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比田井通信 第876号(日本は悪い国?)

(2024.7.26発行)

突然ですが、質問です。

あなたが自分の子供に「第二次世界大戦」について説明を求められたときになんて答えますか?

難しいですよね。

多くの人が
「あれは日本が悪かったから仕方がない。」
としか説明をできないのではないでしょうか?

しかし、これが今の私たちの当たり前の価値観です。現に毎年終戦記念日がある8月になると「日本は悪い国なの?」と質問をしてくる子どもがいます。

先週、小相澤副市長の
「時間をかけて・・・聴く」というお話をしましたよね。

その小相澤副市長の考え方のベースが佐藤芳直師匠です。

今日は予告通り、その芳直師匠率いるSYワークスが作った動画コンテンツ「未来のための歴史教科書」のお話です。

冒頭の「突然ですが、質問です」のお話はその動画の最初の言葉です。

もうすぐ8月です。
8月になるとテレビやいろんなところで「太平洋戦争」の話がでてきますよね。

私たちは先の戦争を「太平洋戦争」と習いました。太平洋をはさんでアメリカと戦った…と習いました。

でも、この「太平洋戦争」という名前は戦争が終わった後、GHQの日本占領プログラムの中で作られた名前です。

もともとは「大東亜戦争」と言いました。「大東亜」とは東アジアと東南アジアのことです。

なぜ、アメリカが「大東亜戦争」ではなくて「太平洋戦争」に変えたのか…

芳直師匠は「未来のための歴史教科書」動画の中でこう言ってます。

芳直師匠の著書で「日本はこうして世界から信頼される国となった」という本があるのですが、この本を書くきっかけがあるんです。
それは、芳直師匠の秘書をしていた社員の方とたまたま雑談をしていたときに、大分出身の彼女に

「大分県ってどこに修学旅行行くの?」
って聞いたそうです。

社員:広島に行きます。

芳直師匠:ほんと。じゃあ原爆資料館とか行ったの?

社員:行きました。

芳直師匠:それ辛かったでしょう。見るの。

社員:辛かったです。
   でも、仕方がないんですよね。

芳直師匠:何が?

社員:日本が悪いことをしたから、
   原爆落とされたんですよね。

芳直師匠:誰に聞いたの?そんな話。

社員:先生が言っていました

この会話、いかがですか?
私も芳直師匠に出会うまで、
まったく同じように思っていました。

でも、芳直師匠はこう言います。

============
とんでもない話だと思いました。
日本は確かにハワイの爆撃を行った。
そこから戦争が始まった。
でも日本の攻撃は基本的に軍事施設に対する攻撃です。もちろん広島にも軍事施設もある。しかし、あの原子爆弾を落とせばどのくらいの被害になるか大体想定している。
事実として14万人以上が即死したわけです。
長崎も同じです。

要は「日本が悪いことをしたから仕方がないんじゃないの」って言う学校の先生がいる。

それじゃあ君たち若者の未来はまっとうになれないよ。

自分の国を「良い国」だと思えない国に未来は無い
============

その通りだと思います。

しかし、子ども達に日本の歴史をそのように説明することしかできない大人が多いです。

なぜでしょうか?

その発端は第二次世界大戦時に遡ります。戦争直後に行われたのが、極東軍事裁判(東京裁判)。

この裁判をきっかけに、日本人の歴史に対する考え方は一変しました。

この東京裁判はアメリカイギリス、中国ソ連他7カ国で発足されました。

表の目的は「第二次世界大戦時の日本の戦争犯罪者を罰すること」
戦争犯罪者として7名がA級戦犯として処刑されました。

しかし、その裁判には裏の目的がありました。それは戦争を起こした日本人にその罪の意識を徹底的に刷り込むことです。

そのために一番最初にやったのが日本の教育を変えることです。

少しでもアメリカの考え方に反対する教師は辞めさせて、アメリカの考えに賛同する先生だけを教壇に立たせました。

さらに「修身」「日本の歴史」「地理」の教育をやめさせます。「修身」っていうのは「道徳」のことです。

なぜ、そこまでやったのか・・・

動画の中で芳直師匠はこう話しています。

アメリカがものすごく懲りたんですね。
日本という東洋の、しかも、近代化してまだ50年、60年という国と戦争してですね。あんなに苦戦するとは思わなかった。
じゃあその日本の一番の強さってなんだろう?
あらゆる戦闘において…
日本はアメリカと戦ってすべての戦闘で負けたわけじゃないんです。
至るところで勝利を収めて、1943年以降アメリカに圧倒されるようになって敗戦に至るわけです。
なぜ日本人はこんなに強いんだろう…」それまでアメリカはいろんな有色人種の国とも戦いましたし、あるいは白人同士の戦争も経験してきた。
しかし、日本ほど頑強に抵抗した国はなかったわけです。しかも、最後は特攻攻撃がアメリカ軍を脅かしたわけです。
特攻隊なんてのはあんな無意味な戦いだったんじゃないか」っておっしゃる方も、昔からいたんですけれども、なんと日本の14%以上の特攻機がアメリカの艦船に被害を与えた。まさに命がけで、命を捨てて向かってきたわけです。これは白人の国。ましてキリスト教文化の国では考えられない。
アメリカ兵の中には、その日本軍の特攻攻撃に対して驚嘆したり、あるいは感心をしたり、中には涙を流す米兵もいた。

