信州大愚塾通信 第22号(当日の「お手伝い」について)
今日は信州大愚塾に対する私の思いを聴いて下さい。
本当に有難いことに、私が「信州大愚塾をやります!」と言ったとき
「お手伝いします!」
「ぜひ、お手伝いさせてください!」
という声をたくさん頂きました。
今回「第二回をやります!」と発表した際にも
同じように
「なんでもやります!」
と言って下さった方がたくさんいらっしゃいます。
ホントに有難いことです。
ちなみに前回の信州大愚塾では
最初ということもあり、
私、個人として講演会を主催するのも初めてでしたし・・・
一世一代の「開塾宣言!」をしなくてはならず、
ライブ「一問一答」もステージに立ちますし…
当日の運営にはほとんど関わることができないものですから、
どうしたものか・・・と思案していた頃にあの方に出会ってしまったんです。
そうです。スノハラさんです。
ある講演会場に来て下さって、こんな感じで写真を撮ったんです。
前回の信州大愚塾でスノハラさんを見かけた方はもうお分かりですよね。
そのエネルギッシュなオーラが半端ないんです。
名刺交換をしてちょっとお話をすると、
講演会の主催を何度もされているそうでした。
しかも、
「ボランティアスタッフ、いつでもしますので言って下さい!」なんて言って下さったんです。
渡りに船とはこのことです。
わたし、「この人しかいない!」と思いまして
スノハラさんに当日の運営のすべてをお願いしました。
いわゆる丸投げです(笑)
スタッフの募集からなにから、す・べ・てです。
私は勝手に「チーム スノハラ」と名付けました。
で・・・、迎えた当日。「チーム スノハラ」のみなさんの働きぶりがホントに素晴らしかったんです。
えぇ~!そこまでしてくださるんですかぁ~!という仕事ぶりでした。
あっ、今日は「チーム スノハラ」のみなさんの素晴らしさを伝えたくて書いているのではなかったのですが、書き始めたら、当日のことを思い出してしまってすみません。とにかく素晴らしかったんです。
大愚和尚もべた褒めでした。
さて、今日お伝えしたいのは
「チーム スノハラの皆さんが素晴らしすぎるので、次回もチーム スノハラの皆さんにお願いするのでお手伝いは大丈夫です。」
という話ではないんです。
実は先日、「第2回 信州大愚塾」の件でスノハラさんにお会いして私からお願いしたのは・・・
「将来的に、信州大愚塾の運営スタッフはゼロにしたいと考えています」
ということなんです。
これはどういうことかと言いますと、
下の動画の後半にも話していますが、
「お客様気分ではお越しにならないでください」とお願いしています。
信州大愚塾はその名の通り「塾」なんですね。
いまどきの学習塾がどうなのかは分かりませんが、もしかすると子ども達を「お客様扱い」をしている塾がもあるかもしれません。
私がイメージしているのは幕末、長州藩の萩にあった松下村塾です。
吉田松陰がたったの1年と1ヶ月だけ、近所の若者たちにいろんなことを教えたそうです。諸説ありますが、たった79人の若者です。
なんと、その79名の若者たちの中から高杉晋作、久坂玄瑞、桂小五郎(のちの木戸孝允)、伊藤博文、山県有朋という錚々たるメンバーが育ちます。
ご存知、伊藤博文は初代総理大臣。山県有朋は3代目の総理大臣です。
それ以外にも大臣を務めた塾生が何人もでます。
ちなみに長野県出身の総理大臣はたった一人です。
なのに、たった79人しかいなかった松下村塾から2人も総理大臣がでているんです。大学の創立者もでています。
あの時代にヨーロッパに留学する塾生が何人もでるんです。
あの時代というのは、地球儀すら見たことがない人がほとんどだったと思うんです。「よーろっぱってどこ?」「どんな言葉を話しているの?」という時代です。それこそ命がけで日本のために行ったんです。
さらに言うと、先生である吉田松陰の指示で、塾生たちが行動したんじゃないんですよ。吉田松陰は29歳で処刑されて死んでしまいます。その罪は「黒船に乗ってアメリカに行こうとした」罪です。鎖国をしていた当時の日本にとってこれは大罪です。
塾生たちが活躍したのは、塾長である吉田松陰がこの世にいなくなってからのことなんです。まさに、奇跡の塾です。
あっ、ダメ押しをもう一つ。
この松下村塾、難しい試験をして優秀な若者を全国から集めたわけじゃないですからね。近所の若者たちに「学びたければ誰でもいいぞぉ~」と言って集まった若者たちです。
さらに、79名もいれば優秀な子もいればそうではない子もいたでしょう。
もっとも優秀だったのは高杉晋作、久坂玄瑞の二人です。双璧と言われていました。
この二人、明治維新の最中に命を落としています。高杉晋作は病死。久坂玄瑞は戦死です。双璧の二人だけじゃないですよ。優秀だった塾生の上位半分ぐらいは明治になるまえに命を落としています。(諸説あるとおもいますが…)
つまり、79名のうち下から半分ぐらいの若者たちが、その後の日本の礎を築く活躍をしたということです。生き残った若者たちが、勝手に行動したんです。
なぜ、そんなことができたのか・・・
それは塾長である吉田松陰が塾生たちを
お客様扱いしなかったからです。
そりゃそうです。吉田松陰が塾生をお客様扱いなんてしていたら、吉田松陰が死んでしまったらもう終わりです。自分一人では考えることも行動することもできません。
信州大愚塾をそんな塾にするつもりはございません。
大愚和尚がそこに居ても居なくても
大愚和尚に学んだことを、日々の生活の中で生かして、
幸せな人生を歩むことができる人に、
私も含めて、みんなでなろうじゃありませんか!
