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【呑み鉄大満足!】”水戸線地酒列車” で行く 茨城陶酔日帰り旅行

みなさん、こんにちは!
ひだまり66です🌞
前回の地酒バルトレインの記事はお読みいただけましたでしょうか?
※まだ、お読みでない方はこちらからどうぞ👇

しかし、人間というのは一度その楽しさを知ると止まらなくなるのが悪い癖ww
房総の地酒バルトレインに乗車した後は、「他の線区でも似たような地酒列車企画やってないかな?」とついつい探してしまいます😅
ただ、このような団体列車の企画は日程やエリアがほど良く合致してこそのものなので、なかなかベストなプランが見つからなかったのですが・・・

https://www.jreast.co.jp/press/2024/mito/20241011_mt01.pdf

10月末に上記の記事を発見!!
ツアー催行日の11/16には特に予定がなかったのと、内容もなかなか面白そうだったので申し込んでしまいました💦
前回の ”BOSO地酒バルトレイン” との比較も楽しみながらお読みいただければと思います( ^o^)ノ

”地酒列車 E501 SAKIGAKE -Anniversary 乗車レポート

乗車日 :2024年11月16日(土)
乗車区間:結城~水戸
車両  :E501系 ”SAKIGAKE”

水戸線地酒列車と略してしまいましたが、本当は上記のような長いツアー名になっていましたww
というのも、前回の ”房総地酒バルトレイン” は本来自転車積載用に開発された車両をイベント列車として使用していた形でしたが、今回のイベントで使用される車両は元から”地酒列車” として開発された車両なのです🍶
登場時は常磐線の快速列車として上野まで乗り入れていたE501系ですが、後継でグリーン車付きのE531系が誕生してからは土浦~いわき間と水戸線をメインとして活躍しました。しかし、近年は各区間でワンマン運転が開始されたことで当車両は余剰が発生し、一部編成が廃車となる中、この編成はイベント列車用に改造されたのでした😲

イベント列車として再デビューを果たしたE501系 ”SAKIGAKE”

昨年のデビューから丸1年。乗車したツアーはその1周年記念を祝う列車で、水戸線沿線の酒蔵や自治体の全面協力のもと開催されたのです🎊
今回のツアーは結城駅がスタートとということで、小山駅から2駅だけ水戸線の普通列車に乗車して、とりあえず結城駅へGO🚶

伝統の結城紬がデザインされた駅名標

けど、どうして小山始発ではなく結城始発で設定されたのでしょうか?
小山~小田林間に交流と直流が切り替わるデッドセクションがあるから?
でも元は水戸線でも営業列車として小山まで乗り入れたので、おそらく理由はそこではなく、協賛が茨城県である関係で栃木県への乗り入れは避けたかったといったところでしょうか?(個人的な推測ですww)

普段はほとんど使われない3番線に入線

イベント時にしか使用されない車両ということもあって、沿線には何人か立派なカメラを構えた撮り鉄が待ち構えていました📷
しかも、正面にはSAKIGAKEデビュー1周年を記念する特別なヘッドマークも掲げられています〇

幕式の団体表示

改造元のK754編成は方向幕がLED式に換装されなかったので、幕式で ”団体” の単体表示。これも味があって特別感があり、早速ワクワクしてきました🤗
では、乗車しましょう!

車内はロングシートのまま

前回のB.B.BASEはボックスシートだったのに対して、今回のSAKIGAKEはロングシートのままでした!
ただ、車内飲食が前提とされている関係で、このようにテーブルが設置されています😲

車内には本日提供されるお酒のサンプルが!

日本酒のラベルを見るだけでワクワクしてきますね~笑

記念品、しおり、お弁当

列車の出発直前には特製おつまみ弁当が配布されます。筆者は片道乗車でしたが、往復で乗車も可能なように午前中の上り列車と午後の下り列車では提供されるお酒とおつまみが異なっています🍶

今回も豪華なラインナップ

房総では30分ごとに1蔵のお酒が4種ずつ運ばれてくるスタイルでしたが、こちらは逆に6蔵がそれぞれ1種のお酒を用意し、セットにして一斉に配布するスタイルになっていました🍶
お酒の説明は全てしおりに記載がされているほか、各蔵の方もご乗車しているので、代表の方からご挨拶と補足説明が車内放送とアナウンスされます🎤
ただ、水戸線は結構揺れるし、ガタンゴトン大きい音が鳴るので一部の方のアナウンスはほぼ聞こえず・・・😓
運行上、もうひとつ房総と大きく異なる点は途中駅で下車休憩が可能な点です。車内には1箇所だけトイレがありますが、混雑緩和の意味も込めたトイレ休憩があるので途中駅で外の空気を吸うことができます🗻
それでは6種の地酒を見ていきましょう👇
しおりの写真は後日自宅で撮影したものになります📷
また、今回は結城発コースなので、提供されたお酒はすべて下段の青字記載のものです。

桜川市の西岡本店

2年以上熟成された古酒ということで酸味が強い酢の物との相性が良かったです👌

つくば市の浦里酒造

https://www.kiritsukuba.co.jp/

今回呑んだ6種では最も個人的に美味しかったのが、こちらの ”霧筑波 純米大吟醸 別撰” です。
メロンのような香りに微かな上品な酸味・・・
チーズや野菜などと相性が良く、フルーティーな日本酒を好む方にはオススメの一品です!

