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東京ヴェルディ戦 対戦前雑感(2022年 J2 第37節)
こんにちわ。ひだりです。
こないだeFootballやってたら、たまたま今節にうってつけのやつが出ました。ホーム・アウェイ逆ですけど。
eFootball、町田にFCの文字付けてほしいんですよね…「ドリームチーム」モードでは今シーズンのメンバー集めて自分で「FC町田ゼルビア」に修正してます。なぜかベンチにコージと仲川もいるけど。。
満身創痍も満身創痍な雰囲気で臨んだ熊本戦。おつかれさまでした。
twitterでは厳しい声が多かった印象ですが、個人的にはゼルビアが今やれる最大限、やるべき最低限を見せてくれた試合にはなったんじゃないかなと思いました。
全力でやったよ。勝ちきりたかったが、熊本にスピードを出させず90分終えて、今の全力が見られたから満足だよ。この勝ち点1を次に繋げよう。選手チームサポのみなさんお疲れ様でした。 #FC町田ゼルビア #zelvia #0914熊本 #熊本町田
— ひだり(fka CVPの中の人。。) (@hidari) September 14, 2022
攻撃的打開の手を打てなかったのが批判の対象になるのはもうほんと当然とは思うけど、ここ5試合位の熊本の試合見てると今日前プレ守備→後半前傾攻撃姿勢の試合したら普通に大量失点したと思うんだよな。チーム状態含めて今日のライン下げてワンチャン狙いの回数を増やす考えは僕は支持してあげたい。
— ひだり(fka CVPの中の人。。) (@hidari) September 14, 2022
7月以降の熊本の無得点試合、7/30のFC琉球、8/20の新潟戦の2試合だけだからね。敗戦もこの2試合だけ。勢いづけないためにも今日失点しないことは勝利のための一丁目一番地、という試合だったと思うよ。
— ひだり(fka CVPの中の人。。) (@hidari) September 14, 2022
自分の中で熊本がいかにいま良いか、素晴らしいサッカーかという想いがめちゃくちゃ強いので、熊本相手にこのドン底空気で引き分けれたのはひとつ不屈の姿勢だと思うのだよな。高江と深津のファウルはダメだし熊本サポが怒るのは当然。でもチームが負けないためで今のいつも通りなら両方失点してた。
— ひだり(fka CVPの中の人。。) (@hidari) September 14, 2022
特に胸を熱くさせるナカシの献身は、本当涙こぼれるレベル。間違いなく前節の光明でした。
ここまでの主戦スタイルと別にナカシ編成の442オーガナイズ併用できていれば、現状とは少し異なる形での負荷分散もできたのでは、という悔しさもほんのすこし。
テセ・高江・深津が出場停止となる今節。強制ターンオーバーは期待ですが、スタメンほぼ全員がどこかしら負傷・不調を抱えている現状、魂を込めてゴールを守り、得点に向けてどれだけチャレンジできるか。熊本での勝ち点1を真に活かすためにも、全力の戦いを期待したいところです。
そんなわけで、東京ヴェルディ戦の雑感です。
DAZNハイライト見れるやつ全部+秋田戦、金沢戦をフルマッチでざっくり観ました。
東京ヴェルディ 最近の印象
・ボールと選手が動き続け、ゴール前をほどくサッカー。これがJFKのムービングフットボールというものか。。
・指揮官の視点で言えば、今節はポポさんvs城福さんの元FC東京監督ダービーでもありますね。
・守備の動きはわりとオーソドックスで、攻撃時サイドバックも高めの位置は取るが、激しい上下動をするというより前線中盤のパス連携を支援する立ち位置を取る印象で、ゴール前の局面に入るまでは、ポジショニングをそこまで大きく崩さない。
・ボランチあたりの高さからはスピーディに縦を狙う。
・ゴール前は、まずは1、2名で鋭くフィニッシュを狙う。山口のような初手から一気に3,4人ゴール前へ殺到する指向性ではなく、パスでの打開から最後ゴール前の質で勝負を求める。
セカンドボールやこぼれ球にはボランチやSBなどが飛び込む形で攻撃の分厚さも担保する。(いまのところ、こうしたセカンドボールに飛び込む動きの方がゴールにつながっている印象はある)
悩める攻撃
・ヴェルディの8月以降の課題は明確に得点力不足。山本理人のガンバ移籍(7/24発表)、新井瑞希のポルトガル移籍(7/29発表)がめちゃくちゃ効いてしまってる気配。新井瑞希のドリブルはちょっとJ2では異次元クラスだったしなぁ。
・佐藤凌我は今季11得点で現在J2 5位の得点数ながら、7/24以降の得点は1のみ。ボールの当てどころにはなっていて、要所要所で独力解決を期待されてる気配はあるが、そこまでうまくいっていない?
