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【呑み鉄大興奮!】”BOSO地酒バルトレイン” で行く ほろ酔い日帰り旅行

みなさん、こんにちは!
ひだまり66です🌞
2024年も終了の時が近づいてまいりましたが、みなさんは今年初めてやったことって何かありますか?
実は筆者、今年初めてのことはいくつかあったのですが、そのひとつが  ”地酒列車” に乗ったことです🍶
もちろん、観光列車の車内販売等でお酒を注文することはありましたが、地酒に特化した列車は初めてでした!
馴染みのない方に少しご説明すると、最近はお酒をテーマにした団体列車が数多く走っています。
数年前まで地方の第三セクター鉄道などが、地酒列車(秋田内陸縦貫鉄道等)、ワイン列車(長野電鉄等)、ビール納涼列車(天竜浜名湖鉄道等)が観光客集客のためのイベント列車として走らせているイメージでした。
しかし、近年は東武鉄道や多摩モノレールでもビール列車が走ったり、JR東日本でも地酒列車が運転されたりと ”呑み鉄 ”のブームが到来しつつあるようですww(個人の見解ですが)
ということで正真正銘の”呑み鉄”である筆者もその波に乗るべくして、8月にJR東日本千葉支社主催の ”BOSO地酒バルトレイン” に乗車してまいりました( ^o^)ノ
読者のみなさんもよろしければ、お酒を片手にどうぞ👇

”BOSO地酒バルトレイン” 乗車レポート

乗車日 :2024年8月24日(土)
乗車区間:茂原~安房鴨川~勝浦
車両  :209系 ”B.B.BASE”

https://www.jreast.co.jp/press/2024/chiba/20240624_c03.pdf

スタートは外房線の茂原駅!

埼玉県民が千葉県に行くということで、毎度お馴染みのルートである武蔵野線→京葉線→外房線のルートで午前10時前に茂原駅に到着しました🚉
このような地酒列車ツアーというのは団体客としての申し込みとなるので、茂原駅の改札付近で団体用の受付を行い、団体客として分かるように指定の座席番号が書かれたネックストラップを受け取ります👍
本列車に乗車する客はそのネックストラップを駅員さんに提示して改札を入場し、乗車前には各々記念写真の撮影等をします📷

電光掲示板にも列車名が表示されるという粋な計らい
団体表示で停車中の209系 ”B.B.BASE”
本来の用途はサイクリスト用

”B.B.BASE” という名の通り、本来はサイクリスト用として開発された車両で車内にロードバイクやクロスバイク等の本格的な自転車が積めるような仕様になっています🚴
ただ、オフシーズン等は多目的なイベント列車として使用される機会も増えてこのような列車として活用されているわけであります 笑

中はちょっとシックな黒革のボックスシート

この車両、元は京浜東北線等の東京都心の通勤型車両として使われていた車両ですが、後継車の誕生と同時に活躍の場を房総に移し、その内の1編成がサイクリスト用の観光列車として再改造されたのです。
自転車を畳まずに積載できるスペースがあるので、車内は少々広く感じられます😉

日本酒のお供が勢揃いのおつまみセット
料理とお酒のペアリングもこの企画の楽しみ!
味付けされたご飯も!

この列車のシステムとしては、まず外房線沿線の酒蔵さんが3社乗車しております。それぞれの蔵から4種類の地酒がカップで提供されるのですが、一斉に出てくるのではなく、時間刻みでコース料理のように順番に運ばれてくるのです🍶
10:30に始発駅の茂原駅を出発し、11:00~、11:30~、12:00~と30分刻みでそれぞれの蔵のお酒が運ばれてきて、その度に蔵の代表の方からお酒の説明があります🎤

まずは ”亀田酒造”

千葉県鴨川市にある当蔵。事前に配られた紹介文を手元で見ながら、まずは4種のお酒を一口ずつ呑みます。その際、前のお酒の味が残ると味覚がぶれるので、一口呑む度に水を挟むのがポイントだそうです🍶
これは筆者が ”日本酒ライフスペシャリスト” という資格を取る時に講師の方に習ったテイスティングの仕方です👄
こちらの4種はアルコール度数15度、精米歩合(米を削る割合)60%と全て同じですが、純米酒か本醸造か、または使用している酒米によってもかなり味わいの違いが出ていました😮
ペアリングの点から簡単に触れるとすっきりとしたお酒には味が濃い料理、逆に濃厚なお酒にはさっぱりとした料理が合う傾向があります!

