比田井通信 第894号「せっかくの暗闇なのに…」
2024.11.29発行
もう1週間、経ったんですね。
1週間前には木下晴弘師匠と大愚和尚の「経営マンダラ実践会」に行ってきました。
木下師匠は大愚和尚と直接会うのは初めてです。
いやぁ~、良かったです。
とにかく良かったです。
いろんな意味で良かったです。
ただ、先週の最後に「また報告します!」なんて言っちゃいましたが、詳しい報告はできないんです。
実は、大愚和尚の勉強会って大愚道場やオンラインでの勉強会もありますし、今回の「経営マンダラ」みたいなものもあるのですが、
その内容をSNSや、メルマガのようなメディアで話しちゃいけないことになっているんです。
これは、もったいぶって言っているのではなくて、キワドイお話がいっぱい出てくるんです。ホントにその場でしか話せない話がいっぱい出てくるんです。
もう一つは、とっても深い話なので表面的に伝えると誤解を生むようなお話もいっぱいあるんです。
あとは、体感です。
言葉で、理屈で、どんなに聞いてもわからないんです。その場で体感して初めて分かることがたくさんあるんです。
ですので、気になる方はちょっとお高いですがご参加くださいm(__)m
そういう意味では「信州大愚塾」は格安ですよ(笑)今、間違いなく日本で一番安く大愚和尚の話を聴ける場所が信州大愚塾です。
お席、結構埋まってきました。
プレミアムシートはあと3席です。
今ならまだ間に合います。
https://contents.nalandastore.net/2025sinsyutaigujyuku/
さて、今日のヒダツーですが…
私、10月から始まった
喜多川泰のL&R Collegeというオンラインセミナーに初参加しているんです。
https://tegamiya.jp/learning/kitagawajuku/event/15735
(もう満席なので今からの参加はできません)
半年間で6回の講座です。
10月から始まった…と言っても私、10月、特に後半、まったく余裕がなくてリアルタイムでの参加ができなかったんです。
で・・・、一昨日、やっとアーカイブ動画を観ました。
喜多川さんが「リアルタイムでの参加をお勧めします」と言っているのですが、よぉ~くわかりました。
本日はもう第2回なんです。
なんとかリアルタイムで参加できるようにがんばります。
で・・・。今日はそのL&R Collegeの中で喜多川さんが話してくれたお話をちょっとだけ・・・
今回のテーマは「読書楽」です。
読書の楽しみ方の勉強です。
言っておきますけど・・・メチャメチャ深いですからね。
講座の後半に喜多川さん、こんなことを言うんです。
「暗闇だからこそ、希望の光に気づける」と。
例えば、
夜寝るときに部屋の明かりを消します。消した瞬間、部屋は真っ暗です。
でも、時間が少したって目が慣れてくると窓の外から入ってくる月明かりだけでも部屋の中の様子がすべて分かります。
そんな中でパソコンの充電器の小さい赤い光は眩しいぐらいです。部屋が明るかったら気づくこともありません。
暗闇だからこそ小さい明かりに気づけます。
もちろん、人生のお話です。
ところが、暗闇が怖いと安易に部屋の明かりをつけてしまいます。
例えば、お酒でその暗闇を紛らわしたり…
パーティーでドンチャン騒ぎ。
ギャンブルに逃げる人もいるかもしれません。
確かに、それをしている間は
一瞬、暗闇から明るい場所にいけるかもしれません。でも、それは続かないんです。
喜多川さんは
「せっかくの暗闇で安易に電気をつけるな!暗闇の中だからこそ、気づける希望の光があるはず。」
ということを言いたいんですよね。
喜多川さんの例え話はいつものことながら秀逸です。
例えば、中学生の女の子が仲良しグループにいた時は毎日楽しいんです。でも、何かあってその仲良しグループから外されてひとりぼっち。まさしく暗闇です。
こんなときに、別のクラスメイトが「一緒に帰ろ」って言ってくれたら、どれだけ救われた気持ちになるでしょうね。
まさに、希望の光です。
でも、そのクラスメイトは急に優しくなったわけではなくて以前からそういう子なんです。仲良しグループにいたときにはまったく気づけないんです。