・アントラーズから期限付き移籍中の染野も加入後9試合出場も現在1ゴールのみ。ただし、前線やサイドでのボールの受け方、フィニッシュに持ち込む力には可能性を感じる部分があり、町田としては覚醒させたくないところ。
・ボランチ位置から斜めのパスの使い所が上手いのは流石。加藤弘堅も良いプレイする選手だと思うのだが、どういうわけかあまり使われていない。
現状は森田が主戦で、足元の技術・オフザボールでの周囲へのサポート、パスの散らし方などで違いを出せる選手なのはよくわかるのだが、併用うまくできないものなんだろうか。
この辺、ヴェルディサポの方はどういう認識なのかちょっと知りたい。
前回、堀監督ヴェルディとの味スタ対戦時は、サイドをドリブルとパス連携で細かく粘り強く攻略を図るヴェルディと、前線からの積極的なプレスで奪ってから素早く縦を突くゼルビアでの戦いだったが、今回は双方の連戦・チーム状況を考えるに、あの時のような展開にはならなそう。
東京ヴェルディ視点での戦い方
・ゼルビア3選手=センターラインの有給欠場を突く
深津・高江・テセと、ゼルビアの陣形の中央を貫く3点がイエローカード累積で欠場となる。
経験の少ない組み合わせでの試合を余儀なくされる可能性があり、中央を細かなパス連携でいなし、迷わせ、打開することで、有効に展開できる可能性がある。
ボランチがボールを持って1.5枚外せれば、DFラインの裏やサイドへの展開など打開策が見えてきそう。早いタイミングで佐藤凌我や杉本竜士にボールを充てられれば、どちらも独力で打開するだけのパワーとスキルは揃っている。
オフザボールの嫌なところを染野が突いてフィニッシュ、あるいは守備を釣り出すことで他選手のフィニッシュルートを空けさせるなど、意外と染野の浮沈がカギになるかも。
「11人+交代5人」の16人で戦う前提で、スタメンを大きく替える
ヴェルディ自体が7連戦が続いていること、町田の「謹製疲労」の重さの深刻さをふまえ、意図的にターンオーバーをかけ鮮度の高い状態の選手でゲームに入るのは良い手だと思う。パワー勝負で試合の切っ先を制し、後半に進むに連れてレギュラースタメンが揃う流れを作るのは、下記「75分以降の圧」を高める点を含め、かなり効くのでは。
・後半75分以降に圧を高める交代起用
・ゼルビアのウィークである後半75分(飲水タイム以後)の時間帯に攻撃のピークを作る交代策。60〜70分にかけて3〜4人の交代を行い高強度な攻撃を75分以降に実行できるように配慮する。
前の方で無理が効くバスケスバイロンや老獪さを発揮できる小池純輝あたりが後半よい時間帯に入ってくるとなるとかなり怖い。
町田視点での戦い方
・ペナ内で相手DFとのズレを作る工夫
ヴェルディは、ゴール方向を塞ぐディフェンスのバランス意識からなのか、守備の人数はいても、ボールホルダーに対する圧をかけきらない印象。
1フェイクや横へのボールの持ち出しで対面の相手をズラす動きが効きそう。
真横を取れればDFとGKの間に速い球も有効かも。
・多少無理目でも打つ
多少苦しい体勢でも積極的にゴールの枠に向けてシュートを打ちたい。
山口一真には突然なミドルなど含め前線で相手守備陣に恐怖を与える役割を担ってほしい。
・タテに速い攻撃
ヴェルディは前向きに奪った勢いで切り込み一次攻撃、後から飛び込む形で二次攻撃と、分厚い攻撃を仕掛けたいチーム。
なので、中盤省略の長いパスを素早く前線に入れ込むと、後ろ向きの守備を強いらせることになり、結果攻撃の勢いを削ぐことができそう。秋田・金沢との試合は比較的そのパターンで進んだ。
熊本戦後半のようにテセを置けばやりやすい方法だが、テセが出場停止なのでナカシで収めてシャドウ絡めたフィニッシュorまたはナカシで直接の裏狙いか。ドゥドゥがいればなぁ。。
・セットプレイ
町田とヴェルディは、セットプレイを決め切る力そのものはほぼ同じくらい。
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PK・直接を含めれば町田が多いが、PKは町田5に対しヴェルディも3獲得。町田の直接FKはホーム山形戦の山口一真の超絶会心ゴールなのでちょっと特殊。。