信州大愚塾はそんな塾を目指しています。
ですので、信州大愚塾は当日会場にいらっしゃる皆様のことをお客様扱いはいたしません。
お客様扱いはしませんが、
最大限の敬意
を持って接します。
ただ、これはお互いのことですよね。
さて、
「このお話と、将来スタッフをゼロにする話となにか関係があるんですか?」
と思いますか?
大ありです。
当日会場にいらっしゃる皆様は
信州大愚塾の塾生ですから…
いちいち、受付で
「はい、どうぞぉ~、こちらですぅ~」なんて
案内は必要ないですよね。
もう席は決まっていますから、
勝手に自分の席に座って下さい。
同じ仲間の塾生のみなさんに
チケットの確認なんてする必要あるんですか?
大愚和尚に学ぼうと集まる方でズルをして
チケットも買わずに来る人なんて居るわけないですよね。
(ご自分の席を確認するためにチケット忘れずにお持ちくださいね)
物販だって無人販売でいいんじゃないですか(笑)
(この辺はスノハラさんと相談しますね)
どうですか?
スタッフゼロも夢じゃないですよね。
あっ、えっとですね・・・
スタッフゼロという意味は
別の言い方をすると・・・
全員がスタッフ
ということです。
周りに困っている方がいらっしゃったら
「なにかお困りですか?」って声をかけますよね。
スタッフですから、そりゃ、
スタッフレベルの挨拶を心掛けますよね。
スタッフですから、そりゃ、
「ヒダカズさんの話がイマイチだけど、
ここはスタッフとして温かい目で見守って
少しでもヒダカズさんに気持ちよくしゃべってもらいたい」
って思いますよね(笑)
すみません、私、かなり調子に乗ってますよね(笑)
主催者ということで、お許しくださいm(__)m
いやぁ~、私、前回の信州大愚塾でホントに驚いたんです。
やっぱり、大愚和尚の話を聴きたい!って言ってお金を払って来て下さる皆さんが創る空気感ってホント凄いなぁ~って思ったんです。
だから、こんなに調子に乗せて頂いています。
話を戻しますね。
そんな思いでスノハラさんに
「将来、スタッフをゼロにしたいんです」とお伝えしました。
ただ、私もちゃんと現実的なことも考えています。
「将来はゼロを目指そうと思っているのですが、
現実的には前回の半分でどうでしょうか?」とお伺いを立てました。
結局ですね、たくさんスタッフの方をお願いすると
そのスタッフの方々はスタッフとしての役割があるので、
あの大愚和尚のお話を集中して聴けないんです。
それが申し訳ないんです。
スノハラさんには申し訳ないのですが
次回もスタッフリーダーとしての役割をお願いしました。
息子は将来、スノハラさんのような見事な仕事ができる人間になってほしくてスタッフ副リーダーを任せようと思っています。
なにかあったら「カンタ君!教えて!」と声をかけて下さい。
ということで、
ホントになが~くなってしまいましたが、
私がお伝えしたかったのは
当日は
心のスタッフTシャツを身にまとってお越しください!
お手伝いはどうぞ勝手にお願いしますm(__)m
この「勝手に」という意味は
大愚和尚がいつも仰る「巧みに」という意味です。
この巧みにというのが難しいのですが
その辺は、開催が近くなったらこのタイツーにて
共有しましょう。
ホント、調子に乗ってしまって、
言いたいことを言いたい放題、書いてしまったので、もしも、
「なぁ~んか、思っていたのと違うなぁ~。めんどくさくなっちゃったなぁ~。チケット買わなきゃよかった~」
という方がいらっしゃったら・・・
「チケット代をお返しします」・・・・
と書こうと思ったのですが、やっぱりやめます。
これも何かの縁だと思ってお越しください(笑)
ぜひ、笑顔でお越しください!
ホントに長くなってすみませんm(__)m
最後まで読んで頂いてありがとうございます!!!