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比田井通信 第838号「ココロの授業講演会」大成功!

10/28の「第18回ココロの授業講演会」が無事に終わりました!
当日来て下さった皆さん、ありがとうございました!

ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

あの雰囲気は久しぶりですね。
やっぱり「ココロの授業講演会」はあぁじゃないとね!と思いました。
4年ぶりに「全国の皆様、どうぞ!」って言えたんです。
去年の喜多川泰さんのときも、

ミリオンセラー作家 喜多川泰氏

一昨年の白石康次郎さんのときも

海洋冒険家 白石康次郎氏

長野県内の皆様限定」でしたからね。
「県外の皆様はYoutubeで観てくださいね!」でしたからね。
確かにYoutubeで観られたら交通費もかかりませんし、移動しなくてもいいですし…、とにかくラクチンですよね。
主催する方も、参加する人が少ないとラクチンなんです。
でも佐藤芳直師匠が言っています。

「デジタルは便利だが、つまらない」と。

それは昨日、久しぶりに会場に来て下さった皆さんは
よぉ~くわかると思います。
去年、一昨年、Youtubeで喜多川さんや白石さんの講演を聴いて…
面白いんですよ、面白いし、勉強になるんです。
でも・・・リアルでライブは全然違うんです。

とはいえ、来たくても来ることができなかった皆さんも
たくさんいますよね。
まず、ヒダカズトークだけはヒダツー読者の皆様には
いち早くお観せします。
【今日のこの日は2007年に決まっていました】

まずは、これを観て頂くとこの後のお話がもっと面白くなります。
あっ、白井さんの動画はありませんからね。
この後、500本の講演が決まっている白井さんの講演の動画を
ここでアップしてしまったら、これはもう大変なことになってしまいますので白井さんの動画はご勘弁ください。

あっ、ヒダカズトークの中で遠未真幸さん(武藤正幸さん)の
「おかげで死ぬのが楽しみになった」のお話をしたのですが

嬉しかったのはその後、100冊完売したんです!
サイン会もこんな行列です!

遠未真幸さんサイン会(大行列でした!)

これはホント嬉しかったです!
やっぱり、私も大好きな第一章の周(あまね)君のお話は
みなさんのココロを動かしたんですね。
どんなお話かまだ知らない方は上の動画、ぜひ見てください!

白井一幸さんのWBCのお話

白井一幸氏

さて、白井一幸さんのお話ですが、
ほんっとに良かったです!
あのWBCを食い入るように観ていた私にとって
あのお話はホント最高でした。

4年前に東御市で白井さんのお話を
木下晴弘師匠と美恵先生と一緒に聞いたときにも
意識してできることを全力でやる」ことの大切さを話してくれました。

ヘッドコーチを務めた白井さんは観ている人に感動を与えるために
「侍ジャパンは全力で走ろう!」と伝えたました。
その「全力疾走」を最初に体現したのが、あのヌートバー選手でした。

ちなみに、ヌートバー選手のことを
知っていた人ってどれだけいたんでしょうね。
初めてのスタッフミーティングで栗山監督が
ヌートバー選手を侍ジャパンに選ぼうと思う」と言ったときに
白井さん、「それ誰ですか?」って聞いたそうです(笑)
白井さんも知らなかった選手だったそうです。
すると栗山さんは
「カージナルスの若手で将来性豊かな選手なんだ!」って言うんです。
白井さんはココロの中で
「将来性より、今、実力がある選手の方がいいよね」と思ったそうです。
そりゃ、そうですよね。
大事なWBCの短期決戦で必要なのは「将来性」より「今の実力」ですよね。

そんなヌートバー選手が私たちのココロを一気に鷲掴みにしたのは初戦の中国戦の事です。

ヌートバー選手がファーストゴロを打ったんです。
ファーストゴロというのは基本、ファーストが捕ったら終わりです。
サードやショートだったら捕った後、ファーストに投げなければいけません。ミスがでる可能性もあります。でもファーストゴロはほぼ捕ったら終わりなんです。
だから、ファーストゴロで全力疾走ができる選手ってほとんどいないそうです。
ヌートバー選手は一歩目から全力で走るんです。
物凄い勢いだったそうです。

中国のファーストの選手は
平凡なゴロなのに物凄い勢いでヌートバー選手が
走ってくるんです。

当然、目が行きます。
気になります。
ドキドキします。

なんと、その平凡なゴロを
捕り損ねてしまうんです。

それでも、すぐに拾えばアウトになるんです。
でも、ヌートバー選手のあまりの勢いにそのボールが手につかず、セーフになりました。

私、「そんなシーンあったっけ?」と思ってYoutubeで探しました。
ありました。下の動画の1分21秒です。

ホントにヌートバー選手、一歩目から本気です。
彼の本気さが運を呼び寄せたんです。
しかも、7回にもファーストゴロで出塁しています。(1分45秒)
完全に1塁手ビビってます。まさしく運を引き寄せるプレーですね。

このプレーで試合の流れが変わって
終わってみれば8対1で快勝だったそうです。
驚いたのは日本人のチームメイトです。
「メジャーリーガーがあんなにファーストゴロで全力で走るの!?」
「ヌートバーだけに走らせちゃだめだよね!」
「俺たちも全力で走ろうぜ!」

