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12月:プランターの活けこみ

クリスマスプランターの活けこみレポート

今回、友人から「家のバルコニースペースの柵に、クリスマスの飾りつけをしてほしい」という依頼を受けました。以前からクリスマスの時期にぴったりの寄せ植えを飾りたいという希望があったそうです。昔の花屋で働いていた時に寄せ植えは何度か手伝いをしたことがあって、実は好きなので、私も以前から自分で手掛けてみたいと思っていました。

使用した花材:

  • fir(モミ)

  • cedar(ヒノキ)

  • boxwood(ボックスウッド)

  • 赤い実(造花)

  • マグノリアの葉っぱ

  • 松ぼっくり

クリスマスリースのレッスンの時もお話ししましたが、アメリカでは日本ではなかなか手に入りにくいクリスマス用の葉っぱの種類が豊富にあって、それらを組み合わせてふんだんに使って、プランターを作成しました。モミやヒノキ、ボックスウッドなどのクリスマスを象徴する葉っぱに、マグノリアの葉っぱのコントラストのはっきりした色合い(表がグリーンで裏がブラウン)としっかりしたテクスチャ、さらに赤い実、松ぼっくりを加えることで、クリスマスらしい華やかさを引き立てつつも、自然で素朴な温かみを感じられる仕上がりにしました。

友人には「こんな感じで」と大まかなイメージを聞いていて、それを事前にやりとりしながらある程度具体化して進めていきました。それをもとに心を込めて作り上げることができ、完成したプランターを見て「素敵!」と喜んでもらえたことが、何よりもうれしかったです。

何もないちょっと寂し気なバルコニーの柵
プランター飾りつけの拡大写真
クリスマス時期の素材を贅沢に使いました

特に、プランターに飾られたモミやヒノキの香りが、クリスマスの雰囲気を一層高めてくれて、外に置いた時に風に乗って香りが広がり、心地よい空間が生まれました。赤い実や松ぼっくりの自然なディテールも、クリスマスらしさを引き立て、まるで小さな森のような雰囲気を作り出しました。

さらに、プランターの両側にあらかじめクリスマスライトがついているガーランドを飾りました。電源スイッチをONにすると、一気に華やかで温かな雰囲気が広がりました。冬のこの時期、日が沈むのが早いため、作業が終わる頃には周りが暗くなり始め、ロマンチックな夕べの雰囲気を演出することができました。

友人がそれを察してくれたのか、
「ここで旦那さんとクリスマスディナーをしなきゃ!」と言ってくれたことが、何よりもうれしく、彼女の家での生活に花が加わったことで、さらに幸せな時間を過ごせるようになったら、こんなに幸せなことはないと思いました。

「お花がある暮らしで心を豊かに」というのが私の何よりも伝えたい思いなのですが、その通り、花々が日々の生活に彩りを加え、心を豊かにしてくれることを実感した瞬間でした。

このように、依頼を受けて作成したプランターは、単なる飾りではなく、暮らしに温かさと癒しをもたらし、クリスマスの特別な雰囲気を感じるための大切な一部となりました。

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