The Otalsよ、俺も泣きそうだよ
The Otalesというバンドがいる。
ドリームポップとか、シューゲイザーポップとか言われるジャンルのバンドだ。
しかしながら、自分はジャンル感にはめっぽう弱い人間であるからして、ドリームポップとかシューゲイザーとかよりも、ポップかロックかとか、そんな大まかに分類しがちである。
しかし、The Otalsはジャンル的最高にジュブナイル小説的な、青春センチメンタルバンドなのである。
書いていてなんかめっちゃ語弊のある、しかもそんなジャンル分けでは決してないのだが、自分の中ではそうなのである。
この「ウェンズデーにおまかせ!」という曲が最高なのだ。
その名の通り、ウェンズデーという魔法少女?が自己紹介をするような歌詞から始まり、そこからボーイミーツガールになりつつ、近日この世界に彗星が衝突して世界が消滅?すると知ったウェンズデーがとった行動とは。。。的な感じの展開の曲なのだが、まあMVもぜひみてもらいたいのだが、全てが天才的なのだ。
もう、こここうくるよね的な、心をくすぐってくるのである。
歌詞はあくまでもライトに、なんかそんなかんじでー的ななげっぱなしのギャルっぽい感じもあり、詳細は語られないのだが、しっかりと起承転結を描いてくるので脳内補完が色々と捗ってしまうという感じだ。
他にも「天使にマーチンを」という、これまたアオハル的な楽曲だが聴いててキュンキュンしてしまってマーチンの10ホール(3ホールでも)を履きたくなる曲だ
https://open.spotify.com/intl-ja/track/1rOY979bNHvea3SO2osgJw?si=2a98baa60944458a
また、最近リリースされた「ドラゴンなんだって」という曲は、
ドラゴンになってしまったて引きこもった女の子と、それを心配するクラスメイトでストーリーが進行するのだが、たったそれだけでなんともまあ、ポップネスさに、あの頃の自分に戻ってしまうかのような感覚に陥てしまう。
最後の「ほい!」という掛け声には毎回自分も「ほい!」と叫ぶのですれ違う方々に変な恐怖を与えてしまっているかもしれない。
という具合に、The Otalsは最高なのだ。
令和の学生たち、そしてオタク、ミュージックフリークがこれを聞くかどうかはわからないが、The Otalsがこの時代に存在してくれることに俺は泣きそうだよ。