暗闇になったおかげでその子の人柄や人間性に気づくことができるんですよね。
で・・・、
「自分もそういう人間になりたい」
と思えるかもしれません。
暗闇だからこそ気づけたことです。
もしも、仲良しグループから外されたときに安易に別のグループを探して入っていたら、本当の希望の光に気づくことなく、また同じことの繰り返しになっていたかもしれません。
先日の白石康次郎さんとの対談の中で白石さんが
「ホントに困ったことのある人しか感謝ってできないと思う」
というあの言葉も同じですよね。
白石さんってホントにいつも明るく、元気で前向きなんです。
でもそれは、たくさんの暗闇を知っているからです。本当に困ったことがたくさんあるからです。
小学校1年生でお母さんを亡くしているんです。
ヨットに乗りたいのに、山登りしかできない時期もあったんです。
本当にスポンサーが見つからなくて困っていたんです。
だから、
DMG森精機社長の「森さんには十二分にやってもらったの。だって、夢のようだよね!比田井さん!だから、恩返しがしたいの。これが今の僕の天命。その天命のために人事を尽くすの。それが僕の喜びなの」って言い切ることができているんです。
それを知っている白石さんだから、まだ本当の暗闇を知らない若者に「感謝しろ!」なんて言ったって本当の感謝なんて分かるわけないんだから、若者には「情熱に真っすぐ!」しか伝えることはないね!って言うんですよね。
でも白石さんはわかってます。
情熱に真っすぐに生きたら、必ず暗闇がやってくるんです。それでも、もがきながら情熱に真っすぐ生きたら暗闇でしか気づけない「希望の光」にきづけて上っ面の感謝じゃなくて「本当の感謝の心」が出てくるってことですよね。
今日のお話、もうお気づきですよね。
木下晴弘師匠の
「花火は夜空だから美しい」
「不幸を知っているから幸せに気づける」
大愚和尚のこんな話もしたことありますよね。
大愚和尚が修業時代、辛くて辛くて師匠であるお父さんに手紙を書いた返事に
「落ちろ。落ちるところまで落ちたら、落ち着く。お前は今日から大愚元勝だ。大馬鹿者だ。」
って書いてあったんですよね。
み~んな、同じことを言っているんですよね。
大事なことだからです。
でも、多くの人は暗闇にいる人を明るい場所にひっぱり出してきてあげることが優しさだと勘違いしています。
私もしていました。
最近、だいぶ分かってきました。
やるべきことは
暗闇から明るい場所にひっぱりだすことではなくて、今いる暗闇でしか気づけない「希望の光」に気づかせてあげること。
「気づかせてあげる」というのは
「教える」ということではありませんよ。
「自ら気づかせる」ということです。
そのために「読書」は最高です。
喜多川さんはそれを言いたかったんですね。
いやぁ~、勉強になります。
今日はこの後、
喜多川泰のL&R College第2講座
「社会楽」です。
なんとか、リアルタイムで参加できそうです!楽しみです!
あっ、一昨日、なんと!
無事に赤道を通過した白石さんから
「比田井さん!無事にスタート見られたようですね。本当に良かったです。僕も嬉しいです。大冒険でしたね!」というLINEメッセージが届きました!
まさか、南大西洋から直接メッセージが届くなんて思っていなかったのでビックリしました!
白石さん、今回もいろんなトラブルがありましたが、なんとか乗り越えています!
応援、よろしくお願いします!
■■FM長野「ヒダカズのココロの授業■■
久しぶりの更新です!ちょっとスタイル変えました!
話が途中で終わりません!
◆◆◆喜多川泰氏講演会in長野◆◆◆
日 程:令和7年1月25日(土)開場13:30 講演14:00~15:30
会 場:長野市立南部小学校視聴覚ホール
テーマ「未来に希望の種を蒔こう」
参 加:3,000円(一般)/1,000円(学生) ※中学生以上参加可能
申込み:下記サイトまたはチラシのQRコードより↓
https://forms.gle/dqSJA8fjy9HyWLVe6
問合せ:0268-82-3141(上原)
■■一般参加可能なヒダカズ講演■■■
●12/15(日)/軽井沢/14:00-15:30/軽井沢中央公民館/入場無料/軽井沢町社会福祉協議会/申込0267-45-8113