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比田井通信 第874号(拍手は人をダメにする)

2024.7.14発行

昨日、カンタが久しぶりに帰ってきて実家の草刈りを一緒にやって、今日は千原せいじさんの講演を聴いてきました。

早めに会場に入ったのでこんな感じですがこの後、たくさんのお客さんがいらっしゃいました!

せいじさんのお話、面白かったです(笑)
勉強になりました・・・が、そのお話はまた今度にします。

さて、今週は学び多き一週間でした。

先週のヒダツーで東京都知事選のことを話しましたよね。

結果はみなさん、ご存知の通り、
小池さんの圧勝。
石丸さん大躍進。
でしたね。

私、石丸さんを応援していたので結果としては残念な結果ではあったのですが、蓮舫さんを凌いで次点というのは立派だと思いました。

ただ・・・、
ただですよ。

問題はその後なんですよね。

それまでマスコミが注目していなかった石丸さんが次点ですから、注目しないわけにはいかないですよね。

一気にマスコミの注目が集まるわけです。急にテレビでとりあげられるんです。コメントを求められるんです。

印象的だったのは一番最初のテレビのインタビューだったと思うのですが、

「小池氏に及ばなかった要因は?」の質問に対して

「NHKをはじめ、当初マスメディアがまったく扱わなかった・・・
そういうところ!(笑)」

と最後は笑顔でユーモアを交えて応えていました。

このコメントは私は、
「石丸さんらしい(笑)」と思ったんです。

ただ、問題はこの後ですね。
あっ、この後は私個人の感想ですし、私の中での学びですので、ヒダツー読者の皆様に共感を強いるものでもまったくございませんので、
「比田井さんはそう思ったのね」と思って頂ければそれで結構です。

とはいえ、私と同じような感想を持った方も多かったんじゃないのかなぁ~と思います。話を戻します。

その後、何社かのテレビ局のインタビューを観たのですが、

さすがに「あんな言い方をしなくてもいいのになぁ~」と思う部分が正直ありました。

ほんの1週間前にはですよ、みなさんに「石丸さん、素晴らしいです!」なんて言いましたからね。

心理カウンセラーの衛藤信之さんも応援されていましたからね。

で・・・、
「衛藤さん、どう思っているのかなぁ~」と気になっていたんです。

そしたら、このヒダツーを書き始める直前にこんな動画をアップしていました↓
〈1週間を経て〉石丸ファンに告ぐ!選挙前と選挙後の違和感

さすが衛藤さんは心理カウンセラーとしての切り口が素晴らしいですし、とっても勉強になりました。

確かに、完璧な人なんて居ないんです。

どんなに優秀でも完璧な人なんて居ないです。逆に優秀であるがゆえに他人の気持ちが解らないこともあったりしますよね。

ネットの時代は凄いですね。
あっと言う間に、いろんな情報が飛び交うんです。

私もいろいろと観ましたが、

「あんな人が都知事にならなくて良かった」という人もいれば、
石丸さんにもいろいろと考えがあってやったことだというのもわかります。

まさに賛否両論ですね。
でも、ここまで見事に賛否両論な人も珍しいですよね。

実は、先週のヒダツーで書こうと思っていた記事があるんです。

何度もこのヒダツーで登場した月刊誌「致知」の記事です。

最新号にWBCで劇的な優勝を果たした侍ジャパンの監督栗山英樹さんと臨済宗円覚寺派管長横田南嶺さんの対談が載ってました。

その対談の冒頭、横田管長が栗山さんの新刊「信じ切る力」を読んで、
「いやぁこういう感性を持っているところが栗山監督の素晴らしさだと感じ入りました」
って言うんです。

それは、栗山さんの
「WBCで優勝して、たくさんの人に好評価をしてもらって感じたのは"あぁ、こうやって人はダメになるんだな”という思いでした。それは痛いほど感じました」
という言葉です。