筑西市の来福酒造

こちらは正式に言うと日本酒ではない、凍結濃縮酒というお酒です🍶
全国的にも珍しく、アルコール度数25度なので日本酒を名乗れないそうなのですが、味はしっかりとした日本酒!
ただ、アルコールを強調したお酒なので、もちろんアルコール感は強く感じました⛄

結城市の武勇

山田錦50%の純米大吟醸ということで、今回のラインナップでは比較的オーソドックスな味わいでした。
それ故、合わせる料理は肉良し、魚良し、野菜良し! 万能酒という感じですww

笠間市の磯蔵酒造

個人的に最も芳醇な味わいに感じたのがこちら👆
香り高くもなく、すっきりタイプでもない、ふくよかな味わいが特徴です🌾
しおりにも記載の通り、米の旨みを意識しているとのことで筆者はダブル米作戦で、お弁当に入っていたおむすびと合わせました!笑

笠間市の須藤本家

最後はこちらの超辛口純米吟醸!
辛口日本酒が好きな方は一番好みかもしれませんが、そこまで辛口が得意ではない筆者に取っては少し辛みが強すぎたかもしれません・・・😅
以上の6種の地酒の特徴を分析しながら、それに合うおつまみを探すという独自の呑み鉄活動でした🤣

列車は約100分で終点の水戸駅へ到着する行程となっていましたが、その前になんとお楽しみ抽選会が開催されます!
各蔵の賞と主催であるJR東日本水戸支社賞、協賛の沿線自治体からの賞など様々な賞が用意されていたものの、どれも各1名様ということで簡単には当選しません・・・😅
もちろん、筆者も当たらないまま進んでいきましたが、「最後は武勇賞の発表です! 4号車28番の方!」
「・・・。4号車28番って俺じゃね???」
アルコールが回っていたこともあって思い切りガッツポーズ👊
残念ながら今回は日程が合わず、武勇の蔵の方は乗車していなかったようですが、代理でJRの方より武勇賞として枡とお猪口セットをいただきましたー😍

列車は定刻で終点水戸駅へ

美味しい地酒が呑めた上、抽選まで当たって最高の1日🌞
しかも、水戸駅構内の地酒販売店では今回提供されたお酒をお土産に買えるとのことで、一番気に入った浦里酒造さんの霧筑波を購入(定価5500円、まあまあの高級酒でしたww)
もったいなくて、まだ冷蔵庫にて眠っております・・・

今回も特急ときわには課金せずに上野行きの普通列車で帰ります🚃

おっと!1編成しかない赤電の10両

この日は最後の最後までラッキーでしたね🥰
この赤い帯の常磐線は昔の塗装の復刻カラー!
品川駅で見たことありましたが、実際に乗車したのは初でした~

土浦駅停車中に前面も撮影

地酒列車系の企画って知らない蔵を知るきっかけにもなるし、呑み比べやペアリングが楽しめる、帰りの電車は寝ればいい・・・
地方創生の観点からも良い点が多いのではないでしょうか?
今回ご縁があった蔵にはいつか訪問してみたいですし、どんどん他路線でも類似の企画をやってほしいですね!
ワインやクラフトビールでやっても面白いかも!?
どんどん妄想が広がっていくのは旅行会社勤務の職業病でしょうか?笑

⭐おまけ⭐
今回使用されたE501系。
現在は機器更新によって消滅してしまいましたが、昔は「第二の京急車両」「もうひとつの歌う列車」とも呼ばれ、加速時にドレミファソラシドの音階を奏でていました🎵
しかも、京急車は加速時のみでしたが、こちらは減速時にもドシラソファミレドの逆音階を奏でていたんですよー笑
これもモーターを製造したドイツのシーメンス社の遊び心だったのでしょうか?笑

京急に比べると知名度が低いものの、減速時にも歌うのは憧れでした!
残念ながら歌っていた時代に乗ることは叶いませんでしたが、そんな思い入れのある車両に今回は乗れて良かったです( ^o^)ノ

🍶それではまたお会いしましょう🍶