なので、セットプレイで決めきる力で特に有利不利はないものの、下記の通り、ヴェルディの最も多い失点の形がセットプレイなので、やはり狙い目。
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両チームの現状のチーム状態だとセットプレイで取った虎の子1点勝負は可能性としては結構あり得る。絶対にセットプレイで取らせてはいけないが、深津テセがいないのは不安材料。
・フレッシュなメンバーの個性を活かす
テセ、高江、深津と中央ラインの要項が一斉に累積欠場となる。途中交代した菅沼の足の状態も不安が残るところ。
強制的なターンオーバーをかけざるを得ないスクランブルな状況だが、逆に交代で入る選手が持つスキルを意識してその個性を活かす形で攻守にトライしてほしい。
・コンパクトな守備で集中する
熊本戦で見せた絶対にゴールを割らせない守備の集中、良い守備から良い攻撃と言う部分は狙いとして続けたい。
コンパクトな距離感を取ることで各選手のプレス時の走行距離を減らして消耗を防ぎつつ、トランジション時にスムーズなパス連携で前進したい。
・自陣守備はこぼれ球の詰めまで集中を切らさない
ヴェルディの得点パターンとしてシュート後のこぼれ球を後からミドル等で詰めるケースが形作られている。各人のテクニックも高いため、こぼれ球をフリーで打たせると致命的。
自陣守備局面では身体の向きでしっかりとゴール方向を守りつつ、相手にあと半歩のところまで寄せ切る。相手シュートを一度跳ね返してもなるべくはっきりクリアするまで集中を切らさない。
まとめ
次節の対戦相手ヴェルディ昨日のフルマッチとDAZNで観れる過去ハイライト全部見た。ゼルビアヴェルディ双方これほどピリッとしない中で迎える東京クラシックは僕の観てきた範囲ではあまり記憶にない…連戦の中、おそらく互いここを空気変える一戦にする意気込みで臨む試合になりそう。 #zelvia #verdy
— ひだり(fka CVPの中の人。。) (@hidari) September 15, 2022
今節はゼルビア・ヴェルディ双方のチーム状況含めて中盤で衝突し、エラーした方が押し込まれる、グッチャグチャとした展開のゲームになりそうな予感がします。
カオスを制し、一撃を突け
奪って速く決めきりたい。しかし、連戦下の影響もあり、プレス一辺倒でドライブすれば疲労蓄積で試合経過の中で攻守崩壊するという、ギリギリのところでやりあう、双方にとって非常に体力的に厳しい試合になりそうです。
「町田視点での戦い方」で諸項目を上げていますが、実際は、ヴェルディ側もほぼ同じ狙いは持って試合に入りそうです。ギリギリな状況下での我慢比べの中、どちらがカオスを制し、一撃を突けるか。
根比べ必至な状況だからこそ、前節の熊本で表現した絶対にゴールを割らせない姿勢はひとつの光として捉えたい。
スタメン・布陣がどうなるかは読めませんが、ピッチに立つ選手たちの熱で、迫りくるライバルと台風を吹き飛ばすような試合となるように。
それぞれの場所から応援ありがとうございました。
— FC町田ゼルビア 公式 #0918東京V (@FcMachidaZelvia) September 14, 2022
我々を信じ共闘してくださった皆様に、勝点3を届けたかったです。
今日の勝点1を次に繋げます。
残る6試合、昇格への可能性がある限り、全員で前を向き、戦う準備を進めます。
【#0914熊本】フォトギャラリーhttps://t.co/YzOzSGjm7I#zelvia pic.twitter.com/iqzdeEqwca
今や昇格は明確な目標ではありますが、個人的にはそんなもの関係ないです。
ただ前を向いて戦う。目の前の相手に負けない。それが重要だと思っています。カテゴリー問わずサッカーはそういうものだし、それを突き詰めてたどり着いたのが今なのだから。
ブレずに続けるだけです。
正念場を続けましょう。最後までやりきろう。共闘!