パンランチでのこだわり
私がパンランチで重視していることをまとめました。
川島町古民家にんじん木で2023年10月からランチシェフとして働いています。ここは曜日ごとにシェフが替わる面白い古民家カフェだ。
最初はごはんとおかずの盛り合わせでスタートし、月に1回のパンランチだった。パンランチを始めたことがきっかけで、第1・第3・第5木曜日&金曜日がパンランチへと発展して今に至っている。
ココ最近は:1day/15~20人分を用意しています。
日によって少なく仕込むと足りず、多く仕込むと余ってしまう。
こればっかりは仕方がない。
①手ごねパン
★パンニーダは、手ごねにかかる時間や手間を省いてくれるパンをこねるためにある機械。
最大のメリットは、経験や技術がなくても失敗せず生地を仕上げることができること。
★ホームベーカリーは生地作りから焼き上げまで可能な機械。
パンニーダは、成形・焼成のプロセスは自分で行う必要があり、こねる機能専用。パン作り以外の調理で活用したい人におススメの機械です。
そうはいっても、自分の手で確かめながらこねこねしたい。
時間も手間も省けても、手のひらで生地をこねこねする作業が愛おしいからこの先もずっと手ごねパンを焼き続けます。
サラサラの粉からパンになるまでを自分の手で感じたい。
②2種類のパン
プレーンパンと甘いパン
または
プレーンパンと調理パン
2種類のパンは全く異なる生地。
③お料理へのこだわり
できるだけ当日に作ったお料理を盛り付けたい。
仕込みは、野菜やお肉を切っておいたり1日目と2日目に材料を分けること。
ご褒美デザート作り。
パンに塗って食べるディップやレーズンバターや黄な粉バターは事前に作っておくと当日の用意がスムーズに進みます。
ランチ当日に作るお料理
★スープ
★サラダ
★ドレッシング
★主菜(お肉料理またはお魚料理)
★副菜①
★副菜②
★パスタソース
★パスタ
できるだけ作りたてを盛り付けたい。
④パンの仕込みはだいたい4時間
一日分のパンの仕込みは1種類16~20個ずつなので合計36~40個焼いています。
異なる生地で作るため少し時間がかかります。
大変そうに見えるかもしれません。
どうしても作りたいパンは時間がかかります焼き終わるまでオーナーまたは事務局が待っていてくれるのでいつも感謝しています。
お料理はパンとの相性を踏まえて作っています。
番外編:お客様はわがまま
当日焼いたパンが食べたい。
このくらいなら私も作れるわ。
そうおっしゃるお客様。
ランチ当日の仕込み時間が限られているため
発酵時間が少ないベーグルや前日に冷蔵庫で低温発酵させた簡単なパンになってしまう。パンの作業をしながら③に記した当日の仕込みのスケジュールを同時に行う。
それでも当日に焼いたパンを食べたいのだろうか。
それこそおうちで作れますのレベルなのではないかと食べに来てくださる方に失礼にならないか悩んでしまう。
私が作りたいパンではなくなる。
私が作りたいパンをランチ当日に準備することになると、
朝4時から仕込むことになる
何時に起きて、何時に寝るのか。
その日の家族の朝ごはんやお弁当や晩ごはんはいつ準備したらいいか。
それを二日続けることが可能かどうかを自分で自分に聞いてみる。
いつも通り8時45分からの仕込みでは当日焼いたパンでのランチは無理だ。
どんなに早く家をでようと、子どもたちを見送ってから出かけたい。
当日焼いたパンを食べたいとおっしゃる方がいるということを受け止めました。