やはり酒だ
冬はやっぱり心が狭くなる。
寒さで体が縮こまってしまうと同時に、やる気や何かを好きだとか、なにをしたいだとか、そういうポジティブな気持ちに制限がかかる。
寒さから来る精神的なものだということは重々承知なのだが、プラスアルファで自分の仕事柄(仕事がある時はあるし、ない時はない)、最近何もない日々が続くとどうも落ち着かない。
好きなゲームをしていても、好きな音楽を聴いていても、好きな小説を読んでいても、どこか集中できなくて、自分は果たしてこのままでいいのかという焦りを感じてしまう。
しかし、酒を飲んでいると話は別だ。
酒はすごい、なにより美味いし、飲むだけで気分があがる。
そして、先ほど述べら不安な気持ちに全てフィルターをかけてくれる。
それで問題ない、そのうちどうにかなる、今は飲んで好きなことを楽しめ。
そんな気持ちにさせてくれる。
そんな素晴らしい酒なのだが、あいにく水曜日に飲みすぎた僕は、彼としばし距離を置くことにした。
なぜなら、タクシーに2回も乗り、膝にまあまあ大きな打ち身を作り、ワイヤレスイヤホンを無くしたからだ。
まあ、それは酒のせいというより、僕のか弱くて矮小な精神がもたらしたものかもしれないのだが、まずは酒なのだ。
ああ、早く帰ってきておくれ、酒。何をするにも君がいないと楽しくない飯だって美味しくない。
なんて書いているのだが、本当はこれはビールのロング缶を2本ほど飲みながら書いている。
やっぱ酒って最高だな、文章だって書く気にさせてくれるんだから。