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【もっと楽しむトレインフォーカス #8】~山と鉄道を撮る~

みなさん、こんにちは! ひだまり66です✋
約2ヵ月ぶりのトレインフォーカスの時間です🚆
さて、当日は過ぎてしまったのですが、8月の祝日と言えば・・・
そう、比較的最近できた "山の日” ですね🗻
ただ、毎年のことですが夏休みやお盆休みと結局被るのであまり嬉しくないという方もいるかもしれません 笑
ということで前回は ”トレインフォーカス×海の日” と題して海に因んだ話題を撮り鉄視点でご紹介いたしましたので、今回は "トレインフォーカス×山の日” と題して山に因んだ話題をお届けいたします(*^_^*)
▼前回の本シリーズはこちらから

今回は山をメインとした撮影地をいくつかご紹介しますが、日本の国土面積の約7割は山地と言われるほど、山だらけの国なので、この条件に適した撮影スポットは山ほどあると思います・・・😅
なので、今回も関東メインで恐縮ですが、首都圏から比較的行きやすく、且つ最寄駅から徒歩圏内で行けるところを厳選してご紹介いたしますv(^_^)v

①秩父鉄道 樋口~野上(埼玉県)

今回唯一、関東圏内でご紹介できるのがこちらの撮影地📷
埼玉県を横断するローカル線、”秩父鉄道” です。
秩父鉄道はJRや大手私鉄からもアクセスが比較的良いのが特徴です!
羽生駅で東武伊勢崎線、熊谷駅でJR高崎線、寄居駅でJR八高線と東武東上線、御花畑駅で西武秩父線と接続しています🚉
今回の舞台である野上駅はこの中で言えば、寄居駅が一番近いです😚
しかも、野上駅すぐの踏切の近くということで、徒歩2分くらいで行けるという条件もかなりオススメできます!
列車の本数は上下線合わせて平均毎時4本くらい(2024年8月現在)です🕙
単線なので列車同士が被ることは物理的に無く、SLが走る時は撮影目的の方が集まるので、周りの方への配慮が必要です⚠
あと、近年では珍しくなった土砂運搬用の貨物列車も見ることができます📦
ただ、近くに日陰はないので、真夏の撮影時はくれぐれも熱中症にご注意ください🌞

秩父鉄道1000形 2013年撮影

写真の車両は既に引退してしまいましたが、元国鉄の101系を譲り受けた車両で青い空と秩父の緑によくマッチしていました!
因みに当時筆者は中学3年でしたが、この日は38度の猛暑日となり、自販機でペットボトルを4本くらい買ったような気がします・・・
この引退前の1000形を撮るために必死だったのでしょう🥵

②中央本線 猿橋~鳥沢(山梨県)

東京~高尾間で運転されるオレンジ色の列車は通称で中央快速線と呼ばれていますが、実はその線路、高尾から先も甲府や塩尻、中津川を経由して名古屋まで繋がっています。
それを全体で中央本線と言い、JR東日本管内(塩尻以東)を”中央東線”、JR東海管内(塩尻以西)を”中央西線”と呼んだりします👆
こちらは高尾駅から大月方面に6駅ほど進んだところ、鳥沢駅が最寄りの撮影名所です📷
鳥沢駅から線路沿いを歩いて5分程度のところから、鉄橋を渡る列車を撮影できます📹
中央本線は多客期に数多くの臨時列車が走るほか、貨物列車の往来も多いので、まあまあ本数があるのも飽きない理由かもしれません😆

JR 115系 2012年撮影

掲載写真は今から約12年前にこの撮影地を初訪問した時のものです。
既に中央本線から撤退した115系の長野色、懐かしいですね・・・😚
この時期はまだ特急はE257系、E351系が走っていて臨時では215系、189系、485系のジョイフルトレインなんかも走っていてバリエーション豊かでした(懐かしい・・・)

③富士急行線 三つ峠~寿(山梨県)

先ほどの撮影地とセットで行けるのが、こちらの撮影地📷
中央本線の大月駅から接続する富士急行線(現:富士山麓電気鉄道)です🚃
新宿駅から直通の特急列車を運転されていますので、比較的アクセスは良いと思いますv(^_^)v
ただ、最寄りの三つ峠駅から徒歩20分程度とちょっと遠めで、その三つ峠駅は特急が停車しないので、普通列車に乗り継ぐ必要があるのもちょっと面倒な点ではあります・・・😅
この時は生憎、富士山をバックにすると凄く逆光になってしまうため緑を背景に撮影をしていましたが、本来ここは富士山をバックに鉄道写真が撮れるスポットとして有名なのです📷
なので、冬の午前中がベストと聞いていますが、そうなると山梨県内で前泊が必要になるので、チャレンジするかしないかは、あなた次第ww