「この頑強さは何なんだ」と。
そして、「二度と日本が戦争に立ち上がらないようにするためにどうするか」。
方法はたった1つだと考えたわけです。
それは、日本人に「お前たちの民族は本当にあの戦争で悪いことをしたんだ」という思いを植え付けて、二度と戦争しない国にしようとしたわけです。
もちろん、それが間違いではないと思うんですね。戦争を起こすことなんていいわけではない。
しかし、アメリカはそのためにとってはいけない政策をとった。
それは日本の過去の歴史の全否定
あるいは日本の教育を根底から変えること。
そのことによって、日本人の精神の根底。
つまり、負けず嫌いであったり、
正しいことをしようと常に考える国民性であったり、
何か任務を任されれば、自分の命に変えてでもそれを完遂しようとする、そういった国民性を何とかスポイル(役に立たなく)しなければならないと考えたわけです。
そのためにとった政策が「日本の過去の歴史の全否定」でありましたし、日本を支えていた「他の国の民族ができた事は私たちにもできる」なぜなら「自分たちは日本人だからじゃないか」
この「日本人だから」というのを抜こうとしたわけです。
ですから、
日本が世界を征服しようとしたその企みによってあの戦争は起こり、すべての元凶は日本人なんだということを終戦直後から盛んに宣伝戦を行ったわけです。
その結果、一番影響を受けたのは教育者でした。

「未来のための歴史教科書」より

この動画の冒頭10分のお話はこんなお話です。

(このあと、もっともっと食い込んだお話が出てきます。私も書きづらいようなお話がでてきます。でも、事実なんです。ですから、ぜひ、本編を観て欲しいんです。)

このヒダツーでも、何度もこの手のお話をしていますので「またその話ですか?」と思う方もいるかもしれませんが・・・

(きっと、そんな方はもう読者ではありませんね(笑))

ちゃぁ~んと歴史を学んでいくと、ホント芳直師匠のいう通りなんです。

大愚和尚もYoutubeの中で言ってました。

「戦前まで教科書に載っていた『志』という言葉が消され、代わりに広められたのが『夢』という言葉です」と。

「夢」と「志」の違いは主語が違うんですと芳直師匠に教えて頂きました。

「夢」の主語は「自分」です。
「自分がこうなりたい!」
「自分があぁなりたい!」です。

「志」の主語は「自分以外のなにか」です。この「自分以外のなにか」というのはその多くが「この国」です。

「この国にこうなってほしい」
「この国のためにこうしたい」

これを「志」といいます。

もちろん、「がよくてはダメです」なんてそんな話をしているんじゃないんです。

私が小学校の頃、先生は毎日のように言っていました。

「君たちはいい時代に生まれた。
これからは、自分がやりたいことをやれる時代なんだ。あの戦争のときはそんなことは許されなかったんだ。みんな国のために仕方なく、やりたくもないことをやらされていたんだ。でも、君たちは自分がやりたいことができる。個性を大事に夢をもって生きて行きなさい!」

毎日のように言われました。

これだけ聞いていれば
「いい時代に生まれた」って思えましたよ。

でも、これと同時に「日本は悪いことをした国」と教えられました。

もちろん、すべて正しいなんて思ってませんよ。そりゃ、間違ったこともしたでしょう。でもそれは、広島、長崎に原爆を落とされ何十万人も殺されても「仕方ないですよね」って言わなくてはいけないような間違いだったんでしょうか?

例えば、あなたがなにか悪いことをしたとして、あなたの大事な家族が殺されても「私が悪かったので仕方ありません」ってそんなふうに思えます?

冷静に考えたらわかる話です。

だから「教育の力」というのはコワいんです。80年間、そんな教育を日本人は受けてきたんです。

結果、どうなりました?
世界でも稀に見る若者の自殺率の高い国になりました。

「国のことより自分のことを大切に生きて行きなさい」と80年間教えられてきた結果がこれだけの自殺を生む国になってしまいました。

・・・と、私は思っているんです。

もちろん、いろいろと他にも理由はあると思いますよ。

でも、「自分のことだけ」を考えて生きて行くとどんどん不幸になっていきません?

