『Ollie over any obstacle』
昨日のスケートボードセッションで浮かんだ言葉。
スケボーやったことある人はわかるんだけど、一番最初に学ぶトリック『Ollie(オーリー)』がめちゃくちゃ難しくて、マスターするのに時間がかかる。
すべてのスケーターが小さな物を飛び越えるところから始めて、二つの赤コーンを横にして少しずつ高さを上げていって、縦にコーンを飛べるようになるのを夢見る。
個人差はあるけど、赤コーンを縦にして飛べるようになるのに半年ぐらい、人によっては2年ぐらいかかったりすると思う。
オーリーの上達にも波があって、急に高さが出なくなったり、どれだけ練習しても飛べなかったりする日がずっと続く。でもあきらめずに飛び続けると、ある日突然高さがでて一つ壁を超える瞬間がある。
その瞬間を積み重ねた結果、縦コーンとかもう無理!と何度もあきらめかけていたスケーター達が、その壁を超える日がくる。僕も縦コーンを飛べるようになった時は本当に嬉しかったし、周りも一緒に喜んでくれた感覚を覚えている。
最近ラップの歌詞を書いていたら、そんな昔を思い出したりしていた。
そして昨日は縦コーンオーリーを取り戻すのを目標に、オーリーだけを練習しようと決めた。
縦コーンオーリーを久しぶりにMakeできた時、鈍い達成感というか感慨深いものを感じた。
かつてあったスケートボードへの情熱が消えてしまったことは問題ではなかった。
スケートボードは僕にとってメタファーであって、人生へのスタンスへとつながっていると気付いた。
時間をかけて少しずつ積み重ねて獲得したものや、自分が広げてきた世界は、時間が経っても自分の中にあるんだ。
繰り返しの日々が嫌になること、上手くいかなくて怒りや焦りを感じること、自己嫌悪に陥ること。
人生でやってくるあらゆる壁の前で立ち止まってしまうことは、これからもあるだろう。
不安にかられる日があってもいい。立ち止まっていいし、休んでもいい。偽りの自分で過ごす日々があってもいい。
いつかまた自分らしく飛ぶ勇気を持てた時、その時飛べばいい。
たとえ乗り越えられない壁だと思っても、立ち止まる時間があったとしても、オーリーすることをあきらめない。
Ollie over any obstacle.
#イイヨ
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