入ると飛行機移動と328階の疲労がどっと押し寄せてきて爆睡をしてしまった。
こうして私のドイツ初日は終わった。