LoveLetter 15
あなたが開いていく
いくつもの扉
踏み出す
いくつもの道
あの日
その一つに
足が竦んでしまいました
そのために
別の扉の向こうや
また別の道の先を
知りたいという気持ちも
失ってしまいました
私を立ち尽くさせたその扉は
今でもまだ開かれていて
その道は素晴らしく大きなものとなり
あなたの愛が注がれている事を知りました
その事にまず
私は心を打たれ
同時に後悔を覚えました
それなのに
あの日の拒否感の正体を
薄っすらとしか思い出せないのに
私はまだしばらく尻込みをして
その扉を見かけても
見て見ぬふりをしていました
こんなに日々
あなたを好きで好きで
好きだと言いたくてたまらない気持ちが
また変化してしまうかもしれないという
怖さがあったから
でも
後回しにできない状況に背中を押され
怖々扉を開いてみました
その先にあった世界
どうして
あの日
私がこの世界を
嫌ってしまったのか
自分が自分に疑いを持ってしまうほど
その世界が
その世界の中のあなたが
私の心を揺さぶってくれました
あなたがこの扉の中で
やりたかった事
やりたい事が
伝わってくる気がしました
あなたへの愛が
また一層深まりました
「おまえたち」と呼ばれ
「来られるかどうかは関係ない俺が行けるから行く」とあしらわれ
「聴きたい曲がある?嫌だ。CD聴けば?」と素っ気なくされ
「女の子が出るの大嫌い。そんなの関係ない」と無敵に笑われ
なのに
「年が変わる前に一緒に綺麗な想い出を作りたかった」
「俺の事覚えてくれてるか不安だった」
「俺の恋人」
と大切にされてるうなぎになるために
今日
記念日
あなたのファンクラブの一員になりました
もう二度と
あなたから目を離さず
熱心に
見つめ続けます
あなたの事が
大好きです
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