富士急1000系 2012年撮影

④篠ノ井線 稲荷山~姨捨(長野県)

続いては長野県の撮影地です。
突然ですが、日本三大車窓と呼ばれるスポットはどこかご存じですか?
1つ目は北海道の日高本線だったのですが災害と経営難によって絶景区間は廃線・・・。2つ目は熊本県の肥薩線ですが、こちらも大雨によって甚大な被害を受けてしまい、不通となっていることからその車窓は現在拝めません・・・😥
なので、現在唯一、鉄道で到達できるのが篠ノ井線の姨捨駅です🗻
姨捨駅からは長野の盆地とアルプスの山々が美しく広がった様子を見ることができます⛄
また、筆者も実際まだ見たことがありませんが、姨捨駅からの夜景も大変美しいと言われていますので、今度は夜に訪問してみたいですね😍

姨捨駅からの眺望
JR E127系 2019年撮影

さて、その姨捨駅から徒歩5分くらいのところには小さな展望台があります。ちょうど、アルプスの山々を背景に列車が姨捨駅に向かって来る様子を撮影できます📷
個人的には空も大きく入るので、縦写真の方がオススメです!
撮影できる車両も211系、E127系のほか、JR東海の383系、臨時で走るE353系等も来ますのである程度のバリエーションはあると思います🚃
もう少し雪があるとまた違っていたかもしれません⛄

⑤長野電鉄長野線 朝陽~附属中学校前(長野県)

続いてはたくさんの車両が第二の人生を送っている長野電鉄です。
この路線が鉄道ファンを惹きつけるのは、東急、東京メトロ、小田急、JR東日本と首都圏の最前線で活躍していた車両たちが集結して第二の人生を送っていることです!
そんな懐かしい列車たちを首都圏ではあり得なかった、大自然の中で撮影できるスポットが途中の朝陽駅から徒歩15分ほどのあぜ道の様なところです。
辺りの田畑は私有地ですので、呉々もそこには入らないように撮影します📷

長野電鉄8500系 2019年撮影

長野電鉄の主な行き先は須坂、信州中野、湯田中となっていて奥にいくほど本数が減りますが、この朝陽駅は須坂駅よりも長野駅寄りですので、一定の本数は担保されています!
しかも ”ゆけむり” や ”スノーモンキー” 等の特急列車も走っているので、早々に飽きることはないでしょうv(*^_^*)v
にしてもビル群や地下を走っていた車両が、短編成化されて緑豊かな場所を走っているのは違和感満載でしたww

元小田急ロマンスカー 1000系
元日比谷線 3500系(引退済)

⑥あいの風とやま鉄道 倶利伽羅~石動(石川県)

最後にご紹介するのは、撮り鉄には有名な ”倶利伽羅カーブ” です🚃
通称その様に呼ばれているのは、石川県と富山県の県境に立ちはだかる砺波山の峠のひとつである倶利伽羅峠を越えるための急勾配カーブです。
険しい峠区間になんとか鉄道を敷設した先人たちの苦労が伝わる区間でもあります。倶利伽羅駅からすぐの踏切近くになるので、山の中ですがアクセスは悪くありません😆

JR485系「北越」 2014年撮影

筆者が訪問したのは2014年なので北陸新幹線がまだ金沢にも延伸されていない頃でした。なので、この写真はまだJR北陸本線として運営されていた頃のものになります。
この頃は新幹線が通っていなかったため、”はくたか” "北越" "サンダーバード” "トワイライトエクスプレス” など多くの特急が行き交う特急街道だったので面白かったのかもしれませんね😅
今は新幹線が開通し、2両編成の普通列車がほとんどなので、2両編成ではこの急カーブの迫力も存分に伝わりません💦
ただ、唯一長大編成を撮影するなら、やはり貨物列車でしょう!
貨物列車はまだ一定本数走っており、カーブをしてくる迫力はかつての特急列車に劣りません!
むしろ動画だとより一層重厚感が伝わるかもしれませんね📹

いかがですか?
山をメインに鉄道写真を撮りにいくとなるとなると、車で行ったり、秘境駅に行ったりしなければならないと思うかもしれませんが、案外ふらっと行けるところもあるので、お好みに合わせて立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

🗻それではまたお会いしましょう🗻