さらばレクサス
ビジネスが好調な時は、IORI STAYの送迎用にレクサスを保有していました。
インバウンド顧客が大半だったIORI STAYでは、ゲストの体験価値を高めるために、ローカルで調達できないものは、国内ブランドのものにしたいという思いがあり、レクサスで送迎していました。
町家に滞在することだけでなく、駅に着いてから非日常体験は始まり、駅まで送り届けるまでが体験だとの思いからでした。
しかし、コロナ禍で維持することが難しくなり売却することに。
2020年4月以降の売上ゼロからの低空飛行は、宿の閉鎖や資産を手放したりと、僕にとっては手足が少しずついうことをきかなくなり、もがれていくような感覚でした。
withコロナで厳しい状況が今も容赦なく続いているので、レクサスも手放して、最近はなるべく徒歩生活に切り替えています。
今日はそんなレクサス114号に関する、どうでもいい話を書きたいと思います。
昨年ATMでお金を引き出そうとしたら、残高がないとスクリーンに言われました。役員報酬は2020年2月から払っていないのですが、外食しまくっていたら、個人の貯金残高が数百円になっていたのです。
その時はさすがに心がざわついて見て見ぬふりをしたのですが、
数日後に、
「あれっ、もしも残高が114円だったら、人生のネタとしてめちゃくちゃイイヨかも?」
と思って再度残高を確認したんですね。(会社名はHIDAIIYO(イイヨ=114)なので、114はラッキーナンバーなのです。社用車のナンバープレートはすべて飛騨1114です(笑))
結果、数百円と思っていた残高は186円だったんですけど、10万円増えているではありませんか!
まさに狐につままれたようか気分とはこのこと。
いったい何が起こったのだろう?
と調べてみると、保険会社からの振り込みでした。
保険屋さんに電話したところ、すぐに判明。
なんと、
数ヶ月前に一旦停止を無視した車に突っ込まれた時の見舞い金だったのです。
貯金が底をついた直後の10万円サプライズに喜び、
いやいや何かの間違いでは?と疑う気持ちが芽生えたあと、
自分のお金だとわかって「まじでー!忘れとった!ラッキー!」と喜んだけれど、
自分の心身が犠牲になった対価とも言えるお金だったということが喜びをじわじわと消し去り、
最後なぜかめちゃ笑った。
飛騨信用組合古川支店のATM前でひとりワロタ。
この感情をいまだに言語化できていません笑
どうでもいい話をしてしまいましたが、
114号には一旦停止を無視した車が2度突っ込んできましたが(コロナ禍に2年連続!)、頑丈なボディは僕を守ってくれてほぼ無傷。
さらに貯金が底をついた段階でサプライズ入金までしてくれたので、
どちらかというと、感謝しているという話でした!
話の内容的にそれ笑い話なの?と思う人もいるかもしれませんが、楽しくやっています。
人生は振り返ると学びの宝庫でしかありません。
自分次第で学びや笑いのネタに転換できると信じて過ごしていると、危機的状態でも気持ちを維持できるような気がします。
僕のキャリアは、新卒外資金融入社直後のサブプライム、リーマンショック、欧州危機、そしてインバウンド事業に特化している中でコロナショックと、すべてのキャリアにおいて、危機のど真ん中で直撃を食らってきた人生なので、ほんとうに色々ありすぎて飽きません!
まったく落ち着きません!
きっとそういうセンスの持ち主なのでしょう(笑)
でも楽しくやっています。
というわけで、
さらばレクサス!