そんな空気になったんです。

ところが、白井さんが言うんです。
「全力、全力ってずっと言っていましたが、
 実は本当の意味での全力は尽くすことができていませんでした」
って言うんです。

初戦の中国戦、実力はどう見ても侍ジャパンの方が上です。
侍ジャパンの雰囲気としては
まぁ、余裕でしょう」という空気があったそうです。
よかったね、初戦は中国で!」そんな空気なんです。
結果は8対1で勝ちましたが、
途中まで実力差があるのに苦戦していたんです。

それが決定的だったのは3戦目のチェコ戦です。
チェコの選手はみんな本職があるんです。
学校の先生だったり、弁護士だったり
お医者さんだったり、経営者や消防士もいたんです。
野球だけやっていた選手じゃないんです。

だから、こんな声が上がっていたそうです。
3戦目、チェコでよかったね。
 疲れも溜まってきてるから4戦目は
 オーストラリアで大事な試合。
 5戦目はアメリカ行きを賭けた大事な試合。
 だから今日はコールドで早く終わって
 体力、温存していこうじゃないか。
 しかも、今日は佐々木朗希だぜ。
 俺達でも打てない佐々木をあのチェコが打てるわけがない。
 今日は完全試合かも・・・

そんな雰囲気なんです。

そして、試合が始まります。
1番バッターが佐々木朗希選手の160キロを
チップします。

当たった。結構やるね

2番バッターはレフト線にツーベースです。
「前に飛んだよ…ヒットだよ。凄いね。」

ストレートを打たれた佐々木選手は
フォークボールを使いました。
最初はフォークに当たらなかったのが
だんだん、フォークにも当たるようになってきたんです。

ベンチの空気が変わってきます。
あいつら、凄いね。必死だよね。
 くらいついてきてるよね・・・
 向かってきてるよね・・・
 俺たち『全力!全力!』って言ってるけど
 ただ、言ってるだけだよね。
 あんなに気持ち込めてやってる?俺たち。

佐々木投手もストレートも打たれ
フォークも当たるようになり、
仕方なくインコースを使うしかなくなって
厳しいインコースを投げたら
あの162キロのデッドボールです。
膝にあたったんです。

普通、プレーできないです。
でも、あの選手は立ち上がったんです。
立っただけでも凄いのに
ファーストに歩いていきました。
さらには、ライトのポールに向かって
全力疾走したんです。

「あの足で走ったよ・・・、あいつ凄いね!」

気が付いたら日本のベンチ、みんな立ち上がって
拍手していたそうです。
https://youtu.be/L0EISLAiQHA?si=uiC1yCMjMhpg1jgY

このとき、侍ジャパンンはチェコの選手に
「全力」ということはどういうことなのか
気づかせてもらったんです。

試合終了後、侍ジャパンの選手は
お客さんに挨拶をしたあと、
チェコのベンチに向かって拍手を贈りました。

白井さんはこの瞬間に
「侍ジャパンがまさに、侍になった。そして、
 世界一になれると確信した」
と言っていました。

「侍」は戦った相手に対して「敬意」を払うことができる。
それが「侍」だということです。

そういう意味ではチェコに
本当の「侍」にさせてもらったということです。

そのお話を聞いて、
翌日に佐々木朗希選手がデッドボールをしてしまった選手のホテルに
お菓子を山ほど買ってお詫びに持って行ったニュースありましたよね。
あれ、もちろん「お詫び」の気持ちも大きかったと思いますが
「敬意」の気持ちが大きかったんだと確信しました。

あのチェコ戦がなかったら
侍ジャパンの世界一は
なかったかもしれないというお話でした。

私、WBCはずっと観てたんです。でも、白井さんのお話を聴いて改めてヌートバー選手の全力疾走、チェコの選手の全力疾走の動画を観て鳥肌が立ちました。

あの時はそこまで感じることはできませんでした。

まさにあの現場で感じたことを
直接、白井さんに聴くことができて
「全力」でやることの大切さを教えて頂きました。

今回、聴くことができなかったみなさんに朗報です。
来年3月に白井さん、また上田に来ます!
あの小相澤副市長が動きました。
詳しい日程が公開されましたら、
このヒダツーでもお知らせしますね。
ぜひ、白井さんのお話、ライブで聴いてほしいです。

あっ、4年ぶりに復活した「前説動画」もどうぞご覧ください↓

■今週の【ヒダカズのココロの授業 講演編】は
「主導権を握る」のお話です。

■■【信州大愚塾withヒダカズ】のお知らせ希望■■■
日 程:2024.4.13(土)多分13:00スタート
会 場:上田市サントミューゼ小ホール
定 員:200名
参 加:有料(金額はまだ決まっていません)
※ヒダカズ個人の主催です。
詳しいことが決まりましたら、お知らせいたします。
(まだ申込ではありませんのでご安心ください)
下記フォームに登録して下さった方に
いろんなことが決まり次第、お知らせします↓

■■FM長野「ヒダカズのココロの授業」■■■
【大愚和尚と渋谷でトーク&サイン会】(2023.7.5放送)
大愚和尚と渋谷でやったトーク&サイン会で面白いお話聴きました。

※ラジオのバックナンバーはコチラ↓

■■一般参加可能なヒダカズ講演■■■
■R5/11/11(土)長野県佐久市/14:00~15:30/野沢小学校/入場無料/野沢小学校教頭 土屋先生 0267-62-0109
■R5/12/2(土)長野県飯山市/14:50~16:40/飯山文化交流館なちゅら/入場 15歳以上3,000円 15歳以下1,000円(中学生まで)
詳しくはコチラ↓





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