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【㊗鉄道の日制定30周年/もっと楽しむトレインフォーカス #5】~鉄博へ行こう~
(いつもよりも大きな声で)みなさん、こんにちはーーー🤗
ひだまり66です!!
本日10月14日は・・・「鉄道の日」
しかも鉄道の日がこの日に制定されてから30年という節目の年です🚅
さらに、昨年は鉄道開業150年ということで大きく盛り上がりましたが、今年は1年遅れて「鉄道貨物輸送150周年🎈」というまたまた節目の年となっています!
ということで今回は本シリーズの特別編でお送りいたします!
様々な年齢層がもっとも鉄道に触れられる場所、”鉄道博物館”をテーマに魅力を存分にお伝えいたしますので、活字版の鉄道番組だと思って気楽にお付き合いください笑
全国に鉄道博物館はたくさん存在していますが、今回は東の大御所である”鉄道博物館”(埼玉県さいたま市)と西の大御所である”京都鉄道博物館”(京都府京都市)を紹介していきます🚄
序章:鉄道博物館は1日で鉄道が知れるラボラトリー
鉄道博物館と言えばちびっ子たちが喜ぶ場所と勝手に決めつけてはいませんか?
もちろん未就学の男の子を見るのが多いのも事実ですが、大人には大人の楽しみ方があります。
多くの方は高校で文系・理系の進路決めをして、それにあった進路を選びながら道を歩んでいくでしょう。そうするとどうしても文系の世界、理系の世界と分けて考えることが多くなってきます。
しかし、鉄道の世界はまさに文理が融合した世界です。鉄道には150年の歴史があり、全国各地に広がった路線網があるので歴史や地理の勉強になる一方、電車や機関車自体は電流、トンネルや橋には土木、乗り心地向上や騒音低減のための空気抵抗分野など理系要素もたくさん含んでいるのでそれらの知識も学べます。
まさに日本の学問がひとつに集まった世界観なのです!🚆
自分の場合は文系に進んだので、逆に鉄博に展示されている信号システムの仕組みや電車が電気を取り入れる仕組みなどを見ると新しい知識を吸収した気分になってワクワクしますね😋
第1章:東日本代表 鉄道博物館(大宮)
筆者は埼玉県出身ということもあり、かなり身近な存在に感じている大宮の鉄道博物館! 記憶では4回の訪問歴があります。
1回目はオープン当時に家族と、2回目は中学の社会科見学で、3回目は高校の同級生と、直近では2018年に小学生時代からの友達と久々に行きました。
これだけでも成長と共に鉄博に行ってますね笑
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まず入館してからしておきたいのは館内を俯瞰することです📷
2階のデッキからは館内を上から見渡すことができます。ここである程度全体イメージを頭に入れて、廻る順番を決めてから細かく見て行くのが自己流です笑
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突然ですがここで間違い探しです!
一番奥の特急(ひばり)と一番手前の特急(とき)はどこが大きく異なるでしょうか?
簡単ですかね?
正解はライトの上の部分です。奥の特急ひばり(481系)は”眉毛”みたいものがあるのに対して、手前の特急とき(181系)は”まち巻き”をしているかのような風貌です。
こんな感じでぱっと見は同じような車両でも細部の違いを探すのも面白いですよ(*^_^*)
ちなみにこのように顔が付き出たタイプの特急はボンネットタイプを呼ばれていて、重要な機械が入っているほか、衝突時の衝撃を吸収する役割もあります。自動車と一緒ですね🚗
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こちらは20世紀後半に大活躍したブルートレインの客車です。
現在、定期夜行列車は東京~高松・出雲市を結ぶ「サンライズエクスプレス」しか残っていませんが、新幹線が発達する前は上野駅や東京駅から寝台特急がたくさん出入りしていました。
自分が唯一、乗ったことのあるブルートレインは当時上野駅と青森駅を結んでいた”あけぼの”で、2014年の引退前にあたる2013年の夏に乗車しました。
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自身はB寝台個室に乗りましたが、昭和の時代、学生などが安く長距離を移動したい場合などはこのような簡易ベッドの寝台を利用していたそうです。
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このフロアの主役と言えば・・・ そう、SLです🚂
実はこのSL、約1時間に1回、回るんです!
ここは転車台仕様になっているエリアで、汽笛を鳴らしてくれるサービスもあり、時間になると鑑賞者がカメラを構えて待っています📷
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少し歩き疲れてきたかなと思ったら、ランチをしましょう🍛
館内にレストランが併設されているので、食事の心配も全くありません!
ただ、施設内ですので多少価格設定は高めになっています。
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続いては別館に行ってみましょう🚶♂️
ここには何と現役で活躍中のE5系新幹線(右)が展示されています。
ん?なんで引退車両ではなく、現役車両を展示できるのかって?