栗山さん、流石です。
こんな感性、なかなか持てないですよね。

それを聴いていた横田管長も

「私も管長になって最初の頃、先代の管長に『拍手は人をダメにする』と言われたんです。『拍手されるたびにダメになると思え』と。」

そんなお話をしているんです。

横田管長、最初は正直、「うるさいこと言うなぁ」と思ったそうですが今ではその言葉の大事さが良くわかると仰っているんです。

さらに、明治時代の作家斎藤緑雨という人は「拍手喝采は人を愚かにする道なり」と言ったそうです。

結局、謙虚な心がどれだけ大事かということなんですよね。自惚れずに自分を律するということがとっても大事だということなんです。

私なんてすぐに調子に乗っちゃいますからね(笑)
ホント、子どもの頃からそういうとこ変わらないんですよね。

だから、
「拍手喝采は人を愚かにする道なり」

この言葉が私に響くんです。
謙虚な心がなくなって自惚れると他人に対する敬意が無くなります。.

以前、ウエジョビの入学式で佐藤芳直師匠が

「敬意を持つから、敬意を持って接してもらえる。だから、すべての人に敬意の持てる人間になって下さい。それが、幸せな人生を歩むために最も大切なことなんですよ。」

と教えてくれました。

今回、東京都知事選を通じてそんなことを学びました。

最後に…

私は最近、大事だなぁ~と思っていることがあるんです。

人にはいろんな面があります。

例えば、今回の石丸さん。
メチャメチャ優秀な面があります。
言っている事もスジが通っている面もあります。
ちょっと言い過ぎてしまう面もあります。
後で「あれは言いすぎたな…」と反省できる面もあります。

誰でもそうですよね。

それをネット上では一面だけを観て、
もしくは言葉尻だけを取り上げて、

「この人は信じられない」とか、
「この人は嫌い」とか、

これは、もったいなさ過ぎますよね。

だって、あなただって私だっていろんな面があるじゃないですか。

ですから私、今回のことで石丸さんのことを嫌いになんてまったくなりませんし、
逆に、「日本を変えることができるのは石丸さんしかいない!」とも思わないです。

今後も石丸さんに注目します。

そぉ~んなことを学んだ1週間でした。

あっ、でも、石丸さんの功績は大きいですよね。投票率がメチャメチャあがりましたよね。

普通、政治に興味を持たない若者たちが政治に興味を持ってくれたと思うんですよ。

ヒダツー読者の方からも先週のヒダツーを読んで
政治に興味持てました」って感想を送って下さった方もいました。

ただ、先週のテーマ
大いなる力には、大いなる責任が伴う」の通り、

石丸さんは無所属で165万票を獲得したわけですから、一気にマスコミにも注目されるような大いなる力が備わったんです。
当然、大いなる責任も伴います。

引き続き、注目です。

【一般参加可能なヒダカズ講演】

■7/30(火)長野市アークスセンター(長野アークス)5階大会議室/朝6:00~7:00/入場無料/長野市倫理法人会

■9/27(金)長野県千曲市/13:30~15:00/千曲市 戸倉創造館大ホール/入場有料(「いきいき創造学級」全10回で1,000円。比田井和孝の講演は全10回のうちの1回)/戸倉公民館 026-275-1490
togura-pc@city.chikuma.lg.jp

■11/7(木)長野県上田市/14:30~15:30/上田市真田町 真田中学校体育館/入場有料/真田中学校PTA(教頭 後藤先生 0268-72-2023)

いのちの授業 第20回記念大会
日 時:10/14(祝)12:30~16:30予定
会 場:ウインクあいち 小ホール1(名古屋市名古屋駅徒歩8分)
定 員:200名
(オンライン=Zoom定員300名)
テーマ:「いのちを幸せをみつめて」
講師
水谷もりひと(日本講演新聞編集長)
比田井和孝(上田情報ビジネス専門学校副校長)
佐々木美和(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)
鈴木中人(いのちをバトンタッチする会)
コメンテーター=志賀内泰弘(作家)
ミニ音楽=北村遥明(虹天塾近江)
入場料:学生500、一般2500円、当日券3000円(会場のみ)
チケット販売予定:7月1日より

【第19回 ココロの授業 講演会】
日 時:2024年10月26日(土)
    12:30~16:00
ゲスト:木下晴弘師匠
会 場:サントミューゼ 大ホール
※ご予約はコチラ↓
https://forms.gle/nHjfbKicLpSvMefD9
以上、比田井通信でした!

ヒダカズこと比田井和孝


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