だって「自分のことだけ」を考えている人に魅力を感じますか?
どんどん、人が離れていきます。
どんどん不幸になっていきます。

だから、親が教えなくてはいけないことは「自分も大事だけど、他の人も、この国も大事」ってことだと思うんです。

そのためには
「あなたは良い国に生まれた」ということをちゃ~んと教えてあげないといけませんよね。

あっ、日本が「大東亜戦争」という名前をつけたのは、東アジアと東南アジアの植民地からの解放という大義名分があったからです。

それまで、日本とタイ以外はすべて欧米諸国の植民地だったんです。
その植民地を解放するための戦いだったんです。

結果、その大義は見事に果たされたんです。東南アジアの国々の中には日本に感謝してくれている国がたくさんあります。

だからと言って、「だから、あの戦争は良かったんだ」なんて言うつもりはまったくないですよ。

戦争なんてない方がいいに決まってます。

ただ、たくさんの先人たちが命がけで戦って、たくさんの方が犠牲になったあの大東亜戦争をすべて日本だけが悪かったんだ・・・というのは、あまりに酷すぎます。

あのとき、日本が戦わなかったらいまだに東南アジアの国々は欧米の植民地だったかもしれないんです。

でも、アメリカは日本に大義名分を与えた「大東亜戦争」という名前を使わせるわけにはいかなかったんです。

今日は冒頭10分のお話だけですがぜひ、子ども達、若者、その前に親や大人がこの動画をフルバージョンで観て欲しいです。正しい歴史を教えてあげて欲しいんです。

「未来のための歴史教科書」冒頭10分特別動画

フルバージョン購入はコチラです↓
http://syw.shop-pro.jp/?pid=178351477
ちょっと高いですよ。高いですけど、家族、社員、学校でみんなで観たら安いものです。だって「良い国に生まれた!」って思えたらメチャメチャ幸せじゃないですか。

あっ、もう一つありました!
今日のヒダツーにピッタリの紹介なんです。

毎年、この時期に
舞台「流れる雲よ」の紹介をしていますが
(こんな舞台です↓)

(私とカンタの感想です↓)

この「流れる雲よ」の続編が映画になったんです。松本に8/24来ます。
全国で上映会があるようですので、お近くの上映会に行って下さい!
(ヒダカズ、このあと急用が入らなければ行く予定です。)

映画「消せない約束」

松本会場は8/24(土)
昼の部:13:00
夜の部:16:30
会 場:長野県松本市波田文化センター
大 人:2000円
学 生:1000円
チケット購入はコチラ↓

さぁ、久しぶりの我武者羅應援團メディア出演情報です!

来週29日月曜日朝8:15~のNHK「あさイチ」に我武者羅應援團が出演します!

先日も芸人のスギちゃんが応援してもらったようです。

スギちゃん、ウエジョビのあの動画を観てくれていたみたいです。

ホント最後です。
来週火曜日7/30、ちょっと早起きして長野に来ませんか?ヒダカズ、ちょっとだけ話します。

【一般参加可能なヒダカズ講演】

■7/30(火)長野市アークスセンター(長野アークス)5階大会議室/朝6:00~7:00/入場無料/長野市倫理法人会

■9/27(金)長野県千曲市/13:30~15:00/千曲市 戸倉創造館大ホール/入場有料(「いきいき創造学級」全10回で1,000円。比田井和孝の講演は全10回のうちの1回)/戸倉公民館 026-275-1490
togura-pc@city.chikuma.lg.jp

■11/7(木)長野県上田市/14:30~15:30/上田市真田町 真田中学校体育館/入場有料/真田中学校PTA(教頭 後藤先生 0268-72-2023)

いのちの授業 第20回記念大会
日 時:10/14(祝)12:30~16:30予定
会 場:ウインクあいち 小ホール1(名古屋市名古屋駅徒歩8分)
定 員:200名
(オンライン=Zoom定員300名)
テーマ:「いのちを幸せをみつめて」
講師
水谷もりひと(日本講演新聞編集長)
比田井和孝(上田情報ビジネス専門学校副校長)
佐々木美和(チャイルド・ライフ・スペシャリスト)
鈴木中人(いのちをバトンタッチする会)
コメンテーター=志賀内泰弘(作家)
ミニ音楽=北村遥明(虹天塾近江)
入場料:学生500、一般2500円、当日券3000円(会場のみ)

チケット購入はコチラ↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScYluOxJDpaG2LpeCceXE8ItXXXzhjvoJMU4eX8FR1paSQBuA/viewform

【第19回 ココロの授業 講演会】
日 時:2024年10月26日(土)
    12:30~16:00
ゲスト:木下晴弘師匠
会 場:サントミューゼ 大ホール
※ご予約はコチラ↓
https://forms.gle/nHjfbKicLpSvMefD9

以上、比田井通信でした!


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