続いては ”稲花酒造”

外房線の行き先としてよく耳にする上総一ノ宮駅が最寄り駅の蔵です。
個人的に特徴的と感じたのは、この紹介文にもありますが、左の2種はまるでナッツを思わせる穀物風の風味が広がっていました🥥
全体的に甘みが強い種が多く、辛口の日本酒が得意でない方でも親しみやすい味だと思います( ^o^)ノ

最後は ”東灘酒造”

この列車の終点である千葉県勝浦市にある醸造所。
大きな特徴は4種とも生酛造りの日本酒であるということ!
生酛造りの細かい説明をすると時間がかかるので、生酛造りについてもっと知りたい方は下記をご覧ください👇

まあ、超要約すると伝統的な手法を用いているため、手間と時間がかかる製法ということです😅
今回の3蔵の中では、唯一となる熟成酒(古酒)が提供されました! 写真の右2つがそれにあたります。
古酒は好みが分かれますが、個人的には常温で酢の物と合わせるのがお気に入りです😚
実は筆者も数年前までは結構古酒が苦手だったのですが、その食べ方をするようになってから、少し抵抗感がなくなりました。
また、古酒に限らず生酛造りは製法上、酸味が強めに出る傾向があるので、揚げ物などの濃い味の食事と一緒に食べると、良い感じに揚げ物の油っぽさを緩和してくれることがあるので結構オススメです👍

こうしてそれぞれ顔の異なる日本酒とお料理を約90分に渡って堪能しました😁
しかし、これだけではありません!

車内では勝浦のクラフトビールも堪能可能🍺

中間車では勝浦のクラフトビールが用意されていて、本ツアーの参加者は1名1杯まで無料で呑むことができます🍺
(コースによってはワインになることもあります🍷)
また、別売にはなりますが、同箇所ではおつまみも販売されているので、ビールのお供に燻製チーズも購入してしまいました~笑
クラフトビールならではフルーティーな味とこの冷え具合が堪りません!(乗車したのは夏ですのでww)
ずっと地酒の話ばかりしていましたが、列車はというと車内にトイレも付いていますので、基本的に途中駅でのドア開閉はありません。
単線かつ臨時列車ということで、定期的に対向列車との行き違いや特急列車の待避等を行いながら、安房鴨川駅まで行き、安房鴨川駅では30分強停車した後に、勝浦駅まで折り返してツアー終了となりました🚃

所々で夏の外房の海が臨めます🌊
勝浦駅ではキャラクターがお出迎え

約3時間の呑み鉄旅となりましたが、車内でのお酒の量もまずまずだったので、あまり酔いも醒めず・・・
急いで帰る事情もなかったので、特急わかしお には課金せずE131系の2両編成でのんびりと埼玉へ帰ります🚉

旅先で酒蔵に訪問するような呑み鉄活動は何度もしてきましたが、このような地酒をテーマとした団体列車ツアーに参加したのは初めてでした!
これまで知らなかったお酒を堪能できるほか、実際に蔵の方とも交流ができますので、タイミングが合えばみなさんもぜひ一度乗ってみてください😉
”房総地酒バルトレイン” は外房コースの他に、内房コースや北総コースも設定されているようなので、来シーズンは別のコースに申し込んでみようかななんて早くも思ってしまったひだまり66ですww

🍶それではまたお会いしましょう🍶