いい質問ですね!
実はこのE5系、鉄道博物館で展示するためにわざわざ発注したんです!
でも、見た目の通り、走行機器類以外は内装も含めてしっかり再現されているので驚きです😲
特徴的なノーズも実寸大なので15mもあります。
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鉄道博物館の醍醐味でもある運転シミュレーター!
一瞬だけ電車の運転士になった気分を味わえる憧れのコンテンツですよね😋
しかも、収録した映像は今から15年以上前ですので、運転しながらタイムスリップした感覚も味わうことができます!
ポイントは駅進入時に何キロの速度で進入するかです。簡単そうに見えてスピードのコントロールってかなり難しいんですよね・・・😅
さて、やっと魅力を20%くらい紹介できました。
他にも、ミニ運転列車、0系新幹線、鉄道信号のしくみ、限定グッズ・・・
全然紹介しきれません笑
むしろ、続きは現地でということで、みなさんも自分なりの楽しみ方をさがしながら鉄道博物館を楽しんでみてください( ^o^)ノ
第2章:西日本代表 京都鉄道博物館(京都)
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西日本のみなさん、お待たせいたしました!
続いては西日本代表の京都鉄博ですが、実は筆者は1度しか行ったことがありません笑 しかも初訪問が2022年ですので、かなり直近ですね😏
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まず、チケットを購入すると屋外の展示スペースがあり、SLから電気機関車・新幹線と様々なジャンルの鉄道が展示されています。一部の車両は車内にも入れるようになっていて、この日は夏休みも終盤だったので小学生くらいの子どもたちが多く来館していました。
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「うわ、ナシや!」
展示車両の正面で写真を撮っているファミリー層とは対照的に、このような細部まで観察するのが鉄オタあるあるの世界観です(^_-)-☆
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先ほども触れましたが、やはり平成生まれにとっては、寝台列車がバンバン走っていた時代も羨ましく感じてしまいます…
それはそうと、実はこの時期にわざわざ京都鉄博に来たのは大きな目的がありました。鉄道ファンにとってはヒーローと言われるとある車両が期間限定で来館するという情報を仕入れていたからです😲
どこにいらっしゃるのか…と周りを見渡してみると一ヶ所だけ人だかりができている!
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そう、「ニーナ!!!!」
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説明しましょう、この車両はEF66型(0番台)という貨物を牽引する機関車です。
かつては客車も含めて全国でたくさん活躍していた当機関車ですが、1970年代に製造されたということもあり、21世紀に入ってからは徐々にその数を減らしていきました。そして最後に残ったのが27番目に製造された27号機だったことから「ニーナ」という愛称で親しまれてきました💛
JR貨物はご存じの通り、全国が活躍の舞台ですので「ニーナ」は大阪の吹田が本拠地だったものの、全国どこにいるかわからないのも1つの魅力でした。筆者は1回だけ武蔵野線の北朝霞駅で偶然、目の前を通過し、新座貨物ターミナルに入った「ニーナ」を見たことがありますが、今思えばあれは奇跡だったと思います🗾(もちろん、事前に時刻の調査等はしていません。)
長年にわたり、ヒーローを務めてきた「ニーナ」も昨年49歳を迎え、ついに定期運用から引退しました。写真のヘッドマークにもありますが、これが惜別のイベントだったのです!
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余談ですが、以前にも公表した通り、筆者の誕生日は66、「ニーナ」の形式も66。運命的な出会いだと思いませんか?
名残惜しいですが、時間の関係上ニーナとお別れします😭
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やっと、本館に入館しました笑
本館は大宮の鉄道博物館と雰囲気も似ていて、鉄道車両展示のほか、鉄道の歴史や鉄道が安全に動く仕組み等を解説したコーナーがあります。本気で端から端まで観察すれば3時間超えのコースでしょう(;^ω^)
最後に大宮にはない、京都のみの魅力がこちらです↓
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ジャジャジャジャーン!
こちらはかつての梅小路の機関区で、現在は京都鉄博の敷地内になっています🚂
SLは自由自在に方向転換できないので、中央の転車台を共有することで入出庫をしていたのですね。アニメ機関車トーマスを知っている方は想像しやすいかもしれません笑
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全国的にも転車台や機関区が残されているのはなかなかありませんので貴重な光景となります!
この先は、ミュージアムショップに続いていますので、お土産を購入して退館しました。
3時間程度滞在しましたが、ちょっと駆け足だったかなと感じたので、次回は半日で見積りたいと思います(^^♪
今回は特別編ということロングストーリーとなりましたが、鉄道は今後色々な側面で進化していくと思われます。
また、中小規模の鉄道博物館もたくさんありますので、旅行のついでに立ち寄ってみてくださいね✋
🚂それではまたお会いしましょう🚂